斧屋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パフェ評論家の著者がパフェについて熱く、詳しく、情熱的に語る本。
甘いもの好きの自分にとっては眼福な1冊でした。
パフェは音楽であり、ライブであると著者は述べる。
出来上がった刹那の時間を愛す…かつてパフェに対しここまで考えた男はいただろうか?(いたかもしれないが、本で記す熱量がすごい)
読み進めていくうちに、「あの店のパフェ、そういえば食べづらかったなぁ」「考えると○○のパフェはフルーツパーラー系?」など過去自分が行った店のパフェへと思いを巡らせた。
カトラリーや器にまで言及し、作者なりの「パフェとは」に迫っていく。
兎にも角にもパフェへの全肯定がすごい。
ここまで愛し、尚且つ1日1つは -
Posted by ブクログ
ロイホのてっぺんをキャラメリゼした定番のパフェから、噂には聞き、何度もインスタで目にした憧れのパフェまで様々網羅。
著者来歴によると文学部卒ということで、「パフェ」を様々な独断と偏見(←好意的)により、静かに厳粛に論じているのが、一周回って奇妙な馬鹿馬鹿しさがあり、好印象。
結局のところ、好きなんだからいいじゃないかという主張をいかにも大仰に多角的視点であれこれいうだけに尽きる本(←好意的に)。
美味しそうだなぁいいなぁと、目が眩む羨望の思いで読み終える。あー、果実園今シーズン行ってないなぁ、ロイホってこの辺りないのよね、スプーンがグラス底の形状と全く合ってなくて、ハーゲンダッツのイート