南郷晃太のレビュー一覧
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設定としては、ずっと続けられる作品ではないと思ってはいたが、やはり、終わったことを実感すると、すごく悲しい。
人間と四国地方のマイナー妖怪が織り成す学園ものは、短所もあるけど、長所もちゃんと認めてあげようよ、というメッセージ性を含んだ、絵柄も温かい、素敵な作品でした。
読んでて、いつも、心が癒されて、元気が出たり、ほっこりしたり、最後は泣いてしまったが、終わり方も良かった。作品もマイナーかもしれないが、これは本当にお薦めしたい、いい作品だと思います。
優しい渡海くん、照れ屋の飴宮さん、明るい紅坂さん、真面目な瀬々良木さん、頼りになる相模くん。
素敵な時間を本当にありがとう。
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Posted by ブクログ
おぅ……、まさか終わってしまうとは
内容的にはもう少し続けられそうな印象のある作品だったのだけど、あまりダラダラやるべきではないとの判断なのだろうか…?
修学旅行で東京に来た面々。東京といえば、隼人が以前住んでいた場所であるわけで
そこがどのような街であるか知ることは同時に隼人の人間性に迫ろうとする姿勢の表れでも有る
特に初夏はその姿勢が顕著。人間と付き合う先輩妖怪に「人間と妖怪が付き合うとは?」を聞いてしまったことから始まり、自分と隼人の共通項を知ろうと街巡りする様相は可愛らしい
けれど、四国と全く異なる街の様子はある意味隼人と初夏が全く別の生まれであることの証明にもなってしまう
でも、 -
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ドマイナー妖怪達と普通の人間である渡海のゆるやかな触れ合いが続く第3巻。ド派手な展開は起こらないし、恋愛関係もそれほど進展しているわけではないけど。このゆるっとしていながら学生の日常にありがちな光景を随所に散りばめた内容は非常に好み
メイン5人の関係性も明確になったことでキャラクターが自然と動き出すような話が多く、安定感有るノリが展開されているね
第21~22話ではびちょ子こと瀬々良木碧の成長を感じさせるエピソードが
いつも濡れているために他人と接することを苦手とし、遠慮がちになってしまう碧。そんな彼女が体育祭にて三人四脚に参加するために奮闘する
他人とくっつくことを苦手とする碧が初夏と光子 -
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第二巻でもドマイナー妖怪が登場する流れ自体は変わらないのだけど、話のメインとなるメンバーは第一巻で揃った5人で行く感じなのかな?
こうして見ると役割分担がきちんと為されているメンバーになった印象
エピソードとしては初夏の嘗期に始まり、光子がアイドル写真を撮ろうとする回、碧が風紀委員として頑張る回、初夏の実家事情などバラエティに富んだものばかり
第一巻の段階ではラブコメというよりもコメディ中心で展開していくと予想していた。その傾向は第二巻もあまり変わらないんだけど、ほんの少しだけ恋愛フラグ的なものが描かれていたのは気になってしまう
隼人が赤より青が好きと知って衝撃を受ける光子とか、糸魚に友達 -
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そこまでローカル描写があるわけではないんだけど、地方感を強く感じさせる内容に思えた
そもそも妖怪を扱う作品は数あれど、ここまでマイナー妖怪を取り揃えた作品ってそうそう無いのでは?と言いたくなる。知名度高いかもと言えるのは天狗の相模坊くらい?
本作はそういったマイナー妖怪達がそのマイナー過ぎるアイデンティティを抱えてあーだこーだする様子が非常に面白おかしく描かれているね
そしてそんなマイナー妖怪と関わることになった渡海のツッコミが冴え渡っているためにメリハリの効いた内容になっている印象
そもそも第一話で登場するヒロイン(?)の飴宮初夏からして、嘗女などというマイナーっぷりが凄い。そんな妖怪初め -
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この作品を読むと、毎回、やさしい気持ちになれるので、本当に好きです。みんな、感情が素直だから。
今巻は、表紙でもある、瀬々良木さんが大活躍。体育祭での3人4脚と障害物競走に、渡海くんと、牛山くんの劇をお手伝いしたり、みんなの支えもあって、すごく輝いてます。
また、飴宮さんの渡海くんへの誕生日プレゼントや、紅坂兄弟、総登場での、紅坂さんの夢への想いや、相模くんのファッションチェック等、他にも、見所満載です。もちろん、渡海くんの温かいツッコミも絶好調です。
あと、渡海くんの妖怪への優しさが、ここまですごいのには驚きましたが、牛山くんからの先生コールは、さすがに笑ってしまった。あんたすごいよ。 -
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渡海くんと四国妖怪たちの学園生活は、それぞれの個性が、より如実に表れて、面白くなってきました。
飴宮さんの秘密主義も、紅坂さんのアイドルへの夢も、瀬々良木さんの控え目なところも、それぞれが、自分なりに悩みながらも、お互いにフォローし合いながら頑張っているのが、読んでて微笑ましいし、癒されます。1巻では、お互いに距離感があったのが、この巻では、完全に仲良しになってますね。
また、飴宮家が初公開されて、飴宮さんの秘密っぷりは可愛いし、新キャラのお手伝い、兼、教育係の糸魚さんが面白すぎて好きです。
さらに、この巻では新たに、相模くんの出生が明らかになり、本格的に仲間に加わります(既に仲間みた -
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東京から四国に引っ越した人間の渡海くんが、なぜか四国妖怪の通う学校に転入されるというオープニングでしたが、今では、絶妙かつ暖かいツッコミを妖怪たちに繰り出せるくらい、渡海くんは馴染んでおります、周りは全て妖怪ですが。
四国の妖怪たちは、マイナーゆえにこじらせていて、それって、どういう意味なのかと思ったのですが、それが妖怪たちの個性として面白く表現されていて、それに対して、前向きに取り組む渡海くんの人柄に好感が持てます。主要キャラ(妖怪)は各県に一人ずつで計四人。秘密主義だけど甘すぎる飴宮さん、前向きすぎる紅坂さん、気遣いの鏡の瀬々良木さん、そして、二巻以降で、本格的に絡んでくる相模くん。コメデ