ジョン・ポーサリーノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代化にあらがった人の個人的な実験。
そんなふうに暮らしてみたい。この一言をえただけで、この本には価値がある。
◎我々が常に勉強しているのは、高価なものを手に入れるためではなく、時々はもっと少ないもので、満足するためではないのだろうか
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・生活をシンプルにすれば、それだけ普遍的な法則がシンプルに見えてきて、孤独は孤独で亡くなり、貧しさは貧しさでなくなり、弱さは弱さでなくなる。
・人生の本質的な部分にだけ直面する
・どうすれば、自分を偽らずに生きられるのか、自分の正しい目的を達成するための自由を失うことなく
・この世で生きていく事は、苦行ではなく遊びなのだ。シンプルに賢く、生きてさ -
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Posted by ブクログ
この本を読んで、やはり日本の漫画の方が進んでいると思った。漫画で読むと言いながら、ソローの『森の生活』の文章のページが多い。日本の漫画家であれば、極力説明や文字をなくし、絵で全てを表現する。ナウシカで感じたのは、本人の話した言葉、本人が心の中で思った言葉、コミュニケーションとしての念和としての言葉が、使われることで、物語が多層的になる。説明、ナレーションはわずかに最小限にとどめる。という手法だ。
この物語は、ソローの『森の生活』であるが、福島県川内村に移って余計しっとりとくる。自然が豊かで、四季のメリハリがあり、今だと朝の空気のキリッとした佇まい、そして夜の闇の濃さと星の瞬きの美しさ、な -
Posted by ブクログ
漂野凪さんの「今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」のオーナーそろりさん…この「森の生活」の著者ソローからのネーミング…ということで、興味を持ちました。だけど、私って海外作家さんの作品には苦手意識があって…でも、この作品はわかりやすくってよかったです(いつか、そのうちに…海外作家さんの小説も読みたいとは思ってるんですけどね(汗))。
著者のソローさんは、仕事をやめ森にこもって自給自足の生活を始めます。本当に必要なものは以外は求めず、自然の恩恵を受けながらその日その日を流れるように、自身のペースで生活することに…。だけど、社会を遮断して生きていたわけじゃなく…だからこそ、奴隷制度などに反対の意 -
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