杉山大志のレビュー一覧
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【書名と著者】
データが語る気候変動問題のホントとウソ
杉山大志
【目的】
気候変動(元、地球温暖化)問題について、仕事や生活で聞かされるデマと利権絡みの情報ではなく、ファクトベースで本件を認識できるようになるべく手に取った。
【読後感】
結論、温暖化、気候変動は嘘だらけ。
あらゆる人に読んでほしい一冊。
自分の認識から疑わないと気候変動問題は正しく考えることができないことに気づいた。
物心がついてから地球は温暖化してて脱炭素が必要と刷り込まれてしまっている。歴史問題と同様に不確かな情報を元にした認識を植え付けられていたことに気づいた。
【印象に残ったポイント】
・呼称の変更はデータが不 -
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気候変動会議派の本と安易に括ってはいけない本。
以下内容解釈 ナラティブに書いているが、これを科学者としたらデータを用いて書かれているのが本書の強み
昨今何でもかんでも地球温暖化のせいにされて報道されていると感じるが、100年で1度の温暖化と最近暑いという体感はスケールが全く合っていない。
様々な要因により、局地的に見れば気候が変動していることがあったとしてもトータルの温暖化とは別と考える必要がある。
台風や豪雨といった現像の実際のデータを見ることで、災害の激甚化がファクトと合ってないことも明らかにされている。
温暖化における人為的要因はどの程度か?
これは回答が非常に難しいという -
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地球温暖化の実態やこの情報社会にはびこるフェイクの恐ろしさを学んだ。
生態系が破壊され、海面が上昇し、食糧危機に陥り…。
地球温暖化によって我々の生活がめちゃくちゃになると不安ばかり煽ってくるニュースを鵜呑みにするのはあまりに危険だと痛感した。
本書では「ホッキョクグマは増えている」「地球温暖化の海面上昇でしずんだ国はない」といかに世界中でフェイクがまかり通っているかを訴えている。
ホッキョクグマについては本当なのか?!と思いネットで調べてみた。
けどいろんなデータや意見が出てきて何が本当なのやら…。
とにかくあらゆる情報と照らし合わせて多面的にとらえることが重要だと痛感した。 -
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太陽光パネルがウィグルで作られてたなんて、悲しい!
最近の環境問題への社会やメディアの向き合い方が何となく胡散臭いと思っていたが、この本を読んで、思ったより悪い方向に進んでいるのでは!?と衝撃を受けた。
交際社会全体が「エコ」と言う方向に向かっているのは共産主義が世界に現れた時と同じ雰囲気を感じる(その頃まだ生まれてなかったけど)。
エコな社会(国)を作ったとしても産業国としての競争力がガタ落ちするので、エコを無視してる中国に負ける。とか、先進国のエコな社会像を途上国に押し付ける事でそのための補助金を払ったり。八方美人で損してる日本!
そもそも今の地球人口を「エコな社会」は養っていけるだけ -
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太陽光パネルは本当に地球に優しいのだろうか?
時代に逆行するかのような発言だが、著者の杉山氏は様々なデータを元に、イデオロギーに左右されず客観的に分析し解説している。
雨や雪の日や曇りの日は、当然ながら太陽光パネルでは発電できない。
しかし、国民が毎日使う電力量は決まっているので、太陽光パネルが発電できない分は、石炭や天然ガスを燃やして発電するしかない。
著者が本書で説明するには、これは無駄に発電施設を設置していることになり、維持費がかかる上にしかも太陽光パネルで作られた電力は非常に高価であり、国民に負担が重くのしかかる。
また世界における太陽光パネルの製造販売は中国企業がシェア80% -
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詳細は本文で正に詳細に解説、議論されているが、本書の主張は巻末のあとがきや解説にあるように、
・そもそも気候に自然変動は大きく、人間活動が与える影響は限定的
・長期間(50-100年)の視点でみるとハリケーン等による災害の激甚化、頻発化の事実はない
・IPCC等が議論の前提にしている数値モデルの信頼性は低い。現在の科学技術水準で長期間の気候予測は不可能
・COPが唱えるようなCO2削減は現実的に不可能で、実現しても温暖化は防げない
・人類はその歴史の中でさまざまな気候変動を生き抜いてきた。CO2削減しなくても気温上昇は限定的で個別に対応できる(著者のいう「適応戦略」)
・CO2削減に巨額の費用 -
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気候変動について現代の科学でわかっていることと、わかっていないことを区別して書いている。
わかっていること:
1.11世紀くらいから19世紀前半まで気温は下がってきており、その後長期的に気温は上昇している。人間によるCO2の排出が増えだす前から。
2.人間の排出するCO2は、地球上のCO2の濃度を増やしており、それが気候に何がしかの影響を与えている。
3.長期的に見て台風や山火事などは、増えていない。
4.人間が出すCO2をピークアウトさせたり、減らすのは極めて困難。
わかっていないこと:
人間の出すCO2が気候に対してどの程度の影響を与えてきたのか、これからどの程度の影響を与えるのか。 -
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『レフ・トルストイの1894年の哲学論文『神の国は汝らのうちにあり』には、以下のような考察が出てくる。【いかに難しい話であっても、そのことに関して先入観のない人に対しては、いかにその人の頭が悪くても説明が可能である。だが、いかに単純な話であっても、そのことをとっくに知っていると固く信じている人に対しては、いかにその人の頭がよくても説明が不可能である。】』―『PartⅠ サイエンス/第10章 誰がなぜ科学を壊したのか』
確かにその通りかも知れない。ただし、頭が悪くても、話していることについてのリテラシーがあれば、と自分なら条件を加えるだろうけれど。科学的な思考についての無理解というのは、やはり -
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ネタバレ気候危機説は捏造だ!
