信長アキラのレビュー一覧
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覇王色の覇気が使えたらいい
主役のヤクザは一人でお好み焼き屋で豚玉とビールをやっている
お好み焼き屋でアルバイトしている少女が、ヤクザと同じ暴力団に所属する人物の娘であるからである
主役のヤクザは彼女の父と折り合いが最悪である様子も
それとは無関係に彼女を気遣うのだった
お好み焼き屋に、主役のヤクザの弟分が連絡しに入って来る
前回までに撃って刺した悪党集団の男の件である
主役のヤクザは覇王色の覇気が使えたら敵が大勢居ても平気なんだがといった事を言っている
覇王色の覇気って何だろ
主役のヤクザが所属する暴力団の組長は二代目であり、主役のヤクザが心酔していた組長が指名して二代目襲名しているが
主役のヤクザも彼の弟分も二代目組長の人柄を嫌って反発している
そういった個人的な感情抜きに二代目組長を面と向かって虚仮にしたのが件の悪党集団の男たちであり彼らはあれで年齢は若く暴力団の構成員ですら無い
それでも主役のヤクザの所属する暴力団の地元に屯しているのだからと相応に痛い目に遭わせたのだ
その暴力団員ですら無い連中が痛め付けられた事をわざわざ主役のヤクザの本拠地まで詰問しにやって来たのが、暴力団員ですら無い筈の連中が後ろ盾にしている広域暴力団の組長と若者頭(「わかいものがしら」と読む)である
主役のヤクザも、主役のヤクザの所属する暴力団の組長も、怖いもの知らずといった風情で広域暴力団の組長と若者頭をいなしている
もちろん読者が想像するように、主役のヤクザの所属する暴力団と広域暴力団の殺し合いへと発展していくのである
後の展開ではそれなりに先が読めない人間関係が読めたりするし
今作を漫画化している信長アキラ先生の絵と原作者の沖田臥竜先生の台詞回しが面白いので中々に読ませるのである
この漫画だと暴力団員はピアス開けてる連中も多いし大型の刺青を彫っているし在日朝鮮人の幼馴染同士がそのまま愚連隊を組むように暴力団を結成しているし凄惨な展開が待ち受けている
凄惨な物を読みたくない人は読まない方が吉であろう
ハルキコミックスの漫画に反応している人はネットではあまり見かけないけど宣伝足りてるのかな -
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住宅街でリボルバー発砲
主役のヤクザたちは軽快に談笑しながら乗用車を突っ込ませるのは、コンビニエンスストア前で屯するヤクザですらない悪党集団
自分たちの車を悪党集団の車に激突させると、速やかに宣戦布告した主役のヤクザたちはヤクザでない悪党どもをまずはヌンチャクで殴打する
集団の頭目が二人に向かってスパイダルコらしきフォールディングナイフを抜刀して歩いてくるが
主役のヤクザがS&Wの38口径らしきリボルバーを抜いて警告もせずにナイフを抜刀した集団の頭目の太腿に発砲する
車用道路に面したコンビニエンスストアで周辺には住宅街が広がっている場所なのに発砲するんだからド外道だコイツ
太腿を撃ち抜かれて苦痛に悶える集団の頭目を脅しながら撃たれた脚の方にスパイダルコらしきフォールディングナイフを突き刺す主役のヤクザ
悪党集団を制圧し脅しつけてカタギであると言質を取ると、主役のヤクザ達は乗ってきた車に戻り走り去っていく
小競り合いというより既に抗争だが、この小競り合いが今作における暴力団同士の殺し合いの契機となるのだった
脚を撃たれて刺された悪党集団の頭目は自分達の後ろ盾で有る暴力団の若者頭(「わかいものがしら」と読む)に
自分を撃った暴力団員が居ると連絡をすぐに入れる
主役のヤクザ達がここまでするのは余程の理由が有るのか、というとそうではないのだ
この作品2020年以降のようで、やる事は他に無いのかという感じ -
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覇気を修得している
角川春樹と言えば刀を振り回し違法薬物を摂取している文人である
彼が漫画レーベルを設立したそうで専ら小説の漫画化をやっていくらしい
第一弾連載が今作
描いている人を知らず中身を読んでいたらもりやまつる氏の弟子筋かと思った
原作小説では主役がいきなり服役中である、出所するまで刑務所内でのヤクザどもの荒れぶりを描写している
漫画版はいきなりアレンジして主役がさっそく小競り合いに乗り込んでいる
覇気を修得したいそうだが覇気って何の事だろう
小競り合いに行くのに、主役とその弟分は談笑している -
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ターゲットはどの層?
なんとも「チャンピオン」くさい作品。
舞台は大阪環状線の環状族。
環状族といえば「ナニワトモアレ」シリーズが非常に有名。
「ナニハトモアレ」は2000年から連載開始され、第二部の終了は2014年。
少なくとも連載開始時は環状族の余韻が濃厚に残っていた時期だった。
一方の本作は2018年からの連載開始であり、環状族全盛期からは既に20年以上が経過していた。
それでかどうか、本作は「現代の環状族」を取り上げ、それに親世代としての当時のエピソードを挟むという形を取っている。
また、「ナニハトモアレ」とのバッティングを避けるためか、形式上は主人公が女の子。
これは、現在続編がチャンピオン系で書かれている「オーバーレブ」シリーズの影響を感じさせる。
結果として、「頭文字D」に対する「オーバーレブ」を、「ナニハトモアレ」に対する本作という形で表しているかのよう。
つまりは、既視感も強いという事になる。
また実際、本作の大半は「チーム同士の争い=男同士の争い」であり、主人公はそれにアクセントをつける程度の存在に過ぎない。
実質、ガリュウが主人公でいいんじゃないの?と思えるほど。
そもそも、2020年代も半ばの今に於いて、走り屋系の作品は古さを感じる。
40代以上の世代向けに過去の話として扱うのならまだしも、現在進行形の話として描くのは無理があるんじゃないだろうか?
そう考えると、本作のターゲットは結局40代以上あたりの人なのか?と思ってしまう。
(環状族全盛期の人たちは、既に60歳前後)
絵は、たまに崩れるが基本的には悪くはない。
いかにもチャンピオン系という感じではあるが。
また、「特攻の拓」や「カメレオン」、「頭文字D」や「ナニワトモアレ」などをリアルタイムで読んでいた自分には、古さを感じつつも懐かしく、のめり込みやすい要素もあるのは事実。
後は女性主人公を単なる三角関係のキャラとしてでなく、どう主人公として生かしていくか、また既に時代に取り残されつつある環状族をどう現代に魅力的なテーマとして描くか、そのあたりが課題になるんじゃないかと思う。