最後の頭取

最後の頭取

1,782円 (税込)

8pt

3.6

「破綻から20年が過ぎて、自分にけじめをつけるため、この本を書くことにしました。銀行員という職業を通じて、心臓が凍るような修羅場も経験し、多くの失敗も重ねました。私の体験記から、何かしらの教訓を見つけて、自らの人生に生かしていただければ幸いです」

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最後の頭取 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年02月16日

    バブル崩壊で人生を狂わされた人は数知れず。しかし、この方ほど残酷な人生を辿った人はいないのではないか。都銀の頭取から受刑者に。それも74歳になってからの獄中生活だ。特別背任罪に問われて実刑判決を受けたが、第一審は無罪だった。天国から地獄へのジェットコースターのような人生。にもかかわらず、前向きに生き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    2024年26冊目。満足度★★★★☆

    90年代後半に相次いだ金融機関の破綻。その中の一つ、北海道拓殖銀行の破綻の経緯等について、最後の頭取への長時間インタビューに基づき作られたのが本書

    元頭取の河谷氏は本人曰く「拓銀と私は国策捜査の対象とされ」、河谷氏は当時の金融機関関係者として、実際に唯一の服...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月13日

    北海道拓殖銀行最後の頭取となった著者。経営破綻後ほとんどマスコミに出なかった著者が、裁判で主任弁護人であった弁護士の息子からの取材依頼を受け、これまでの集大成として著した書籍。

    国策捜査と言われた 裁判の逆転有罪判決から、刑務所での獄中生活、 自らの生い立ち、拓銀の歴史、バブル経済の始まりと終わり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月29日

    都銀頭取の経験者として74歳の時に唯一人収監されながらも、自分の人生は「波乱万丈」だったのではなく、「面白かった」のだと最後に言い切る著者に感銘を受けた。

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    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    大手銀行の経営トップで、刑務所に入った唯一の頭取。標的となった拓銀と私。とある。
    いろいろ言い訳が述べられている。基準や規則がない時代だったのかもしれないが、時運が悪かったということを考慮しても内部管理がグダグダ、職務の分離、ガバナンスが効いてなかった。
    そういうことをもっとふりかえってもらえると後...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月07日

    個人的には、新天地、北海道は札幌に赴任し、社会人生活をスタートさせた1997年。給与振込先として作った銀行口座が、北海道拓殖銀行であった。が、その年のうちに破綻した拓銀。目の当たりにした拓銀破綻と北海道経済の混乱。
    結局、破綻処理の役回り=最後の頭取、拓銀の経営体質、生え抜き頭取以降の経営判断、検察...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月11日


    ある金融マンの回顧 拓銀破綻と営業と合わせて読む。
    頭取となられた時には、すでに敗戦処理のようになっていたようだ。国策銀行として誕生し、都銀としての背伸びがこのような結果となってしまったのだろうか。
    メディアによる報道、犯人探し、最終的に公的資金の導入にはスケープゴートが必要だったのだろう。

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    Posted by ブクログ 2019年04月29日

     無実の証言として、これが一貫してある。確かに組織に翻弄されてその場に居合わせたという状況があったことは理解できるものの、上級役員の職責を歴任して、ついには頭取になったことを考えると、ここに書かれていることをそのままに受け取ることはできないだろう。頭取になる手前の段階では何もできなかったというが、本...続きを読む

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