太田晴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは正解本。
本当に数多くあるこの手の書籍の中でも、頭ひとつ抜けた納得感。その理由は2つ。
医学的根拠が簡潔、そして社会とのすり合わせ方法が具体的でスモールステップな点。
医学ベースが貧弱では困るけど、多すぎると疲れる。ほとんどの書籍はどっちか。本書はアメリカの新しい研究を取り入れつつ、そうは言っても病気ってより特性なんだから受け入れてこうハハハ、くらいなので丁度よい。(ここは個人差あり)
特性の困りごとを一言で表せば、実社会でうまく立ち回れないこと。つまはじきに遭いやすい。それで成果が出せる職種ならばいいけど、ほとんどの人にとっては立ち回る術を身につけることがイコール自分を受け入れる最 -
Posted by ブクログ
ネタバレADHDの特徴にあげられるものは、そうでない人でも一度はやってしまった方が多いのでは?読んでいて耳が痛いことも。「あ、これ私かも」「あ、これ旦那かも」「あ、これ前の職場にいた〇〇さんだ」みたいに。ただ、それが学業や仕事や対人関係、生活習慣に大きな悪影響を及ぼすのであれば改善が必要である。本書にも書いてある通り、ADHDの根本的治療はなく、特性を消し去ることはできない。ならば、あらゆる場面でミスをしないように自分なりに方法を見つけて、ミスをしない流れを作ることが重要である。
また、できないことを全てADHDのせいにしてあきらめるのではなく、辛いかもしれないけど努力も大切である。発達障害に限らず、