河谷禎昌のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大手銀行の経営トップで、刑務所に入った唯一の頭取。標的となった拓銀と私。とある。
いろいろ言い訳が述べられている。基準や規則がない時代だったのかもしれないが、時運が悪かったということを考慮しても内部管理がグダグダ、職務の分離、ガバナンスが効いてなかった。
そういうことをもっとふりかえってもらえると後世の金融マンの糧となっただろうに。ある程度恨み節があるのは仕方ないとしても貴重な証言であることは確か。
だいぶ前から当局検査、日銀考査でいろいろ指摘されていたようだが、もっと早く気づくことができなかったのは歴代経営陣の責任であり残念というほかない。 -
Posted by ブクログ
無実の証言として、これが一貫してある。確かに組織に翻弄されてその場に居合わせたという状況があったことは理解できるものの、上級役員の職責を歴任して、ついには頭取になったことを考えると、ここに書かれていることをそのままに受け取ることはできないだろう。頭取になる手前の段階では何もできなかったというが、本当にそれが真実だっただろうか。
ただ、もう過去の話である。金融史の一部になろうかというものでもある。
一方、現職の金融マンにとっての示唆はある。今取り組んでいる業務、収益の源泉、これらが後になってふり振り返ってみた時に正しく評価されるものになっているのかと。自分自身に照らし合わせてみて、そのこと