白川方明のレビュー一覧

  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    普段知ることのできない日本銀行の一端を垣間見る想い。
    丁寧な文体は、著者の人柄を体現しているのだと思う。
    なぜ量的緩和に慎重姿勢だったのかを理解した。

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    2024年07月10日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    金融政策の理論や、総裁等の経験を踏まえた実際や葛藤、各種の課題などが詳細に記載されている。金融政策を決定した当時の政権や社会情勢との関係などは大変興味深い。

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    2023年11月12日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    筆者が一般市民はもとより、エコノミスト、マクロ経済学者、政策担当者を読者として念頭に置いてると書いてあるが、まさにそれらの人にとって必読書であると思う。筆者についてはいわゆる「リフレ派」との論争が記憶にあるが、浅学菲才ながら、自分としては筆者の主張の方が論理的で納得感のあるものであった。また、安倍政権のもとで発表された政府・日本銀行の共同声明について、後の日銀の金融政策に関する制約にならないよう苦心された様子が書かれていたが、その苦労が現総裁によって水泡に帰したと感じているが、筆者は現在の金融政策をどう思っているか知りたい。

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    2021年01月16日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    著書の総裁時代の国会答弁が論理的で端正だったことに感銘を受けていたので、その考え方や行動原理を知りたくて購読した。目的は十分に達せられた。

    各論については種々の立場や意見について網羅的な解説があり、その中で自分の取る立場や思いが明瞭に記されている。特に、それが誰の意見であるかを明示するところが著者らしい誠実な態度だ。

    何が正しいのかなどわからない、という懐疑主義がこの本の全体を貫いている。読者の中には正解を明示してくれない態度に業を煮やす向きもあるかもしれないが、私にはそれが著者の謙虚さに感じられた。学者の話が好きな人にはお勧めできると思う。

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    2020年07月04日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    ちょうど経済学を専攻して一番中央銀行にも関心が向いていた時期の総裁の著した大著で、学生時代を懐かしく思い出した。
    著者が日本銀行に入ってからのキャリアの一部、総裁となってから取り組んだ数々の課題についての二部、中央銀行の使命についての三部からなる。
    デフレという立場によって意味が変わったりフレーミング効果のあるキーワードを使わないようにしていたが、このワードが国民にもたらした影響により日銀への信頼が薄くなると金融政策の土台が揺らぐために言及せざるを得なくなったりといった、中央銀行の発信が持つ大きな意義。他にもナラティブとして、失われた20年がある。人口動態の変化が存在する中で成長パフォーマンス

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    2020年05月10日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    白川元日銀総裁の超大作。実際に750ページ以上あって本が安定して「立つ」。今年の年末年始はほぼこいつに費やしてしまいましたが、いい時間でした。

    さて、副題に「セントラルバンカーの経験した39年」とあるとおり、本書は白川氏が日銀に入行してから総裁時代までを、当時の状況に立ち返って書かれた本です。総裁時代には、リーマンショック/欧州通貨危機/東日本大震災と激動の時代を経て、アベノミクスに突入します。積極的な金融政策を政治・社会から求められ、日銀が批判にさらされた時代でもあります。

    リーマンショックの際、日本の銀行はサブプライムローンをはじめとする、いわば「怪しげな証券」をあまり保有していなかっ

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    2019年01月06日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    自分が金融取引に真面目に取り組む前の総裁だったので地味なイメージしかなかったが、本当に深い洞察、信念が垣間見え、大変素晴らしい書籍だった。政治との関係など、普段われわれに見えない点がかかれていて大変興味深かった。後付け説明的なところもあるだろうけど、強い責任感は本物であったと感じさせる。

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    2019年10月12日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    ネタバレ

    あとがきのページの最後までで738ページと、ここ最近で一番長い本だった。しかし実際、著者が日本銀行に勤めたのは39年であることを考えると、一冊の本に書ききれることも限られては来るのだろうと思う。
    金融についてはとても疎いため、正直内容の半分も理解できていなかったと思うけれど、実体験に基づく金融を語っているので面白いなと思う部分も多々あった。金融の世界の構図や流れのようなものも知ることができ、同時に一人のキャリアの中でこれだけのことを経験し考え、伝えることができるのか、と個人的に感銘を受けた。
    中央銀行と金融政策、そして財政がどれだけ私たちの経済に重要な役割を担っていて、私たちの暮らしに影響を与

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    2019年05月04日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    日本人100人のうち99人が興味のない内容だと思うが、この15年、円債投資、ALMとして金融政策に翻弄され続けている自分にとっては、本当に身近に感じる、貴重な本であった。
    今の黒田緩和に対する意見は一切書かれていないが、読めば読むほど、出口のない現在の政策は間違っていると認識させられる。

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    2019年03月21日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

    購入済み

    中央銀行-セントラルバンカー

    経済に疎い私でも混迷する経済を運営当事者の生の声にふれることが、
    出来とても興味深く読んでおります。

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    2019年01月26日
  • 中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年

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    総裁就任後に直面する、リーマンショック、欧州通貨危機、加えて、東日本大震災等。改めて知る、激動の時代における中央銀行における種々の決断の重さであります。ポールソン回顧録等と合わせて読むことをおすすめします。いわゆる、リフレ派、に対する懐疑的な見方にも、なるほど、なるほど、であります。現在の日本経済が抱える、少子化、高齢化、持続可能な財政等、という厳しい現実についても、理解を深めることが出来る良書であります。星4つです。

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    2019年01月02日