南彰のレビュー一覧

  • 政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す

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    ネットのニュースがいまイチ信頼できない中、権力者にヘイコラするのが歴然たるNHKほかのテレビはほとんど信用できず、新聞の中でもよりベターと思える朝日新聞を購読している。正直なところ期待が裏切られることも多いし経営陣は軽蔑の対象だが、南彰や三浦英之らがいるから金を払う。
    心あるジャーナリストが連携することをほんとに願っている。心の底から。

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    2022年09月28日
  • 黙殺される教師の「性暴力」

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    こんなにも読むのが辛い本は初めてだ
    こんなにも自分が怒る事ができるんだと初めて知った

    読み進めるうちに明らかに体調が悪くなっているのを自覚する程である
    とういことは実際の被害や二次被害に会われた当事者のそれは図り知ることができない

    読んだらフラッシュバックを引き起こすかもしれないが、かといって隠すのではなく、同じような事件が起きない為にも多くの人の目に触れて欲しいとも思う

    学校や教育委員会の隠蔽体質には怒りしかない

    当人以外の親御さんが自分の子供が通う学校の評価が下がることへの拒否感がわからないではないが
    もしかしたら被害者は自分の子供であったかもしれないと想像してみたなら同じ反応で済

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    2022年05月27日
  • 安倍政治 100のファクトチェック

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    望月作品を立て続けに読んでみた。本書はもっと具体的で、発言を逐一チェックしていく、というもの。ファクトチェック、分かり易くて良いです。安倍は大半が×で良くて△って評価だったけど、まさに感じているイメージの通り。心象もそんなに間違っちゃいないってことの証左だけど、しっかり文章化してもらうと、納得度もいや増す。当然、お偉方はこういう意見に耳も貸さないんだろうけど、少なくとも自分的には、本書に書かれている中にツッコむべきところは殆ど無いように思えたし、至極全うだと感じた。こういう事実の上で、いけしゃあしゃあとしていられるのは、逆になぜなんだろ?

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    2019年10月29日
  • 安倍政治 100のファクトチェック

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    本書の著者は、(元朝日新聞の)南彰さんと(東京新聞の)望月衣塑子さん。
    両者とも安倍政権から数多くの圧力を受けているので、「ウソや言いわけ」をかき集めた批判本かも?と思っていた。
    読んでみたらそんな自己満足に浸る要素は無く、淡々と事実の列挙に徹した内容だった。

    南彰さんは「ファクトチェック」に早くから取り組んでいた人でした。
    本書は「ファクトチェック」の手法の実施例だと気づいたので、
    途中で中断して「ファクトチェック最前線」という本を先に読み、本書に戻ってきた。

    最近はAIが生成した偽情報も蔓延しているから、ファクトチェックの重要度が増していると思う。
    信頼する人が偽情報のリツイートやいい

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    2023年09月16日
  • 黙殺される教師の「性暴力」

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    知的障害児に対する性暴力
    「聖者の行進」思い出す

    再交付できる現行制度のおかしさ
    一審無罪の無情さ
    再審での逆転一部有罪
    やってると思うけど証明できないから無罪って
    社会的にはガッツリ有罪だと思うんだけど
    強調するのは「無罪」だけ。

    はしょりすぎやろ。

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    2022年10月09日
  • 安倍政治 100のファクトチェック

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    国会で118の虚偽答弁を行い議会を空費させた安倍元総理。本書でチェックの対象として扱ってるのが、モリカケ、アベノミクス、安保関連、憲法、官房長官会見で、安倍元総理の発言だけでなく、菅元官房長官、稲田元防衛大臣、佐川元理財局長、その他閣僚、野党議員の発言も対象になっている。モリカケとセット(?)のサクラがないし、収賄で逮捕者続出の五輪関連もほぼないのだが、この2つが入ると新書の厚さには収まらないのだろう。なにせサクラだけで118だから。嘘の上塗りで収集がつかなくなっている森友学園問題や、自分に都合のいいように言い募るアベノミクス、安保関連、終始居丈高な菅官房長官の記者会見など、作為的な嘘もあれば

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    2022年09月23日
  • 黙殺される教師の「性暴力」

