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衝撃を与えた週刊文春での手記公開 。総理夫人らの関与を消すため行われた公文書改ざん。懊悩の末に死を選んだ近畿財務局職員の妻と、事件を追う記者が問いかける真相。
本書は、夫を理不尽に失った赤木雅子さんが国などを提訴、俊夫さんの手記の公開に至るまでの怒り、迷い、葛藤を率直に綴った「手記」と、事件を発覚当初から追い続けてきたジャーナリスト・相澤冬樹氏による「同時進行ドキュメント」で構成されている。
「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」
(赤木俊夫さんの遺書より)
森友事件の渦中で、総理夫人らの名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられ、懊悩の末、2018年3月、自ら命を絶った近畿財務局職員・赤木俊夫さん。享年54。
2020年3月、赤木さんが遺した痛切な手記が週刊文春で公開され、大きな反響を呼んだ。妻の赤木雅子さんは真実を明らかにするため国などを提訴。事件の再調査を求めて行った署名活動には、35万を超える賛同が集まった。
まだ、事件は終わっていない!
Posted by ブクログ 2021年05月09日
亡くなられた赤木さん
正義感が強過ぎたのかも知れませんが、その時の状況がよくわかり、涙が止まりません。
坂本龍一や安藤忠雄が大好きで、ちょっと変わっていた赤木さん。人となりを知る事で身近に感じました。家庭の事情から高卒で国鉄に就職その後、国鉄解体により公務員となりますが、立命館の夜学で政治学を学んで...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月09日
全てがありのままに書かれているという印象。
お二人の関係もスムーズにここまで来た訳ではなく、お互いに探り探りであったこともうかがえる。
奥様が陰でどんなに悲しみ苦しみ泣いてきたか…ということを想像した時に、ここまで強くいられるのはきっと「ご主人が見ててくれている」という思いからなのだろう…。
早く真...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月14日
「(認可あるいは国有地払い下げに)私や妻が関係していたと
いうことになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく
総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げて
おきたい」
「まさに」の使い方がおかしんじゃないかと思うんだが、それは
さておき。
2017年2月17日、衆議院予算...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月11日
ほぼ1日ですあっという間に読み切りました。そして思います。
『僕も真実が知りたい』
集められた様々な証言、文書、状況の全てが佐川宣寿の安倍に対する忖度改竄命令の存在を示しており、関係した財務局の全ての職員の不起訴には黒川弘務の忖度による捜査指揮への介入を示していることがよくわかります。そしてその...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月31日
あの 森友で 実際に改ざんをさせられ
その苦悩に 耐えきれず
自殺してしまった 赤木さんの 奥様の
心の声が書かれていました。
読み進めいくと
本当に 腹が立ってきます。
組織を守るために 一人の人の心をまず壊して
そして その人の命までも奪う。。。。
そんな 人たちが のうのうを暮らしているっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月03日
一人の公務員が上司から公文書改竄を強要されて、その罪に苛まれて自死へ至る。その責任をなすりつけ合う愚かなエリートと為政者、勇気を出して裁判へと持ち込んだ原告が彼らに求めているのは懲罰ではなく真実と謝罪である。隠蔽する人生は果たして望む道なのだろうか、誇りに思えるのだろうか。幸せから果てなく遠ざかる余...続きを読む
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