ゆあまのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
よかった
わりと主要キャラそれぞれにスポット当たっていてよかった。
みきちゃんとはじめちゃんは少し出番少なめ。アキ志帆好きにとっては志帆が最高にかわいかった。 -
ネタバレ 無料版購入済み
朝香さんかわいい。けどまだ色々謎があって気になる…。雫のこと本当はどう思っているんだろう?1巻ではまだ百合百合していませんが、今後そうなっていくのかも気になります。
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Posted by ブクログ
栞から叩きつけられる悲しみと嫌いの感情
雫としては眼の前にどうにか対処して、夏織の要求に何とか応えている一杯一杯の状況。だから自分の知らない面が夏織にも夏織の周囲にも有るという事を少しずつ知っていくしか無い
けど、その少しずつというのは雫が知らない面を知る者にとって亀の歩みのようなもの。苛つくのも仕方ない
でも、少しずつだから雫はその瞬間に受け取った夏織に関する欠片を丁寧に扱えるわけだ
自分より大きく悲しむ栞の姿を前にして夏織の存在の尊さ、転じて夏織への好意を自覚する流れは丁寧だね
毎日のような面会と紙上で紡がれる雫と夏織の淡い交流
台風のせいで面会に行けない。そのもどかしさが通話による恋人未満な二人のイチャイチャに繋がるとは……
目の前に居ないからと出来る事はないかと尋ねた雫に夏織はなんて物を要求してるんだ…(笑)
ただ、電話だと気付け無いものも当然のように有って。進行する夏織の病状とノートの文面が……
雫は少しずつ様々を知るけど、まだ隠されている想いもあって
それもあってか23話はかなり甘い描写が満載になったね。プレゼントを渡して、書いた小説は絶賛されて
悲しみを忘れられる一時。だからこそ、雫の方からその瞬間が壊れかねない何かが飛び出しそうになったのは驚いたな
そういや忘れかけていたけど、過去に小説投稿で何か嫌な想いをしたのではないかと察せられる描写が有ったっけ。
今は話せないけど、いつか話すと約束して「また明日」と再会を願って
それはとても幸福な時間で。だから小説の終わりが自分と夏織の時間の終わりだと考えてしまったら筆は進まない
というタイミングで別方面から終わりの兆しを感じさせる出来事が。そりゃ夏織の状況を考えれば当然のようにやってくる事態では有るんだどさ…
時間は進み、状況の悲劇性は増していく。なのに紙上の雫と夏織は変わらずに幸福で居るなんて覚悟のないまま向き合えるものじゃない
そもそも雫の小説は自分の為に書き始めたもので。それが夏織との触れ合いの中で夏織の為に書くことになって
夏織が苦しんでいるなら、その苦しみを無視して嘘の幸福を書き連ねるなんて出来ない
なら、雫に出来るのは現実の夏織のために行動なわけだけど……
どう考えても明るい意味ではない「外出」と「デート」
ここにるりも混ざってくるならやはりその先にある意味は一つしか無いわけで
るりと雫が和解するなんて3巻を読んだ時は有り得ないのだと実感させられたのだけど、もしかして和解の可能性が生まれつつ有るのかな…?
勿論、雫と和解しない事がるりの落ち度になるわけではないのだから、無理に和解する必要はないのだけど、遠くない未来に世を去ると確定している夏織は関係が和らぐ事を願っていて、るりも夏織の想いに応えようとしている
後はるりが今の雫がどのような人間であるかを知って、そして雫もるりに対して真摯に謝罪の気持ちを持つことが肝要なのかな……
それらを考えると最終巻は感情の本流に悩まされる事になりそうな予感…… -
購入済み
連載長いやつは安定
わたゆり、きみつづ、彩純ちゃん、ささこい、が安定に面白かったし、怒涛の展開で続きが気になる
今日はカノジョがいないから、も遂に、という感じ
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Posted by ブクログ
