有冬典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若手から中堅に差し掛かる女性、仕事は好きだがバリキャリというほどでもない、八方美人の平和主義、上司からリーダーを任せられる。そんな主人公が自分と重なって、共感できる。
まさに自分が今読むべき本だった。
「リーダーシップとは、影響力である」という言葉が心に残った。自分の言動が周りにどのような影響を与えているか、常に意識的になる必要があると。
わかりやすい悪口や愚痴を言うようなことはしないけど、推測や決めつけを人に話すことはしてしまっていた。それってクレバーに批判できる自分を見せたかっただけで、職場の雰囲気を悪くしてしまっていたのかもしれない。
また、先に察そうとしすぎて、事実とは異なる内容を勝手に想像して傷ついているというのもものすごく当てはまった。確かに事実は1割だけで、9割は解釈かもしれない。事実と解釈の仕分け作業を意識しようと思った。
自分の願いのコアも無視しがちだ。
別にだれにも求められてないのに、人と合わせたり正解を出そうとしてしまう。必要以上に遠慮した結果、全く周りに合わせようとしない人がエゴイスティックに見えて、腹を立てたことすらあった。自分が勝手にやっているだけなのに。
素直に森尾さんみたいな人になりたいなぁと思った。
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Posted by ブクログ
物語形式でリーダーシップとは何かを学ぶことができる本。
自分らしいリーダーシップを身につけるためのポイントとして3つが大事だと感じた。
①外界で起きていることを丁寧に認知する(事実か?自分の勝手な解釈か?)
②自分が外界をどのように見てどのような感情の動き(=行動・影響力の起点)があるのかを自覚する(自分の理念によるコアな願いか?エゴな保身か?)
③既存の自分の枠を超えた体験を通じて、自分の持てる視点を増やす。(視座の高さとは、持てる他者視点の多さ)
また、成人発達理論なるものを初めて知ったが、自分のこれまでの業務体験と照らしてみたときに「あの時のあの感覚は、成人発達理論のこの段階の表れだったのか」と腑落ちできたことも良かった。 -
Posted by ブクログ
doingよりbeing
人の存在が与える影響というのは、日々実感している。職場で話しやすい雰囲気が生まれるか、殺伐とした雰囲気にらなるか。その日の上司によって変わることがある。
殺伐とする時の上司が何か悪いことをしているわけではないけど、少なからず周りに影響をもたらしている。
そう言ったあり方について、勉強になる一冊だった。
自分の言動の起点に立つこと。
ついつい余計な一言が出てしまった時なんかには、言い過ぎてしまったと後悔することもある。そういう時には必ずその発言の起点を考える習慣をつけていこう。
それが、本著を読んだ私の第一歩だと思った。
まだ、私のコアな願いはわからないが、起点と向き合い続けることで、コアな願いを探し続けようと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【この本をどう読んだか】
本書は、エゴとコアという軸でリーダーシップと成人発達を描く一冊として、自分の関心(意識の変容、親子関係、トランス体験)と強く共鳴した。本の構成としては物語パートと理論パートが組み合わさっているが、自分にとって価値が高かったのは、「物語で揺れを感じたうえで、章末の解説で発達理論として整理し直す」という往復運動そのものだった。
【物語パートから受け取ったもの】
物語部分は、冗長に感じる箇所もあった一方で、「揺さぶられている最中の人間」がどう考え、どう身動きが取れなくなっていくかを、かなり生々しく見せてくれる。特に、管理職の不在によって主人公が半ば強制的にリーダー役を引き受けざるをえない場面には、トランス的な強烈体験としての「役割の押し付け」がよく出ていた。それを読みながら、自分自身の過去の職場体験や、クライアントが「気づき」に至る手前の混乱状態を思い出し、「あの揺れは、こういう構造だったのかもしれない」と後から言語化できた感覚がある。
【エゴとコアの読み替え】
この本を通じて、自分の中で整理し直されたのは、「うまくやる」ことと「よく在る」ことの違いだった。親の期待値に合わせて生きようとする感覚や、「正解の大人」に追いつこうとする感覚は、自分にとって長く当たり前のものだった。それをこの本は、エゴのパターンとして責めるのではなく、「そこを一度通らないと見えてこない景色がある」として扱っているように感じた。そのうえで、「正解を取りに行く」モードから、「自分の価値観や願いを出していく」モードへと重心を移すことをコアと呼んでいる。このラベル付けは、自分の経験の整理にも、コーチとしての対話にも、そのまま使えると感じた。
【親子関係から見えたこと】
