相澤冬樹のレビュー一覧

  • 真実をつかむ 調べて聞いて書く技術

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    森友スクープのジャーナリスト、相澤冬樹氏の記者心得本。昭和・平成・令和と移り変わる時代の中で、記者として誠実に生きる事の大切さを、同僚らとのやりとりの記憶の中で切々と説く。しかし文章は軽快で読みやすく、半日で一気に読み終えた。良本。

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    2022年08月23日
  • メディアの闇 「安倍官邸 VS.NHK」森友取材全真相

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    「記者のリテラシーの欠如」
    一番はこれにつきる。

    ・(NHKの小池報道局長による)忖度報道
    ・地検では、記者対応は原則として部長以上の幹部がする、検察庁の一方的なルールで。
    というようなことも書かれている。

    この国には、ごく僅かにジャーナリストがいるが、その上役には、ジャーナリストを潰す輩しかいないことがよくわかった。

    また、国や行政機関の仕組み的に、巧妙に、翼賛報道をしていれば楽ですよ、的な形になっていることも少しわかった。

    腐ってる。

    このような状態でマスコミに関わっている人たちの存在意義がどれほどあるのかとても疑問に思った一冊。

    払ってもいい金額:1,000円
    貼った付箋の数

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    2022年05月01日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    正義感が強くて、明るく思いやりのある赤木さんが、どうして死ななければならなかったのか…辛いけれど読むべき本です。

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    2021年05月24日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    亡くなられた赤木さん
    正義感が強過ぎたのかも知れませんが、その時の状況がよくわかり、涙が止まりません。
    坂本龍一や安藤忠雄が大好きで、ちょっと変わっていた赤木さん。人となりを知る事で身近に感じました。家庭の事情から高卒で国鉄に就職その後、国鉄解体により公務員となりますが、立命館の夜学で政治学を学んでいます。
    政治家の息子で、ぬくぬくと成長し、成蹊大出のお坊ちゃんと東大出のエリートパワハラ官僚に殺されたかと思うとすごく切ない気持ちになりました。
    雅子さんに心安らかな日が訪れる事を心から願っています。

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    2021年05月09日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    酷い、酷い、腐った国だな、その国は。
    腐った人が出世するパロディのような国になるか、裁判で明らかにされるか、ギリギリ問われている。遺族だけでない、そんな国民の為の、行動であり、その手記だと感じる。
     赤木さんを忘れない

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    2021年03月13日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    全てがありのままに書かれているという印象。
    お二人の関係もスムーズにここまで来た訳ではなく、お互いに探り探りであったこともうかがえる。
    奥様が陰でどんなに悲しみ苦しみ泣いてきたか…ということを想像した時に、ここまで強くいられるのはきっと「ご主人が見ててくれている」という思いからなのだろう…。
    早く真実が公になりますように。

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    2020年12月09日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    「(認可あるいは国有地払い下げに)私や妻が関係していたと
    いうことになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく
    総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げて
    おきたい」

    「まさに」の使い方がおかしんじゃないかと思うんだが、それは
    さておき。

    2017年2月17日、衆議院予算委員会で、首相だった安倍晋三の
    答弁は財務省が犯した文書改ざんのきっかけとなった。

    一連の文書改ざんを命じられた近畿財務局の職員であった
    赤木俊夫さんは、恐怖と苦悩の末に2018年3月に自ら命を絶った。

    「私の雇用主は国民です」と自負していた、生真面目な公務員で
    あった夫は、何故、自死するまで追

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    2020年09月14日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    再調査を求める署名はした。あとは何ができるだろうか。ご本人が思われている以上に応援している人は多いと思う。国と戦う、それもお一人で戦うというのは大変なことだと思う。私(たち)ができることは何だろう。

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    2020年08月24日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    ほぼ1日ですあっという間に読み切りました。そして思います。

    『僕も真実が知りたい』

    集められた様々な証言、文書、状況の全てが佐川宣寿の安倍に対する忖度改竄命令の存在を示しており、関係した財務局の全ての職員の不起訴には黒川弘務の忖度による捜査指揮への介入を示していることがよくわかります。そしてその他にも政権に擦り寄り、嘘に嘘を重ねれば重ねるほど高い地位へと上っていく財務官僚たちの、【国民のために働く」という本分を忘れた浅ましい猟官主義的振る舞いは、本書に示唆された通りで、それは現在、太田充が財務事務次官に就任していることからもよく分かります。

    国民の財産である国有地の不適正な値引きは、国民

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    2020年08月11日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    森友問題を通し、堕落した与党(もしくは政界全体?)の実情が見えてくる
    これでいて7月時点の内閣支持率40%越えとは、どうなっているんだ、この国は?

