増村岳史のレビュー一覧
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日本における芸術系の最高学府、東京藝大出身者の思考について、入試から大学での学び、卒業生のインタビューを通して解説&解明した本。
進学校にいながら勉強が得意ではなかった私が選んだ進路は美大だった。
当時は共通一次を全科目受験しなきゃいけなかったのも苦痛だったし、デッサンが苦手だったので受かるわけがないと記念受験すらしなかった藝大。
大学院美術研究科絵画専攻油画修了の小左誠一郎さんは、好きなことをやるために実技の一次試験であるデッサンを効率的に描く術を開発した。
そんな発想があったとは。
進路選びからして逃げだったし、大学に入ってからも真剣に向き合っていなかったし、就職もなんとなく決めた。
当時の私は「アティチュード」の何たるかも理解していなかったと思う(今もか)。
好きなことで結果を出して生きていきたい人のヒントになる本。 -
Posted by ブクログ
私が美大で学んだことを客観的に再認識できたらいいな、それから他の美大にはない芸大生ならではの思考についても知れたらいいなと思って読んだけど、美大や芸大のことをよく知らない人向けの本だったので期待したほどの発見は得られなかった。活躍している在校生や卒業生へのインタビューが中心で具体例ばかりだったから、芸大で学ぶ内容や頭の使い方、ビジネスへの活用方法についてもっと掘り下げてほしかったな。美大や芸大のことはよくわからないけど他の人と差別化するためにアートを学びたい、みたいなビジネスパーソンにとっては参考になりそう。
【読んだ目的・理由】芸大生の思考方法を知りたくて
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.2
【一番好きな表現】「やりたいことをできる環境に自分を置くことを才能という」という教えでした。(本文から引用) -
Posted by ブクログ
アート思考
ゼロからイチを創るアーティストの考え方や方法を実践する思考法
アートとデザインの違い
・アート :問題提起(自分の内側から表現したいと思うことを表現する)
・デザイン:問題解決(クライアントの問題を解決する)
アート思考を身につける方法
・見るのではなく 「観る」 。「観る」は、対象を能動的に捉え考える (右脳と左脳を行ったり来たり)
・全体の「俯瞰」と細部を「観る」を交互に行う (抽象と具象の行ったり来たり)
・美術のスキルがアート思考を高める。デッサンを描くなど、観察し絵を描く
・アート思考の根源は 「美意識」
クリエイティビティとは組み合わせ。
これまで印象派が「対象物を感じたままに描いていた」のに対し、
ピカソは「対象物を複数登場させ多面的に描く」ことでキュビズムを生み出した。
デッサンのコツとして、数学的な物事の見方が必要。
絵を描くことは感性を司る右脳も大切だが、論理を司る左脳と統合した能力が必要なのだ。
デッサンの素振りを続けることで、あらゆる場面でクリエイティブな要素を生み出すきっかけとなる。