三宅小まめさんといえば祇園ではすごく有名なお姐さんです。八坂神社の門にも大きい堤燈がかかってます。
この本は小まめさんと森田 繁子さんが語り口調で自分たちの昔舞妓、芸妓だった時のお話をしてくれています。対談ではありません。
二人とも三代目の舞妓であって、祇園で生まれ祇園で育った正真正銘の祇園の女性な
...続きを読むんですね。
ここ何年かの舞妓さんたちのことは自分で本を読んだりして知っていたのですが、やはり戦前、戦後となると色々違うんですねー。びっくりしたのは戦前は御茶屋さんにお客さんが泊まれたこと。しかも舞妓さんたちと雑魚寝をしていたそうで。びっくりしました。それに水揚げもあったんですね。あああびっくり。今はもちろん法律もうるさいしでそんなことはなくなってますが。まぁうちらから見たら不思議だと思われる世界も二人はそこで育ったのですから普通なわけで、何で何で不思議がるんだろうと言った所なんでしょう。
今と昔とでは舞妓さんの姿勢もやはり違うようで昔ほどちゃんと舞の稽古をしないとか、そういうことも言ってはりました。昔は舞妓もすごくいっぱいいたから売れるには舞がうまくないといけなかったけれど今は舞妓さんは数える程しかいはらへんからそんなにがんばらなくても売れる。まぁそういう事もあるんでしょうね。
厳しい世界で一生懸命生きてはって、やっぱりかっこいいなぁと思いました。ほんと女性のプロですよね。
やさしい京言葉もいい