温暖化の科学は決着していない!もともと気候は自然変動が大きい!
ハリケーンなどの災害の激甚化、頻発化などは起きていない!
数値モデルによる温暖化の将来予測は不確かだ!
大規模なCO2削減は現実的ではなく、自然災害への適応が効果的だ!
足元、一方向の議論になりがちな「気候変動」。
全てが人間によるもののように報道されているが、気候変動の要因には様々なものがあり、過去のデータを紐解けば、ここ数十年の温暖化のような事象は、数万年、数十万年まえの地球においても、発生していた。
質の悪い石灰を燃やした時に出るエアロゾル微粒子が太陽光を反射するので、冷却効果を持つ。
気候システム -
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非常に良かった
著者は温暖化懐疑派だが、感情論ではなくエビデンスをベースとして、今の人間活動原因説を明確言えないことを述べている
そもそもスタートが人間活動が原因ということを決めつけられ、それに合うような結果、シュミレーションを見せるようになってしまっている
結局は客観的か科学的根拠から判断するのではなく、科学が上手いように悪用さらてプロパガンダとなってしまってる
政治が絡むと科学的に正しい事ではなく、目先の利益や国益が優先されてしまう
科学者がその一端を担ってはいけないと思う。だが、そもそも頭のいい政府の役人達はそれを承知の上でやっているのではないか?そこまでバカなのか?
気候の観測、解析 -
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今の脱炭素により地球温暖化を阻止しなければならないという動きに対し、盲信せぬためにも読むべき一冊。こうした反対論は他にもあるが、筋道だっており読み易く、論理的。反対意見はあって然るべき。これぞ民主主義、言論の自由のはずだが、本著が言うように、一部メディアやSNSでは意図的な規制も… 。
先ず、パリ協定を巡る中国の思惑と危険性を主張。まさにその通りだと思う。先進国が2050年を約束するカーボンゼロに対して中国は2060年。どうせ実現しない他国の出方を見て、中国は何とでもできよう。その宣言を盾に、イシューリンケージで侵略行為を取り引き条件へ。更には、再生エネルギーで必要となるレアアースメタルは7 -
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途中までしか読んでないけど。
当たり前だけど定義や議論の前提、エラーをおさえないと騙されると感じる。
地球の反射率をアルベドというが、古き良き測定方法として月の影に写る地球の反射を測定する、というのがある話は面白い。
気象と気候は異なる。気候システムを流れるエネルギーのうち、人間の影響は1%に過ぎない。つまり99%を1%以下の精度で観測、理解しなければならない。
平衡気候感度ECSは仮にCO2が産業革命前(280ppm)から倍増した時に平均地上気温の偏差がどれくらい増加するかを表す。
気候シミュレーションはあまり良くなく、パラメータチューンも怪しい。中にはECS3度を目指してチューンした -
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米国の熱波の頻度は1900年と変わらない。
また米国の最高気温は50年間全く上昇していない。
過去100年間、人間はハリケーンに明確な影響を及ぼしていない。
グリーンランドの氷床の縮小スピードは80年前と変わらない
人間が引き起こす引き起こす気候変動の最終的な経済的影響は、少なくとも今世紀末までは最小限にとどまる
地球は1940年から1980年の間に少し冷えていた。
最低気温(夜間、夜など)最高気温より速く上昇している。
比較的暖かい期間が何世紀も続いた後、1000年ごろから少しずつ冷えてゆき、1450年ごろから1850年ごろにかけての小氷期に至っている。
ここ30年が過去1400年で最 -
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グレタ・トゥーンベリさんの活動で一躍世界的に注目を浴び、また近年目立つように感じてきた異常気象から、地球温暖化は非常に身近な問題だ。
しかしそのエビデンスは?と言われると、いやだって世界的に議論されているじゃない と言う程度。
最初は、何を世界的な流れに竿をさしているんだろうと、懐疑的な意識で読み始めたが、データを元にした解説により引き込まれた。
著者のスティーブン・クーニンは間違いなく米国を代表する科学者の1人。世界最高峰のカリフォルニア工科大学で筆頭副学長をつとめ、コンピューターモデルによる物理計算の権威でもあるらしい。
温暖化対策に熱心なオバマ政権では、エネルギー省の科学次官に任命され