エリー・アレグザンダーのレビュー一覧
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クリスマスイルミネーションが街に飾り付けられ、クリスマスメニューが溢れて雪も降りそうな雰囲気。まだ秋の景色が残り冬のイルミネーションが混ざり合う微妙な季節の移り変わりが絶妙。風景描写が秀逸で地元愛が伝わる。ごはんの書き方も良くて、香りや視覚的な表現や歯触りを丁寧に買いてくれてるのでワクワクする。
ミステリというよりは、レブンワースの魅力と主人公の過去にまつわる真相が気になるシリーズ。
孤独に慣れた過去から愛する家族を得て、夫の浮気により家族とのつながりを整理しようとする主人公が、今作で新たに女性の友情を感じてるのがまたよい。コージーミステリには、理解ある友人は絶対必要。
過去の真相にいよいよ迫ってきたのに、翻訳がされてないのが辛い。面白いんだけどなぁー。 -
Posted by ブクログ
オクトーバーフェスト!!楽しそう〜!
パレードに樽の開栓、音楽フェス、屋台とビール!
表通りから少し離れたところにあるニトロは落ち着いてるけど、フルで協賛してるデアケラーはてんてこまいなんだろうなぁ!
街の雰囲気が秋一色で、しかもお祭り騒ぎが楽しい。レブンワースに行ってみたい。空気感や心から秋を楽しんでる主人公の姿は日本人と遜色ない。「ここ以外に住みたいって思える?」
ミステリの方は、小さな街の情報が主人公の元に集まったり渦中の人物が主人公に接近するので大枠は読者に提示されるものの、主人公は全然推理しない。当てずっぽうで人を疑っちゃいけないよー。
お仕事小説としてはすごくたくましい美女が、タイプのちがうイケメンたち(息子も含む!)とビール製法を論じたり実験したりが楽しい。
何もないところから少ない軍資金でどんどん店を改装して行く感じもワクワクする。
オクトーバーフェストが終わったらクリスマスイベントが始まるので、旅行に行った気分で楽しめる。 -
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女性ビール職人のスローンの住むビールの町レブンワースは、オクトーバーフェストの準備の真っ最中。そこへ、お祭りのドキュメンタリー映画を撮る一行が現れる。スローンは進行役の俳優は、わがままでちょっと困り者だと感じていたが、その俳優が殺されてしまう。犯人は?
前作から続いて又もや殺人事件。殺人事件とは無縁の町だったはずが、立て続けに起こる殺人。やれやれであるが、オクトーバーフェストは、にぎやかに始まり、スローンは犯人を推理しながらも、パートナーとブルワリーを開ける。
スローン自身の生い立ち探しも始まりそうで、このシリーズは、もうしばらく続きそう。
ああ、米国レブンワースでなくてもいい、今年も日本国内のオクトーバーフェストが開催されることを祈ろう。 -
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両親を知らず里親を転々として育ったスローンは、ビールで有名な町レブンワースのビール職人マックと結婚し、マックの両親・弟に息子と、人生初の家族に囲まれ、両親の経営するブルワリーで幸せに過ごしていた。が、マックが店の若いウェイトレスと浮気している現場を目撃してしまう。弁解し許しを請う夫を家から追い出し、弟が紹介してくれた町に新しくできるブルワリーで働き始める。都会からやってきた新しい店主ともうまくいき、いよいよお店は開店。まずまずの評判とほっとしたのもつかのま、なんとお店のビールタンクで町のビール職人の死体を発見してしまう!
信頼できるマックの両親と弟、ちょっと困った君のマック、人物設定がよくできていて、どんどん読み進んでしまう。そして、スローンの作るデザートやつまみがおいしそう!その上、とにかくビールがおいしそう!!
ああ、青空の下で冷た~いビールが飲みたい!! -
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エリー・アレグザンダーのビール職人シリーズ第一弾!
アメリカにある実在の町レブンワースを舞台にしたコージーミステリです。
ビール職人の主人公の仕事を通して、ビールの醸造工程やフードペアリングなど、
ビールについての知識が深まります。
ビール好きにはたまらない、ビールまみれのミステリです。
主人公の人生の葛藤の部分も丁寧に描かれていて、
人間ドラマとしても濃い内容になっています。
◇おすすめポイント
・ビールに関する豆知識が豊富
・ブルワリーの経営に関する情報も豊富
・人生の困難に立ち向かう主人公の姿
◇こんな方におすすめ!
・クラフトビールが好き
・ビールの醸造工程に興味がある
・もっとビールを楽しみたい -
Posted by ブクログ
ビールが題材なことに惹かれて手に取った。
原題の「Death on Tap」には笑ってしまったけれど、あけすけでビール小説としては相応しいのかも。翻訳タイトルはちょっと今時のネーミング風潮に寄せ過ぎかつこざっぱりしていて味気ない。
さて本作、ミステリとしては素朴で驚きは少ないけれど、なにせ魅力的なビールと料理、そして人。
ドイツの色濃いアメリカの町にあるビールの醸造所とパブを舞台に、その造り手を主人公にしてビールの魅力を丹念に描きながら、過剰に蘊蓄を述べたてる野暮はない。
主人公のスローンを初めとした登場人物達が一様に魅力的で親しみやすく、物語の町の中へとすんなりと入っていけます。
それだけに、ミステリ小説にしては大袈裟な波の無い展開でも、スローンと一緒に目の前に出来事のように同様してしまう。そりゃあ殺人事件が起きたのだもの、平常では当然ないよね、と。
明るく涼しい風の新しい朝を迎えたような締めくくりに、この町とスローンのこれからを見続けたい思いが……と後引く余韻を味わっていたら、なんと本国では続編が刊行されているそうで。それも是非、翻訳され読めることを期待します。 -
Posted by ブクログ
アルコールは何でも好きですが、どちらかといえばビールよりワイン党です。しかし、これらがミステリー小説に登場するとなると、ビストロやリストランテが舞台という話はあっても、ブルワリーが舞台という話を私は知りません。初めてです。
まるでドイツなアメリカのとある町。ここでは町をあげてドイツの風情を醸し出すことに勤しみ、ブルワリーも点在。そんななかでいちばん大きなブルワリーに嫁入りした主人公。社長夫婦の息子である夫は色男。夫と尻軽女の浮気現場に出くわして居たたまれず、主人公は新たにオープンするブルワリーで働くことに。
この話のどこにミステリー要素があるのでしょう。日常の謎系かと思ったら、堂々の殺人事件が起こります。犯人は最初から怪しすぎる奴だから、言ったところでネタバレになりません(笑)。主人公はたいした推理をしないし、動機も何もかも弱すぎて、ミステリーとしてはちっとも惹かれない。
だけど、ビールとそれにあわせて出される料理が素敵すぎる。ナッツ程度のものではなく、きちんとした料理を出し、バーとダイニングスペースが仕切られているパブならば、未成年者も出入りしていいという法律があるのだということも知りました。
えらく中途半端なところで終わられても、ミステリー部分についてはほぼ興味わかず。続編が刊行されるならば、ビールと料理に釣られて読むでしょうね。