岡田晃のレビュー一覧

  • 徳川幕府の経済政策――その光と影

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    島国だからなのかそれとも歴史の法則なのか江戸時代の経済と現代のリンクしている部分に注目されている。というか一致してる部分が多くて気味が悪くなる。そのためか経済からみた江戸時代歴史本として楽しめたとともに現代を考えると憂鬱にもなる。
    三大改革と称されるものが改悪にしかなっていない(良い点もあるけど)のも新井白石(この人は三大改革に絡んではないけど)や松平定信の様に優秀だけど新しい価値観を生み出せなかった事が大きい様に思う。真の改革者である田沼意次やそれを認めた英明な将軍の評判が極めて悪い事にも現れている。歴史から現代に生きる身としては気をつけるべきこととして記憶していきたい。

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    2024年07月29日
  • 徳川幕府の経済政策――その光と影

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    260年に渡る徳川幕府の経済政策
    家康が江戸に移転した当時は寒村でなにもないところから作り上げることになり、幕府の開府ととともに発展を遂げる。
    この時代は人の移動と、戦がなくなったことにより米の食料生産や出生率の増加が何よりも大きい。
    その後は、秀忠、家光による大名の取り潰しや、徳川幕府の権力基盤の増強など、発展を遂げるまでは何となく想像できました。
    その後の綱吉や吉宗の時代の経済政策に対する考え方も面白いと思いました。ドラマの影響か吉宗に対しては良い部分が大きかったですが、実際の吉宗は米将軍とも呼ばれ、財政の引き締めに関わる部分も大きかった。それでも、後の政策の転換など見ると柔軟な人だと思う

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    2023年12月09日
  • 徳川幕府の経済政策――その光と影

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    中学校の社会科の授業で

    田沼意次 ワイロの政治

    と教師が強調したのが忘れられない。
    現在では政敵がそういう噂を流したのが残っている、という説が有力らしく、大河『べらぼう』にも出ているのでイメージが変わるかもだけれど。

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    2025年04月26日
  • 徳川幕府の経済政策――その光と影

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    ネタバレ

    <目的>
    序章   歴史は繰り返す⁉~現代と重なる江戸の経済変動
    第1章  家康の経済戦略”エドノミクス”
    第2章  幕府を揺るがした政治危機と大災害
    第3章  ”元禄バブル”の実相
    第4章  正徳の治~”バブル”崩壊でデフレ突入
    第5章  吉宗の「享保の改革」~元祖・リフレ政策
    第6章  田沼時代の真実~成長戦略と構造改革の試み
    第7章  「寛政の改革」~超緊縮で危機の乗り切りを図るが…
    第8章  「化政バブル」~”最後の好景気”
    第9章  「天保の改革」~”最後の改革”だったが…
    終章   江戸から令和へ~経済復活のヒント

    <内容>
    江戸時代の経済史を俯瞰してまとめたもの。日本経済新聞社

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    2024年03月13日
  • 徳川幕府の経済政策――その光と影

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    関東移封から明治維新まで、サクッと概観。高校レベルの日本史知識より少し詳しく、かつ現代日本とリンクさせ、「これからが明治維新」というわかりやすい論旨構成。勇気・元気が出る読後感です。経済・金融政策、構造改革と成長戦略。現代用語から歴史を解釈するのは新鮮で発見もありますね。先人たち偉業を、我々末裔も承継して次代にバトンタッチしていきたいですね!

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    2024年01月31日
  • 徳川幕府の経済政策――その光と影

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    徳川吉宗や田沼意次、阿部正弘など、江戸時代で実権を握ってた政治家がどんな政治を行ったかを、経済に焦点を当てながら記した本。

    その人物がどういう目的を持って各政策を実施したかを分析してるので、暗記教育で覚えてた江戸時代の用語が繋がって面白かった。


    田沼意次は印旛沼開拓時に運河化を計画していたことや、晩年に蝦夷地開発と対露交易開始に着手したが、失脚したために凍結されたこと、
    松平定信は悪政の印象が強いが、職業訓練施設の設置など、世界でも初めての福祉政策を実施していたこと等は初めて知った。

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    2023年12月26日