明石ガクトのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ話題の本だから、とりあえず読んでおこうくらいの気持ちだったけど、想像以上に中身が濃くてびっくりした。
特に、明石さんのこれまでの動画との関わり方がすっごくドラマティックで感動する。そしてこの本を書いた理由や誰に向けてのメッセージかが明確で胸を打たれた。
仕事で動画に関わることはない人も、読んで損はない本です!
・動画のファーストウェーブ
2005年YouTube誕生(巨大な動画の検索エンジン)→2014年YouTuberブーム
・セカンドウェーブ
2015年Facebookが動画対応(検索を介さないコンテンツとの出会いに動画が組み合わさった)→2017年早回し料理動画ブーム
・サードウェーブ
2018年Facebookアルゴリズム変更宣言(Facebookに適応して作っていた動画はリーチがどんどん減る)
・1万時間の法則
マルコム・グラッドウェルが提唱。各分野の一流と呼ばれている人はプロフェッショナルになるためには1万時間の積み重ねが必要という法則。
・動画と映像の違い
動画が誕生したのは2007年にiPhoneが誕生してから。
映像と動画の時間軸は異なったもの
動画はIPT(infomation per time)が高い。情報の凝縮
動画はあらゆるスキマ時間に偶然出会うもの
・テレビ
テレビの広告収益はこの10年間ちゃんと成長している。
映像だけが持っている価値を動画が生み出せていないから。テキスト→ウェブのシフトはできてもテレビはそのシフトができていない。
テレビにはGRPという露出量を超えた価値を持つ通過があるのに、動画は未だに再生回数と視聴完了数。
abemaは視聴率が個人になって、GRPでマネタイズすることを見越してやってきたのでは?
・世界観をビジュアライズする
描きたいゴールに向けて演出やアイディアを収斂する。
例:カープール・カラオケ、VOGUEの73の質問
・onemediaの挑戦
みんなが読まないハイコンテクストな内容を、IPTの高い動画で伝える。
・かつてテキストが占めていたポジションは、写真や動画といったビジュアル表現に入れ替わっていく。
・インターネットは作ると届けるが分断されていないから、クリエイターが届ける側に搾取されない。
・どのプラットフォームで勝負するか決める、そのプラットフォームで輝くスタイルを考える、スタイルを踏まえたエンゲージメントの高い動画を作り続ける
・とにかく物語は転がしていかないと何も起きない
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Posted by ブクログ
IPT(Inspiration per text)が高い本。著者である明石ガクトさんの体臭がしてきそうなくらいアツい内容だった。僕はクリエイターじゃないけど、マーケターとしても個人としても動画と今後どう関わっていくかについて色々インスピレーションが湧いてきたので高IPTという評価。IPTの意味が知りたい方はぜひ本著を読んでみてください。
お茶の間TVで多勢で見るシネマトグラフ的体験=映像
から
スマホで単独でスキマ時間に見るキネトスコープ的体験=動画
へのシフト。
デバイスに加えて5Gや8Kなど通信速度と画質の変化で動画体験がもっともっとリッチになっていく。
僕らが子供の頃のSF映画で見た未来予想がことごとく実現していく。
コレまでで言うキー局など配信プラットフォームそのものの機能価値は前述の技術的革新で優位性を失い、配信するコンテンツそのものの価値が優位性になっていく。
その中で、コンテンツ作りに心血を注ぎ経緯を払うNetflixのような業界の新しい雄が生まれている。
動画で戦っていく上では、プラットフォームを見定めて、その中で際立つスタイルを確立し、見終わったあとも考えてしまうくらいのエンゲージメントを引き起こすようなコンテンツを投下していくべし。 -
Posted by ブクログ
「情報が凝縮されてるのが動画」とか「IPT」とか面白かった。
しかし、、、、ONEMEDIAの制作した動画を観たけども、早口ナレーションとせわしなくチカチカさせる画で脳を覚醒させて映像を凝視させるという作りのものだった。人間の本能を刺激する洗脳ツール。動画の収入源は結局のところ「広告」だから。チカチカ動画中毒になって広告に触発されて消費行動をするという未来の絵が少し見えた。
著者ら動画製作者に悪意があるわけではもちろんない。再生数なんかを目指して動画をブラッシュアップしているうちに辿り着くのがこういう「チカチカ・脳覚醒・映像凝視・洗脳ツール系動画」なんだろう。
街中にこんな動画広告が溢れるようになるのはイヤだ。場所によっては規制してほしい。そういう懸念の声なんかも将来は出てくるだろうと思う。
いづれにせよ、近未来の情景を少しだけ見せてくれる本ではあった。