斧屋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パフェ評論家の著者がパフェについて熱く、詳しく、情熱的に語る本。
甘いもの好きの自分にとっては眼福な1冊でした。
パフェは音楽であり、ライブであると著者は述べる。
出来上がった刹那の時間を愛す…かつてパフェに対しここまで考えた男はいただろうか?(いたかもしれないが、本で記す熱量がすごい)
読み進めていくうちに、「あの店のパフェ、そういえば食べづらかったなぁ」「考えると○○のパフェはフルーツパーラー系?」など過去自分が行った店のパフェへと思いを巡らせた。
カトラリーや器にまで言及し、作者なりの「パフェとは」に迫っていく。
兎にも角にもパフェへの全肯定がすごい。
ここまで愛し、尚且つ1日1つはパフェを食べると言う著者には尊敬の念を抱く。
ページを捲るにつれ、自分の中で食べたいパフェがあれよあれよと増えていき、Googleマップに複数のブックマークを残していく…。笑
おわりにまで読んで、遊び心にクスリと笑う。
最後まで味わい深く、乙な本でした! -
Posted by ブクログ
パフェ評論家による、魅惑的で個性的なパフェの数々を紹介。
第1層 パフェの現在地・・・季節感、アトラクション、見立て、
ライブ、舞台、陶酔、ファンタジー、健康、
求道。いわばシチュエーションで味わう。
第2層 日本全国パフェ巡り・・・札幌、愛知・岐阜、石川、
大阪・京都、岡山、九州にて。
第3層 パフェの論点・・・パフェについて、著者は熱く語る。
パフェとの出会いは、一期一会。
視覚で愛で、香りを楽しみ、味わう。
それだけではない。
季節もの、限定には、二度と出会えないものもあるということ。
見た目の美しさだけではない。
作り手の、味の追求、食材の構成における盛り方の妙。
そう、いかに綺麗でも、味をおざなりにしてはいけません。
作り手たちのパフェの構想や試作のメモの画像があり、
完成したパフェはどれも個性的で、味わいたくなるものばかり。
庭園に見立てたパフェ、レモンのパフェが気に入りました(^^♪ -
Posted by ブクログ
ロイホのてっぺんをキャラメリゼした定番のパフェから、噂には聞き、何度もインスタで目にした憧れのパフェまで様々網羅。
著者来歴によると文学部卒ということで、「パフェ」を様々な独断と偏見(←好意的)により、静かに厳粛に論じているのが、一周回って奇妙な馬鹿馬鹿しさがあり、好印象。
結局のところ、好きなんだからいいじゃないかという主張をいかにも大仰に多角的視点であれこれいうだけに尽きる本(←好意的に)。
美味しそうだなぁいいなぁと、目が眩む羨望の思いで読み終える。あー、果実園今シーズン行ってないなぁ、ロイホってこの辺りないのよね、スプーンがグラス底の形状と全く合ってなくて、ハーゲンダッツのイートインで憤ったわと次々思い浮かぶことがあり、自分の中に意外とパフェが棲みついていることを認識。
疲労感の高まってくる夕方に読むと「食べたい」欲求を制御するのが大変に違いない。