    事件の内容も去ることながら、ジャーナリズム魂を熱く感じる素晴らしい一冊

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    2020年07月20日
  • メディアの闇 「安倍官邸 VS.NHK」森友取材全真相

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    「森友事件は森友学園の事件ではない。国と大阪府の事件である」

    一貫してブレない、著者の見立てです。本書ではNHK在籍時の取材内容をかなり明け透けに書いていると思いました。これって問題ないのかな?と何度も思いましたが、そこはさすが週刊文春(そしてこの著者)なのでしょうか…。
    そして実名で出てくる人物のうち何人かが、この疑惑の核心につながるキーパーソンだろうと示唆しています。もちろん明示的にそんな事は書いていませんが、本書内での因果関係を丁寧に追っていくと、分かるようになっています。著者の、今後の取材活動が楽しみです。

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    2024年01月08日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    ネタバレ

    時の政権のスキャンダルは、こうして封じこめられるのか。もし身近でこんなことがあったら、私は誰も信じないようにしよう。
    黙秘したり逃げ続けたりしている官僚は、いったい何から何を守ろうとしているのか。
    赤木さんの妻は、精神のバランスを崩しかけながらも、闘い続けた。孤独や恐怖に耐えた。その強さは夫への愛情と信頼に裏打ちされていたのだろう。
    「再調査しません、などと言える立場ではない」という本質を突いた言葉には、喝采を送りたいと思った。

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    2022年07月04日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    あの 森友で 実際に改ざんをさせられ
    その苦悩に 耐えきれず
    自殺してしまった 赤木さんの 奥様の
    心の声が書かれていました。

    読み進めいくと
    本当に 腹が立ってきます。
    組織を守るために 一人の人の心をまず壊して
    そして その人の命までも奪う。。。。

    そんな 人たちが のうのうを暮らしているって 理解できません。

    この本の内容は 週刊誌などで読んでいる内容と同じですが
    赤木さんの奥様の心の中が書かれていて
    とても大変だったと思いました。

    まだまだ 終わったわけでは ないので ご苦労は続くと思いますが
    絶対に真実が表れる事を 私も願っております。
    政治家の発言の為に 大切な命が失われて

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    2021年12月31日
  • 真実をつかむ 調べて聞いて書く技術

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    『2016年の週刊文春』に圧倒されて以来、読書傾向はメディア&ジャーナリズム論へ。現在並行読みしている2冊も然り。

    著者は『メディアの闇 「安倍官邸vs.NHK」森友取材全真相』『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』で森友学園問題を暴いた元NHK社会部記者。

    帯の惹句に『記者として歩み続けた私の取材方法をすべて明かします』とある。序章にも〈記者の秘密を明かすワケ〉と題する一文。取材に関するテクニカルな箇所も散見するが、僕は『新米記者 一人前になるまでの30年の軌跡』と読んだ。

    著者はNHK在職中、山口→神戸→東京→徳島→大阪と主に西日本を転々。その間、阪神大

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    2021年04月03日
  • 私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

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    一人の公務員が上司から公文書改竄を強要されて、その罪に苛まれて自死へ至る。その責任をなすりつけ合う愚かなエリートと為政者、勇気を出して裁判へと持ち込んだ原告が彼らに求めているのは懲罰ではなく真実と謝罪である。隠蔽する人生は果たして望む道なのだろうか、誇りに思えるのだろうか。幸せから果てなく遠ざかる余生を彼らは咎めなく生きていくのであれば声を荒らげない、蔑むだけである。

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    2020年08月03日