1巻の表紙と様々な点が真逆になっている4巻の表紙、1巻の頃はグイグイ来る夏織を雫は理解できないままに関係が構築されていった。けれど今は明確な拒絶を示した夏織に雫がグイグイ行くターンへ
あの頃の雫は内に籠もっていたから自分と関わろうとする夏織を理解できなかった。けど今は理解とかそういうものじゃなくて、夏織との繋がりをとても大切に感じている。だから雫にとって突然の拒絶は得たものを失うような現象
夏織としてはいずれ訪れる絶対の別れを理解しているからこそ、その時に雫が傷ついてしまうと理解しているからこそ、雫を拒絶しているわけで…
そういった一種理性的な夏織の判断、それをあの雫が感情的に「嫌だ……!」と叫ぶシーンは良かったなぁ…
夏織は未来の喪失を危惧するから雫と別れようとした。それに対して雫は「夏織からしかもらえないものが欲しい」と残された者へ残されるものを欲した。それはいずれ居なくなってしまう夏織には残せるものが有るという意味で
雫が提案した二人の恋愛小説はまさしくそれを体現する作品になるのだろうね
そうして再スタートを切った二人の関係は何処か雫の方が積極的なものになったね。自分の苦しみを必要以上に表沙汰にしない夏織に対して、少しでも夏織に無理をさせないようにする雫。それは夏織の閉じた心の扉を優しく叩き続けるようなもの
それにしても自分の感情をそのままに著した恋愛小説をその相手に毎日見せるって凄い状況……。これ、ちょっとしたメンタルじゃ到底出来ない行為の気もするのだけど、夏織を繋ぎ止めるためとは言え、いつの間にか雫も随分積極的になったものだね
その積極性は市川芹にも発揮されていたね。正確には夏織をもっと知るために芹にも関わろうとしているといった感じだけど
芹から発せられた「恋人なのかと思った」との言葉、これに悩まされつつも紙上に綴られる恋愛を継続する雫と夏織
ただ心情だけを記すと苦しい現実そのものも記さなければならなくなる。そうして夏織の希望を反映する形で始まったのは理想の恋人の幻想。これはいずれやって来る終わりの時にどのような意味を持つのかな?直近では雫をまさかの登山に向かわせる事になったわけだけども。恋人のワガママから姉と二人で山登りって凄い展開(笑)
夏織はベッドから動けないけど、紙上にて理想の恋人として関係を紡いでいく事で恋人らしい時間を深めていく雫と夏織。でも、それは所詮二人だけの行為に過ぎない
恋人として関係を深めれば他の者は入り込みづらくなり、それは夏織との限られた時間を喪うことを意味するわけだ。家族として当然過ぎるしおの嫌悪を前に雫はどのようにしてしおとも向き合っていくのかな? -
Posted by ブクログ
徐々に近づくるりに謝罪する日。雫にとって自分を雁字搦めに否定する原因となった相手。るりに謝りたいという真剣な思いはある。けれど、それをどう手紙にするのか、相手に何を伝えたいのか?
これは本当に難しい問題。相手は自分が虐めてしまった相手なんだから、謝るのは当然としてもそれをどの立場から謝るというのか……
その悩みに優しく教え諭す夏織の存在は雫にとって良い導き手となっているね。これが別の者に拠る指南だったら雫は助言を受け入れられなかったかもしれないけれど、これまで恋人ごっこの中で培った信頼が有るから、夏織の言葉を素直に受け入れられる。謝罪の手紙も文字が埋まっていく
手紙を書き上げて、直接渡すことになって、苦しみながらも現地へ向かって。そうして、過去の罪であるるりと向き合うことになったのだけど……
そんな雫の事情は虐められていた側には関係ないよねと言わんばかりのるりの反応があまりに辛い……
謝れば、過去の行いを悔いれば、何かが変わるかもしれないという淡い期待。そういったものを打ち砕く被害者に刻まれたままの傷があまりに痛ましい…
しかもこれ、夏織が頼まなかったら会うこともなかった、という点が何よりも辛すぎる。手紙を書くだけでも、現地へ向かうだけでも夏織の世話になりっぱなしだった。それはこの再会の場においても夏織のおんぶに抱っこの状態だったというわけか……
るりが受け入れる余地のなかった謝罪。でも、雫はこれを無駄だったとは思わず、るりも雫への認識が変わる兆しが見えた。それは二人の傷を癒やすものに繋がるのだろうか……?
