清田浩司のレビュー一覧

  • 警察庁長官狙撃事件
    知られざる日本の歴史や普段自分が関わることがない、または、一生知り得ないような世界を垣間見ることができた。
  • 塀の中の事情
    刑務所の更生面にスポットを当てたルポ。塀のない刑務所、LB級施設、女子刑務所や医療刑務所といったようなタイプごとに各刑務所と囚人の様子を描き、ここ最近刑務所事情を知ることができる。興味深い一編。
  • 塀の中の事情
    テレビ関係者の取材記録。ライフワーク的な継続を元にしており興味深い。著者の主観も入るが、受刑者・刑務官・その他関係者の言葉を(恐らくは)そのまま改変せずに載せてくれている点は実感がこもる。個別の事例、全体的な傾向、特殊性など、様々な視点でも書かれている。犯罪者の減少、累犯者の激増、急激な高齢化、シャ...続きを読む
  • 塀の中の事情
    テレビ朝日で20年以上にわたり、30箇所以上の刑務所や少年院を取材してきた著者が刑務所内の最新事情を綴ったルポルタージュ。
    新書にはしては、かなり分厚く、処遇困難者、高齢者への対応、塀のない開放的処遇施設、女子刑務所、医療刑務所、更生保護施設など、一般人が日頃知ることができない内部の様子や受刑者への...続きを読む
  • 塀の中の事情
    オウムの平田の話が出てきたのがちょっとびっくり。高齢化と女性が増えてるのはさもありなんだが、その結果女性の待遇が男性に比べてかなり問題ありそうなのは初めて知った。
    女性が取材したらどんな感じになったんだろう。
  • 塀の中の事情
    1日だけの見学だけでなく、まとまった期間の、また直接聞いた受刑者の言葉は興味深い。そして、テレビ番組作ってきた人だからか、ドキュメンタリー見てるようで全体通じて読みやすいです。

    塀のない刑務所の存在は複数知っていたけれども、松山刑務所「大井造船作業場」、函館少年刑務所「船舶職員科」の話は面白く具体...続きを読む
  • 警察庁長官狙撃事件
    1995年に起きた國松警察庁長官狙撃事件の真相を追ったドキュメンタリーである。真犯人として想定されているのはすでに別の著者の手でも描かれている老スナイパー・中村泰(なかむらひろし)。内容のほとんどは少し前に著された元警視庁刑事の原雄一(『宿命 警視庁長官狙撃事件捜査第一課元刑事の23年』)と同じで...続きを読む