阿部武司のレビュー一覧

  • 日本の企業家13 小倉昌男 成長と進化を続けた論理的ストラテジスト
    戦略的思考の上級編。
    すごい人の、すごい理由を思考の観点から分析。

    小倉氏の経営論を再度読み直しながら、課題発見の技術をパターン分類してくれる。

    課題発見方法のパターン分類をここまで分かりやすく、かつ、その限界まで解説してくれる本に初めて会ったように感じる。(第2章部分)
  • 日本の企業家11 安藤百福 世界的な新産業を創造したイノベーター
    意欲的に人生を送ってきたことがよく伝わってくる。安藤百福氏の話はともかく、本書の著者の百福氏のすごさを何とか伝えようとする「はしゃぎぶり」も読んでいて楽しい。論文や教科書とは違って、いわば「宣伝屋」と徹することへの苦心がうかがい知れる。
  • 日本の企業家12 江崎利一 菓子産業に新しい地平を拓いた天性のマーケター
    マーケティングと外部リソース、根本は理念。理念の表現が変わるケースが多い、と。まあ時代が激変するからね。
  • 日本の企業家7 本田宗一郎 夢を追い続けた知的バーバリアン
     かなり前になりますが、野中教授が主催した社会人向けセミナーに参加したのですが、その事務局より送っていただいた本です。
     本田宗一郎氏関係の本は「夢を力に」をはじめとして何冊か読んでいるのですが、やはり何度振り返っても刺激になりますね。 本書は、本田宗一郎氏の軌跡を辿ったうえで、知識創造理論の権威...続きを読む
  • 日本の企業家12 江崎利一 菓子産業に新しい地平を拓いた天性のマーケター
    グリコもなかなかに面白い。
    明治らしい話でもあった。
    しかし、戦前にも日本が世界進出していたとは思わなかった。
    成功を主に取り上げてあるため、困難な時期の人間的な掘り下げも欲しかった。
    中盤の経済学に寄せた考察は不要。
  • 日本の企業家2 松下幸之助 理念を語り続けた戦略的経営者
    Phpから出ている、いわば、正伝。
    そのためか、綺麗な面ばかり強調しすぎなきらいはある。
    もう少し、人間身や苦悩にまで入り込んでも良いのではないか。

    また、戦略の話は、自分の研究に寄せすぎ感はいなめない。しかし、なぜ事業部制なのか、は参考になった。

    多角化すると、一人で見きれない。
    そのため、事...続きを読む