読み進めるうちに、自然と自分の親子関係を重ねて考える時間が長くなった。子どもの頃、物心ついたときにはすでに「ある程度こなれた親」になっていた両親を、「最初から完成していた存在」として知覚していた可能性がある。その結果、「大人は最初からできている」「自分も早くそちら側に行かなくては」という前提が、自分の中の正解志向や完璧主義を支えてきたのではないか、と感じた。さらに、親の側もまた揺れながら変わっていく存在なのだと、後になってから気づく経験が、二段階目のパラダイムシフトになっている。この二重の気づきと、本書のエゴ→コアという流れは、互いに照らし合う関係にある。
【リーダーシップと「期待値ゲーム」】
本書を読みながら、自分の中で強く言語化されたのが、「親の期待値ゲーム」とリーダーシップの関係だった。親の期待に自分を合わせることを「得点を稼ぐゲーム」として覚えてしまうと、自分の視点や価値観を他者に差し出すことよりも、「採点者にどう見られるか」のほうが優先されるようになる。それはまさに、他者依存のリーダー像だ。この本が描くコアリーダーは、そのゲームから降りて、「自分の見立てを差し出し、それに共感が集まることに価値を置く人」として描かれている。その対比は、自分自身のふるまいを振り返る鏡としても、エグゼクティブ・コーチングのテーマ設定としても、かなり役立つ。
【この本の位置づけ】
最終的に、この本は自分にとって「成人発達理論の入門書」というより、「自分とクライアントの内面で起きている“エゴ/コアの揺れ”を一緒に眺めるための物語的ツール」として位置づいた。物語でダイナミクスを感じ、解説パートで段階理論として整理し、自分の親子関係やリーダーとしての経験に引き寄せて考える。その三つを行き来できたことで、単に「良い本を読んだ」という以上に、自分の中の前提そのものを少しずつ書き換えていくプロセスに触れられたように感じている。 -
Posted by ブクログ
リーダーシップの獲得方法を成人発達理論から説明した良書。リーダーシップとは、影響力であること、影響力は誰しも持っている以上、リーダーシップは誰もが備えているものであることを出発点にしていることが面白い。誰しも持っているリーダーシップの中でも、目指すべきものとして、「コアリーダー」が提唱されている。自分の願い=理念に基づいて行動できる人である。つまり、リーダーシップとは自分自身の表現である。そのために、自分の願いに自覚的になることが重要であることが主張されている。何か型にはめたリーダーシップではなく、自己分析を重要視する本書は、周囲に合わせて「良い人」「正しい人」であろうとする自分にとって、自分らしくあるためのヒントを見出すことができる機会を与えてくれた。
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Posted by ブクログ
、 リーダーシップとは影響力
影響力はだれにでもある
役職や肩書は関係ない
そこにいるだけでその人に合わせて行動をし、
発言を選ぶなど他者を動かす力が働く
その人の在り方=影響力の大きさを決める
ひとは状況を心のレンズを通してみる
→評価指標にあわせてみる
→自分の成功体験のみをよしとする など
外的要因でその人への評価や存在の捉え方が変わる
↑は必ず起きるので、
自身がそう判断していることを自覚することが大切
人は保身をする生き物
自分を守るために人の評価にレンズをかけることもある
自分が保身をしているのか、
どんな感情でいるのかをメタ認知するには
相手の感情を知る知見が必要
また丁寧に新しい経験を積むこと
知見が増えれば自身の感情も客観視できて
俯瞰的に眺めることができる
=心の余裕、慌てふためかない、感情に飲み込まれない
物事を鵜呑みにしてはいけない
自分で考える
本当にいいなと思えるのか、それからやる
一つの仕事に対して、一つの工夫、気配りを乗せる
不必要な人はいない
仮に出来が悪い人でも何か組織にとって
その人がいることが正解なのかもしれない
彼が活きるには、彼を取り巻く周りが
どう関わり合えば成長に繋がるのか考える
自己犠牲こそが自分勝手
自己犠牲=自分の居場所を作るための保身
犠牲にすれば丸く収まることはなく
八つ当たりや暴飲暴食、自身の心を壊すなど
保存しているはずなのに周囲、自身を傷つける身勝手な行動になっている
現実を雑に捉えない
現実に起きていると思い込んでいることの9割は自分の勝手な解釈、1割だけが真実。
その真実にだけ対応すること。
本当に事実なのか、俯瞰して現実をみること
誰かの正義で生きることは
自分の評価を守るための保身
人の心は打たない
どうせ正義を貫くなら自分の心の通った正義を貫くべき
行動をするときにその選択が
自身の恐れから、保身から来ているものではないかと疑う
そうなのであれば、恐れがなかったときに
自分はどのような選択をするか問いかける
ただ、その選択には責任が伴うため、
責任を取るのが怖いという思考になる
その怖いを乗り越えて、
やってよかった、と思える実感を増やすことが大切
小さいことからコツコツ選択する