アビー・コバートのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
混乱に対する向き合い方
一応全体として混乱を紐解いていく一つの流れにはなっているが、どちらかというとステップごとに考えるべきこと、検討すべき内容を、それぞれ独立して紹介している印象。
他の方も書いている通り、何が混乱に当たった時に、今自分がどの段階にいて、どれが使えそうかをみるためのリファレンスとして役に立ちそうだと感じた。
下記メモ
- 統制語彙の重要性…使わない言葉リスト
- 名詞と動詞の組み合わせによる要件定義
- 明確なゴールは意図・基準・進捗がある
- 正確な分類が役に立たないことも→意図が重要(e.g トマトが果物か野菜か)
- 不要物を取り除くことが重要
- 人々が目 -
Posted by ブクログ
本書はアプリ/システム開発における情報アーキテクチャ(IA)ではなく、普遍的に情報を整理するための手法を取り扱う。アプリ開発・レストランの内装・駅の案内板・チーム作り・組織運営など、あらゆる場面で有効な内容だった。
UIデザインの本として読み始めた最初は「概念的で分かりにくい」という印象だったが、顧客やチームと共同作業するためのビジネス本として読むと大変な良書だと感じた。
IAの本だと思ったから本書に出会えたが、それゆえに第一印象は悪かった。書籍p101の「本書で使わない言葉リスト」の中に「情報設計」
があるにもかかわらずこのタイトルをつけた訳者、すごく勇気あるなあ。。。 -
Posted by ブクログ
本の内容としてはかなりよかった、自分がずっと疑問に思っていたようなこと...例えば認識の齟齬を減らさないとプロジェクトはうまく進まないだとか、そのために言葉を丁寧に意識するだとか、ある人の視点に立ってみるとか...初歩的なことだけど、ああやっぱりそうなんだと共感できてとてもよかったです。
アビー・コバートさんはこの本のために幾度となくセンスメイキングされていて素敵です。
しかし、訳がとても酷い。この日本語で読むならば時間がかかっても原著を読んでアビー・コバートさん自身の意図を汲み取るのに徹するべきだと考えた。
混乱を落ち着かせるべく、センスメイキングするための手段を学ぶ本なのに、日本語の流