太刀川英輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
賛美両論ありすぎて批判書まで出た後に、専門学術家のフォロー付きで出された書。
正直、本屋で見つけたときは当たりに久しぶりに出会ったとまで思った。内容的には進化を体系化(ここが専門分野からは浅い、間違っているなどで批判)し、方法論として昇華するという60年代の建築家の方法論が流行った時期と似たようなスタンス。メタファーやアナロジーというよくわかるようなわからないような言葉で語るスタンスは、本質なのかただの考えすぎなのかは人それぞれだが、言ってる方は気持ちいいと思う。
その時のスタンスで、かつ本としてのデザイン的にも内容的にも「デザインの方法論として」こういうものを書きたかったんだろうな、という