何はともあれ、遂に夏織が隠していた最後の秘密は雫の前に提示されてしまった。これに雫はどう捉えるのか、そして突然の恋人ごっこの終わりにどう応じるのか
これは雫がこれまでに夏織から受け取ってきたものの意味を考え直す機会となりそうだ -
Posted by ブクログ
前巻ラストにて互いに隠し事を打ち明けた雫と夏織。雫にとっては夏織に知られていたというその時点で心を極限まで揺らしてしまう事態
知られていたという恐怖、それを知って近づいてきた夏織への恐怖、自分達の関係への恐怖
ただ、クラスメートに知られていたというだけなら、ここまで苦しまなかったかもしれないけれど、恋人ごっこの関係であった点が余計に雫を苦しめているね
語られる雫の過去が普通にイジメ案件過ぎて戸惑う…。ちょっとした発言を誤解されたとかじゃなくて、ガッツリとしたイジメじゃないですか……
雫としては他者から褒められた自分の長所を伸ばし、より発揮した形。でも、深く傷ついた人間が居るのならそれは褒められる点として扱われない。相手を傷つけていたと遅れて気付いてしまえば、その刃は自分自身にも向いてしまう
そして、その刃は今も雫を苦しめ続けているのか……
イジメの過去を知られている。それは確かに恋人役の夏織への恐怖を持つ要因になるのだろうけど、一方で恋人ごっこと称して夏織と付き合った時間が有るから、夏織と向き合わなければとも思うのか
雫の弱みを握るような形で始まった恋人ごっこ。それがこうして雫が前を向く一助となるとは思わなんだ
その後に明かされた夏織の思惑には更に驚かされたな
多くの読者は恋人ごっこなんて聞いたら、その先の展開を期待して恋愛要素的なものをそこに見出そうとしてしまう。でも、雫と夏織の恋人ごっこは明るいけれど、どこかが歪だった。その理由がこれなのか。夏織としては雫と仲良くなりたいという感情と同じくらい、雫を繋ぎ止めたいとの感情が勝っていたのか。だから雫との関係も超積極的になっていたのか
隠し事を明かしあって、胸の内をぶちまけて、相手に死なないでほしいと心から伝えて…
そうして二人はようやく少しだけ恋人みたいな姿になれたね。特に夏祭りを共に過ごす様子なんて、これまでになく仲が良さそうで読んでいるこちらまで微笑ましくなってしまうほど
互いに笑みを向けあえて、楽しかったと伝えられた。だというのに……
ここに来てまだ秘められていたもう一つの隠し事。これをどうして夏織は隠したまま雫に近づいたのか、これを知ったときに雫はどのような衝撃を受けることになるのか
二人を結びつける恋人ごっこが今後どのような意味を持ってくるのか、恐ろしい気分になってしまうラストでしたよ -
Posted by ブクログ
以前ニコニコ百合姫で配信されており、2月から再開する「大室家」の付録冊子化を目当てに購入した。ちょっとだけということで8・9・3話(掲載順)の3話分がまとまっている。3話だけなのでやはり今後の単行本化を期待したいが、3話分のチョイスが「大室家内」・「花子の通う小学校」・「撫子の通う高校」と場面の違う話を載せているのでバリエーション豊かな魅力とともに、再開から読み始める新規読者の構えも作れそうなラインナップなので、そういった人にはお勧めしたい付録である。
2013年初刊とあって編集長らによる座談会が掲載されているのも面白い。3人が選ぶ昨年の百合作品ベスト5もいいが、百合姫がどういう雑誌なのか、これからどういう方向性を目指すのかについても触れられているので興味はあるけれども買うか迷っている人がここを読んで考えるのも良いかもしれない。私は初購読だが、個人的にはバリエーションの豊かさを魅力に感じている。
読切が7作もあるので定期購読ではなく買ってもなかなか満足度が高い。「ジュリエット×2」が特に気に入った。「ないしょのかいじゅうちゃん」の他の作品と少々違う感じも面白い。 -
Posted by ブクログ
雫と夏織にとって『付き合う』とは何を意味するのだろう?思わずそんな事を考えてしまうくらいに二人の恋人ごっこはどこか歪
恋人でない者達が恋人のフリをするなんて、古今東西のラブコメにおいて乱造されるネタであるのだけど、本作にて描かれる恋人のフリは甘酸っぱいものではないね
それというのも、雫が夏織に三種類の弱みを握られているから
最初の弱みは自作小説。これを握られている限り、雫は夏織の不興を買えない
次の弱みは物書きとしての性か。自分の作品を評価し、更には新しい題材を提供してくれる夏織を邪険に出来ない
最後の弱みは過去の呪縛か。他者を傷付ける事に酷く怯える雫は夏織の提案を強く拒絶できない
夏織がこれら雫の事情をどこまで把握した上で『恋人ごっこ』を始めたかは定かではないけれど、突如始まったこの関係は甘酸っぱさがすぐに結びつかない奇妙な関係となっているね
というか、恋人ごっこを始めるのは良いとしても、夏織が恐ろしいまでに積極的である点はよく判らないね
雫の家に2日連続で押し掛けるし、雫が服がないと言えば一揃え提供するし。ごっこ遊びと馬鹿にした雫に同調して始めた関係の割に費やす労力が本物の恋人よりも重々しいものになっている気がする
かといって夏織の表情からは雫を貶めようとかそういった裏を感じさせるものは見えず、むしろ積極的に雫との恋人ごっこを楽しもうとする意図が感じさせる
奇妙な関係なのに、そこで交わされる感情はポジティブなものばかりという辺りに本作の歪さが見えてしまう
ただ、夏織が本当に裏表のない人物かと言えば、そうで無い部分もほんの少し見えてくるんだよね。何かしらの思惑は有る。
例えば、雫と一緒に朝顔の種を植えたときに強く祈り雫に縋る様子とか、水族館デートの際に雫の横顔を見てから名前呼びに変えた様子とか、夏織が何かしらを抱えているのだろうとは想像できる
けれど、それが何なのかが判然としない
そういった歪さが決壊するかのようなラストの告白。これは二人の『恋人ごっこ』にどう根付いているのだろうか?