榊浩平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私自身がスマホにより睡眠の質の低下を感じていること、子どもたちがスマホを持つようになり、長時間スマホを触っていることが気になり、この本を読みました。
どこかで聞いたことがある内容でしたが、実際にデータに基づいて説明されているので、納得できました。
最後の子どもたちに、スマホによる影響を説明した後に、自分たちでルールを決めさせるというのは、大変参考になりました。
是非、全国の学校で取り入れてほしいです。
また、オンライン会議に参加しているときは、ぼーっとしているのと同じような脳活動というのは衝撃でした。確かに、特定の人に質問しても、たいてい聞いてない……(^_^;) -
Posted by ブクログ
まとめ
どんなに勉強しても読書習慣がないと平均以下の成績。
→読書時間1日10〜30分のグループが偏差値が高い。
→小学生は勉強2時間より、勉強1時間+読書1時間。
読書離れはスマホと中学進学が原因か。
小5〜中3対象の調査では、(偏差値平均で比較すると)
睡眠5時間未満だと勉強・読書が多くても成績下位。
読書しない層は勉強が2時間以上しないと成績下位。
読書1時間未満だと勉強30分未満では成績上位行かず。
読書→読解力がつく→脳神経回路が強化=頭の回転が速い
就学後1年間の親の読み聞かせが週1〜2回以上だと15歳以上での学力が高い
年齢にあった本での読み聞かせ→語彙力がつく→聴く力がつく→ -
Posted by ブクログ
スマホって脳を壊すんだよということと、オンライン習慣を、脳を鍛える習慣に変えていく方法が書かれている本。
教科書とかで、タバコを吸うと肺が黒くなる写真を見たときみたいな、スマホを使い続けていると脳の発達が見られなくなるデータを見て、ドキッとした。
前頭前野みたいな高次の脳機能の領域は高学年から20歳までに発達がゆっくり進むらしくて、10代の過ごし方が大事らしい。。子供にスマホを持たせるときは、ここら辺伝えておきたいかもと思った。
子供だけじゃなく自分も、オンライン週間で脳を使ってないと脳が蝕まれていくようなので、アナログな行動(文字を書く、地図アプリじゃなくて地図見る、辞書で引くとか)を -
Posted by ブクログ
最近読んだ「思い出せない脳」や、何冊かのヒット作を出しているアンデシュ・ハンセンさんのスマホや脳の機能にも通じる内容。
重複する内容も多いが、改めてスマホなどのデジタル機器使用のリスクをおさらいできた。大学の先生でもあり、実際の実験(調査)結果をベースに説明されているので、説得力があるし、その分この先どうなるんかと暗澹たる気持ちにもなる。
少し本題と逸れるかもしれないが、
歳を重ねて涙もろくなるのは、人生を重ねた深みによって感受性が豊かになったというわけではなく、前頭前野の機能が低下してきて、感情を制御する機能が弱まっている証拠。他人の意見を受け入れる柔軟性が失われて、頑固になったり口うるさ