中村芳平のレビュー一覧

  • 居酒屋チェーン戦国史

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    チェーン居酒屋の始まりは、1970年頃の
    「つぼ八」「村さ来」「養老乃瀧」が挙げ
    られます。

    誰もが一度は行ったことがあると思います。

    その後、バブル崩壊、リーマンショック、
    東日本大震災などにより、業界自体の規模
    が小さくなっているパイを、さらに互いに
    奪い合っているのが現状です。

    さらにコロナ禍の大打撃です。居酒屋は今
    後どこへ行くのか。

    この本はチェーン居酒屋が、どのような変
    遷を経て現在に至るのか。

    創業者の行動力などはビジネスパーソンの
    観点からも学ぶべき点は多いです。

    そうなのです。レッドオーシャンに勝負を
    挑む興亡史として外食産業の成り立ちを学
    べる一冊です。

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    2022年04月07日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    歴史がコンパクトにまとまっていてとても良い。一攫千金の夢、栄枯盛衰、失敗と再生、いろんな物語が詰まっていて今のベンチャー・スタートアップの勃興と似たものを感じる

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    2020年05月23日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    浮き沈みの激しい外食業界。その中でもさらに激しい競争にさらされるのが居酒屋業界だ。3000円以上の高額な客単価は儲けも大きいが、リスクも大きい。

    そんなハイリスク・ハイリターンな市場には一攫千金を夢見る若者たちが次々と挑み、そこで勝者となった者は1代で何百店舗ものチェーン店を立ち上げていた。

    フランチャイズ方式で1000を超える店舗を開いた「養老乃瀧」の木下藤吉郎。セントラルキッチンを導入し、株式上場も果たした「天狗」の飯田保。コスパの高い酎ハイを発明した「村さ来」の清宮勝一。彼ら先駆者を経て、居酒屋創業者の社会的地位は向上、現在ではワタミやモンテローザ、コロワイドなど居酒屋をルーツに持つ

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    2019年03月12日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    競争激しい居酒屋チェーンの栄枯盛衰史。良いアイディアは「百軒覗き」ですぐにマネられてしまう、まさにレッドオーシャン。
    養老乃瀧、村さ来、つぼ八などの居酒屋チェーン第一世代の発展史がおもしろい。
    その後の専門店化、低価格化の流れも興味深い。

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    2023年04月23日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    街で見かけてお世話になる居酒屋の歴史が分かる本。
    フランチャイズ、直営店、総合店などの問題点があると淘汰される厳しい世界である事が分かる。

    どの創業者のエピソードも面白いが中でもつぼ八の創業者石井氏の項は印象的。普通ならめくじら立てるところワタミ氏達をスカウトするところなど人間的な器も見逃せない。

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    2022年01月28日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    知っているお店が殆ど。
    それぞれの経営者がいろんなことを考えて、それが一度は上手く行ったり、行かなくなったり。
    その陰で、全く上手く行っていないお店もあるわけだ。
    色々と面白い。

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    2019年03月06日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    1964年の東京オリンピックが民間の警備会社を、それに続く1970年の大阪万博が飲食チェーンをレガシーとして産み出した、ことは知っていましたが、セコムの飯田亮と居酒屋チェーン「天狗」の創業者、飯田保(彼のことは初めて知りました…)が兄弟だったなんて!何気なく飲みに行く居酒屋ブランドの産業史は、あまりにディープでイノベーティブな物語の連続なのでありました。著者いわくの「奇人・変人」創業者列伝です。みんな、強烈なキャラクターと有り余るパワーと飽くなきベンチャースピリットを発散しまくっています。日本の経営者にはスティーブ・ジョブズみたい存在はいない、みたいなこと言われがちですが、夜の街では居酒屋ジョ

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    2018年11月18日
  • 居酒屋チェーン戦国史

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    ああこんなのあったなぁと懐かしく振り返られる

    居酒屋チェーンが始まった1973年以降の熾烈な争いのおかげで、私のような酒好きは安くおいしくお酒がいただけているんだなと感じた
    これからは個性あるお酒を飲める場所というのがますます増えていくんだろう

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    2025年10月02日