五十嵐真希のレビュー一覧

  • だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない

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    いつかのkbookラジオで、著者キム・ウォニョンさんが紹介されていて、それ以来ずっと読みたいと思っていた本書。訳は、五十嵐真希さん。

    どんな障害を持っている人も、マイノリティの人も、すべての人が等しく尊重されなければならない。ほとんどの人が、この言葉の意味理解できるだろう。
    しかし実際、それを実現するために、社会として、社会の一人の構成員としてどうあるべきなのか。
    それを徹底的に、あらゆる方向から理論立てをしたのが本書である。全ての人に向けて、全ての人が尊重されるべきであるということを証明するための弁論だ。

    著者の経験や、読んだ本、見た映画など色々な場面で接したエピソードを交えながら、人が

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    2025年03月02日
  • だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない

    Posted by ブクログ

    キム・ウォニョンさんの他の本も読みたくなるほど、さまざまなことを訴えてくる本だった。社会について気づいていないことも多く、人生観が変わった。

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    2023年01月05日
  • だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     車椅子生活を送っている著者が障害者や性的マイノリティ、他と違った容姿の人に対する社会の偏見に一石投じた人権書。
    結構専門的な内容もあった。
     世の中には一部、普通と異なった点を持ち、それが足枷となり苦しんでいる人がいる。
    そういった人が苦しむ理由の大部分は、異なった点による直接的な弊害ではなく世間からの目、理不尽な決めつけにある。
    障害者は生きづらいだとか、醜い顔立ちの人はモテないだとかいうマジョリティーによる偏見や傲慢な考えに首を絞められていく。
    そもそも排除する側、される側という位置づけ自体間違っているのに、誰だって場所や状況が変わればマジョリティにもマイノリティにもなりうるというのに。

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    2024年10月14日