ジョシュ・ミッテルドルフのレビュー一覧

  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    まさに目からウロコが落ちる話ばかり。
    結論的に言うと、生物の寿命と老化現象というのは未だ未解明の部分が多い。そもそも、生物の細胞は自己修復と複製を繰り返すことにより新しくなり新たな細胞に生まれ変わる。このシステムが壊れなければ老化をするはずがない。(植物は老化せず、何百年も生きる樹木があることは誰でも知っている)しかし、実際はそうではない。
    著者は、「生物の寿命は、個体によるのではなく、種族全体、ひいては生態系全体を守る為に遺伝子により決まっている」と主張する。
    例えば、牧草とウサギとキツネの関係を考えてみると、ウサギの寿命が高すぎれば、ウサギの数が多くなり、ウサギの住んでいる場所の牧草を食べ

    0
    2019年02月15日
  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    人間をはじめ老化していく生物、老化しない生物、老化どころか死をむかえる前に若返る生物の話はとても興味深いです。
    老いることはなぜ遺伝子にプログラムされているのか。老化を排除することは可能なのか。

    0
    2020年09月11日
  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    すごく興味深くて面白いけど、言ってることが難しくて私の脳では処理落ちしてしまうのが残念。10行読んで眠くなる、続き覚えてないので同じところを何度も読み返す。
    とりあえずビタミンD買っちゃったよ。

    0
    2020年02月11日
  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    興味深くて面白い!と思うところと何を言ってるのかいまいち分からず通り抜けるゾーンが短いスパンで交互にやってくる。

    運動は大事だし食べ過ぎは良くなくて適度なストレスは寿命が延びる

    0
    2024年02月21日
  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    【自由研究】人はなぜ老いるのか?④

    この自由研究をしてわかったことは、人類は必ず〈不死〉の研究を始めるだろうということです。
      * *
    未来を予想するとき、たいていユートピア派とディストピア派に分かれますが、著者は人新世を〈罪〉とみた〈罪新生〉を持ち出したり、ディストピア小説『2B RO 2B』を引き合いに悲観的意見を仄めかします。
    逆にシンギュラリティを予言したユートピア派代表?のカーツワイルさんは「劇的な世紀が待っている」と豪語します。(p406)

    チャットGPTを前向きに捉える昨今のAI事情を鑑みると、どうやらカーツワイルさんに分がありそうですが、AIとの共存はやがて、AI無しでは

    0
    2023年07月17日
  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    老化に関して、進化生物学者たちが歩んできた過ちを指摘しつつ、寿命を延ばす研究について書かれている本。
    読むのに時間がかかりました。面白くないわけではなはない(回りくどいですね)のですが、なんだろう、読んでは戻り読んでは戻りで、気合が入らないところは、斜め読みし、コラムを飛ばし、ようやく終わった、という感じ。
    2018年の本なので、研究は進んでいることでしょうけど、老化に関する研究は、企業等が秘匿しているのであまり表に出て来にくいらしいので、世間的にはあまり変わってないかもしれませんね。
    まず、老化は「明確な遺伝的プログラムによって引き起こされている」らしいです。
    身体は癒えようとはせず、むしろ

    0
    2022年01月01日
  • 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

    Posted by ブクログ

    ドーキンスの「利己的な遺伝子」では説明がつきにくい「集団のための自殺」コードについての解説。
    有性生殖という生き残り戦略は種(交配を継続できる程度の遺伝子の近さ)という括りを前提としている以上、種の絶滅を回避するための老化プログラムが埋め込まれているのは、ネオダーウィニズムの科学者が毛嫌いするほど変な話では無く、腹落ちした。

    0
    2020年07月24日