本橋麻里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「地方では仕事がない」
そう思う方は多くいらっしゃるように思います。
「そだねー」が2018年の新語・流行語大賞を取り、赤いサイロが飛ぶように売れ、
平昌五輪の女子カーリングで、日本の代表チームロコ・ソラーレ北⾒が銅メダルを獲得したのは記憶に新しい。
著者の本橋麻里さんは、ロコ・ソラーレを設立しました。
ロコ・ソラーレは、北見では生涯スポーツとして、「カーリング」が親しまれる一方で、アスリートとして世界レベルを目指しトップレベルで競技続行できる環境に乏しく、他県に有力選手が流出してしまったり、カーリング競技から離れてしまう状況に一石を投じたい、また北見・常呂に深く根差すクラブチームを作りたいと -
Posted by ブクログ
カーリング平昌オリンピック女子代表で
銅メダルに導いた本橋さんの初著書。
自分のカーリングを始めたきっかけ、過去のオリンピック代表経験や
故郷北見市にロコ・ソラーレ北見を設立し、メンバーを揃えていく過程など
とっても詳細に、さらに全く飾らない言葉で書かれていて
また一気にロコが好きになりました。
そして途中で入っている写真がまた北見のきれいな自然やロコのメンバーなどで
何回見ても飽きません。毎日この写真だけを見ても元気づけられます。
この本は絶対オススメ。
親書でビジネス書のように感じますが、それだけじゃなくて
たくさんの共感を持てる一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
カーリングの本橋さんが新書を出していたことに興味を持ち、購入。
表紙から察するにビジネスについて語っているのかなと思いましたが、どっちかというと自叙伝っぽかったです。
本の構成としては、カーリングにあやかって、第○章が第○エンド、○投目という作りになっています。途中、ハーフタイムと題して、本橋さんの写真がいくつか載せられています。
内容は、平壌オリンピックでのメダル獲得するまでの本橋さん側から見た奮闘記が書かれています。限られた条件のもとで、色々な支えや仲間との繋がりがあったからこそ、今に至っていることをカジュアルな口調で述べられています。本橋さんファンにはオススメですが、ビジネス書として読ま -
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カーリングの本橋麻里さんよる、チーム論、リーダーシップ論というところなのでしょうけれど、本書はとてもカジュアルな語り口で、本橋さんの講演会を聞いているような気分になります。
さすがオリンピアンだけあって、この若さでしっかりとチームを導いている様子がひしひしと伝わってきます。モグモグタイムで有名になったチーム内でのコミュニケーションには、やはり相当なこだわりがあるようで、メンバー間では上下関係なく、何でも言いあえる関係のようです。
また、地元、北海道常呂町に根差してカーリングに取り組む姿勢や、カーリングが人生のすべてではなく、人生の一部としてカーリングがあるというポリシーにはとても共感できました -
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素直な気持ちが良い回転を生んでる魅力を感じる本橋さんの本。カーリングと言うスポーツを、単なる競技から”社会”に広げている求心力をみせつけてくれてパワーをもらいました。
p49 「女性としての人生を大切にしながら、
カーリングに真剣に取り組む」
選手として軸を持ち、結婚や出産を含めて自分の人生が振り回されることなく、取捨選択ができるような人生を豊かにしてくれるけれども、決して人生の全てではない、という考え方
P162 スポーツとしての限界を破る
チームスポーツのすばらしさとグループ形成のノウハウを学んでも、オリンピックに出られなければ、満足のゆく第二の人生を始 -
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この本、女性に読んでもらいたいと本橋麻里さんは願っているはず。
ロコ・ソラーレの結成から平昌五輪での銅メダル獲得までのストーリーは、「0から1をつくる」というプロジェクト実現のケーススタディーになっている。
コミュニケーション、チームビルディングといったビジネス書向けの内容である一方で、女性の自己実現についても触れられている。
(具体的には
69ページ「五輪連覇・スウェーデン代表の衝撃」
90ページ「『自分の歩みたい人生を歩みなさい』」
109ページ「五輪後の選択肢を増やしたい」など)
女性アスリートは出産後の子育てだけでなく競技との両立にも向き合うことになる。
このことへの本橋麻里さんの想い