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    読むのが辛い本だった。自分の子どもに同じようなことが起こったら自分はどうするだろうか、と考えながら読み続けた。教師からの性暴力と関係者の非誠実な対応によって、本人と家族が何年も裁判で戦い苦しみ続けている姿に胸が潰れる思いがした。教育現場も過重労働と人材不足で疲弊しており、子どもに寄り添う余裕がないことも背景にあるのではないかと考えた。
     しかしそれ以前に、障害を持つ子を定型発達の子どもとは異なる「劣った存在」としてみなすこの社会の差別意識が問題の根幹にあるのだろう。この本を読んでから、「こうした状況をどうにか変えたい。自分には何ができるか」と考え続けている。

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    2022年06月23日
  • 政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す

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    ★政治部に限らない★情報源と人々をつないでいたのは、かつてはマスメディアだけだった。ネットの広がりにより、個人でもソースを確認しSNSなどを通じて訴えることができるようになった。その流れにあるもので、政治部だけでなくマスメディア全般に不信が広がっている。
     これとは別に権力側も自前の発信ルートを持ち、独善を強めている。トヨタも自分の言いたいことだけ伝えるメディアに力を入れる。メディアの役割は権力の監視というが、これまでは情報の流通の独占という収益源があったからこそ多少なりともそんな立ち位置を取れた。お金がない人は理想論は語れなくなる。
     ファクトチェックなども増えているが、どうしても知りたいこ

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    2021年02月07日
  • 政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す

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    大手マスコミ政治部。政治家に張り付いて取材するやり方が権力との癒着を生むという問題が、安倍政権時代からいよいよ世間の批判を集めるようになった。この書籍を読んでいる最中に、共同通信元論説副委員長の柿崎明二氏が菅首相の補佐官に転職というニュースがあった。彼もまた、本書で指摘されるような、共同通信東京本社政治部出身の記者である。マスコミがマスゴミと呼ばれる所以であり、権力の監視はフリージャーナリストと一般国民の仕事になりつつある事が本書を読んで一層認識された。

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    2020年10月07日
  • 政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す

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    ほんと期待できないメディアだけど
    9月から政治部に戻った南さんをはじめ東京新聞の望月さんなど期待している人もいる。
    なんとか団結してほしい。
    そして共犯者ではなくとにかく国民のほうをちゃんと見てほしい。

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    2020年09月25日
  • 政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す

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    忖度や圧力、政権が悪いという結論ありきの一冊。メディアが内部で解決すべき問題を他に責任転嫁しているように思える。

    筆者の経歴と出版社から、ほぼ予想通りの展開の本。問題提起は良いが結局政権が悪いだけのアベガーの意見。

    東京新聞の女性記者が質問させてもらえないことも述べているが一社一記者なら社内で解決すべきだし、質問というより持論の押し付けなので仕方ないだろう。女性だからという被害妄想もある。

    記者クラブが問題なら朝日新聞自ら脱会するなど模範を示してほしいものだ。

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    2020年10月25日
  • 政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す

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    団結して対峙するためのはずの記者クラブであるが、メディア相互の対立を権力側に利用される。せっかく記者会見会場にいるのにパソコンにメモ打ちするだけ。後から映像を見返せるのに。子育てとの両立を不可にする夜討ち・朝駆けの根性論。セクハラ・パワハラが当たり前の文化。マスメディア、取り分け政治部の問題は根深い。「変われる可能性を信じている」と本編が閉じられる。マスゴミと切り捨てるのは大手メディアの没落を望むもの。だが、問題は大手メディア内部のものではない。知る権利は我々のもの。報道を正常化するの我々の課題だ。

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    2020年08月29日
  • 報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか

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     朝日新聞という事で拒否感を持つ人が多いのだろうが、あながち間違っていることを言っているわけではないのが真実。

     結局、我々受け手側は自分の都合の良いスタンスで情報を取る時代になってしまい、各ステーションから出される内容を都合よく切り貼りしてしまうのが一番の悪という事だろう。

     朝日でも正しい事は正しいと言える世の中にしないといけない。

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    2020年02月21日
  • 安倍政治 100のファクトチェック

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    官邸に目をつけられた東京新聞の女性記者が共著で、興味を持って読んだ。米メディアが実施しているファクトチェックの手法による編纂。タイトルの100という数字にこだわりのためか玉石混淆の内容だが、政治家の自分勝手な論理、他人の意見を参考にしようとしない頑な姿勢が感じられる事案には憤りさえ感じる。事実を究明せず、丁寧に、真摯に、説明責任を果たしていく、という言い訳が通用する。主権者たる国民の責任を痛感する。

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    2019年02月12日