村田沙耶香ほかのレビュー一覧

  • ラヴレターズ

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    「そして今の彼に対して私は何の気持ちも持っていないんだけれど、ただひとつ「ありがとう」と言いたい。私の心の中のいちばんきれいなものをみんな集めて、草に浮かぶ朝つゆのように、ただきれいなところだけを抽出して、そう言いたい。」p15 吉本ばなな

    吉本ばななさん、姫野カオルコさん、壇蜜さん、小池真理子さん
    が良かった。

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    2023年10月20日
  • ラヴレターズ

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    作家、女優、映画監督、映画、タレント……豪華26人が「恋文」を競作!
    史上最高の執筆陣が放つ、心を鷲づかみにする名文集。
    うわ〜こんな豪華なラヴレターがあるのだろうか
    ヾ(✿❛◡❛ฺฺ)♡
    人様の恋文を盗み読むなんて…贅沢(◠‿◠。)♡
    恋文と言っても多種多様なかたちのお手紙。
    作家さんだけが文章が上手いと言うのではなくて、作家さんは勿論のこと、女優、映画監督、落語家、歌人、タレントetc…みんな上手くて短い文体の中に様々な人間模様があり、
    その人となりが見えるようで…これって、
    ラヴレターなの~(・・?))って思うようなものまで素敵に描かれていました。

    先ずは一編目を…いや、最初のお手紙の

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    2022年07月16日
  • ラヴレターズ

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    ラブレターと聞いて。
    一番に頭に浮かぶのは好きな異性に対しての手紙。

    と、いうことではないんだよって、それを教えてくれる色んな人の恋文を集めた一冊。
    相手は好きな人にだけじゃなくて、恋する手紙、って広いんだなーと。

    色んな生き方をされた方々の文章は、ステキで繊細で、ほのかに甘く、更に切なくて不思議という、いっぱい違う気持ちにさせられました。

    でもでも。
    読み終わって一番に思った事は。

    メールやSNSなど直接的で一対一で、ある意味まっすぐ直線的に対人関係が可能になってきた最近。

    きっと。
    ラブレターを「書いて渡す」ということは、どんどんなくなってて、データでは残ることはあっても、物理的

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    2019年03月07日
  • ラヴレターズ

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    5/30
    ラブレターだけだと感情移入が難しかったけどそれぞれグッとくるものがあった
    「それでも私は仕事から帰ってきて家に灯りが付いているのを見ると足取りが軽くなってしまうのよ。」
    1度永遠の愛を誓った人とずっと同じ気持ちを持って生きていくことは不可能なのかな。同じじゃなくても大切に思う気持ちは変わらずに持っていたらそれでいいのかな

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    2025年07月03日
  • ラヴレターズ

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    ネタバレ

    圧倒的に西川美和のラヴレターが良すぎる


    いろんな人の本気のラヴレター(実在する人宛て)を覗き見できるため、若干の背徳感がある。

    「なんだかんだあったけどまあそこそこにいい感じでぼちぼちお互いやっていこうね〜」というメッセージを、それぞれが添い遂げるパートナーだったり、二度と合わない初恋の人だったり、恨み怨みの愛人だったりに向けているのがおもしろい。山あり谷ありの人生を追体験している気分だった。

    西川美和のラヴレターは、宛先の相手の印象が、こちらの中でジェットコースターみたいに乱高下するからなかなか像が定まらないんだけど、最後はそこに落ち着くのか〜って感じだった。あつあつの肉まんを食べ終

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    2024年04月30日
  • ラヴレターズ

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    作家や俳優などの著名人が、いろいろな相手に対してラブレターを
    書くというコンセプトの作品集。

    ラブレターを出す相手が、必ずしも人ないし生き物とは限らない
    ところが、このラブレター集の面白いところで、
    素直なラブレターもあれば、作家ならではな小説を書いてるような
    ノンフィクションなの?と思うのもあったり、
    まさに、この人と言えばという独特な愛のカタチのラブレターも良かった。

    松尾スズキさんのとある女優への思いを綴ったラブレターは、
    同じ職業としての思いを綴っていて、感動しました。

    一部文体が読みにくいのもありましたが、概ね、他人の書くラブレターを
    のぞき見る感じもあって、楽しめました。

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    2024年03月17日
  • ラヴレターズ

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    ネタバレ

    大御所によるラブレターのアンソロジー。失恋した時におすすめしたい本。

    俵万智さん、吉本ばななさん、壇蜜さんが特に響いた。『心に墓を建てる』という表現や、吉本さんの清らかな恋愛の瑞々しさも響いた。

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    2024年02月20日
  • ラヴレターズ

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    好きな人だけチョイスして読みました。
    初っ端の吉本ばななさんのを読んでたら何がどうなってかわからないけど高校のとき一時期気になっていた彼のことを思い出して仕方なくなって自分でもその人に向けてラヴレターを書くまでの始末(自分の携帯の中だけに留めとくよ)

    本当に人を好きになるって大事な感覚よね。

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    2023年07月20日
  • ラヴレターズ

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    吉本ばななさんのラブレターが好きだった
    愛って本当に人それぞれで尊い
    誰かが誰かを大切に思う感情だけじゃなくて、憎しみとか痛みもひっくるめて愛だな

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    2021年09月21日
  • ラヴレターズ

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    p29 「頭の裏、みせられたら。上手ににこぼさずに文学を並べられたら、喉の奥を見せあいっこして残った言葉をピンセットで摘みたいな。」

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    2020年12月28日
  • ラヴレターズ

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    ラブレターってとても甘くて幸福なものだと思ってる。色んな愛や感情を愛を覗き見させてくれてありがとう。温かい。

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    2020年03月06日
  • ラヴレターズ

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    ラヴレターアンソロジー。想う相手に宛て文を練る。いいなあー。
    「恋ってどのようなところから判断するのか。肝心なのは一緒にいたいと思うことさ。」大島弓子「いたい棘いたくない棘」作中、会話のくだり。読んでみたくなった。

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    2024年04月29日
  • ラヴレターズ

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    吉本ばななさん、西川美和さん、小池真理子さん、岩下尚史さんの作品が好きでした。

    吉本ばななさんの一節は、あまりに素敵で手帳に書き写した。

    「…ほんとうに心から、彼が幸せであることを、健康であることを、あらゆる災厄が彼とご家族を避けて通っていくことを、なにかすばらしいものに護られていることを、祈ります。」

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    2022年09月04日
  • ラヴレターズ

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    それぞれの物語。関係の数だけ物語がある。
    ラブレター集だし言葉での表現にグッときたとこもあるけど、その後ろに垣間見える言葉になっていない行間に味わいがある。

    2020.1.1

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    2020年01月01日