阿月まひるのレビュー一覧
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しがないクズ父のところに、離婚して離れて暮らしている息子が訪ねてくるお話
息子の年齢で8歳、12歳、26歳のときの3編
自分が去年離婚し、1年以上娘と会っていないという状況であるが故にかなりザクザクと刺される
あとがきで、自分がモデルかも知れないという人が多数いたがモデルはいないとのこと
でもまぁ、似たような境遇の人はそう感じても仕方がないと思うよ
下記、公式のあらすじ
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夏の炎天下、しがない30代男・奥田狐(通称:コン)のアパートを、小さな天使が訪ねてきた。天使の名は遊。離婚で別れた8歳の息子だった。久々の再会に、嬉しさより得体のしれない物に対 -
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ああ痛い。。。痛いなあ。。。
「愛」というのは性愛だけを指すわけではなく、家族愛やら友情やら愛玩やら、いろんなところにその片鱗を見つけることができる。こんなことを言うと誤解を招くかもしれないが、でもどんな「愛」もどこか共通点がありそうで、何かをきっかけにコロっと移り変わっていくことがありそうな。「友達以上恋人未満」という表現があるということは、きっと友情は性愛へと変わっていくことがあるのだろう。
でも、そんな「愛」が苦手な人もいる。人から「愛」を受け取るのが苦手。人を愛するのが苦手。「愛」を表現するのが苦手。私もそんな「愛」が苦手な一人なのかもしれない。
そんな悩みを友人に吐露すると -
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同じ主要人物で時を経ていく3部構成の話。
主人公はクズ父、反してよく出来た息子がいる。
クズ…と言うのは作中の表現だけども、そこまで言わなくとも、と思う。私の中で、クズっていう表現の評価は、もっと低い。
つまりは大人として父として良いとは言えず、きっかけがあっても変われないほどの自己愛の塊、父性に目覚めたところでそれを1番に出来ないほどに臆病者で面倒くさがり。
第一部に当たる物語は、始めの物語なのでまぁ良かったけれど、時が経って第二部、第三部、読み進めて行けども行けどもダメな男はダメなままで…もやもやもやもや、もやもや…そういうお話しなのだろうけれども、いい加減にしなさいなと叱咤したくなって -
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表紙の絵の男の子のかわいさとダメダメ父さんの話ということで、興味を持ち買ってみました。
セリフではないコンの想い、また行間のツッコミはなかなかの表現だし、おもしろい。関西弁というのもあるかな。
コンみたいに、年をとっていく人もいるだろうと思う。それでいて、こういった親を持つ子はしっかりしたいい子になるというのもよくあることだと思う。
最後まで「さよなら、ビー玉父さん」の"さよなら"ってなんだろうって思って読んでいたが、少し期待外れな感じだった。
もう少しパンチがある展開(特に最後のあたりが)だと読み終えた時に、心に残ると思うのだけれど。 -
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読んでて悲しくなるようなクズ人間のコン。
職もなく、そこに焦りもなく、フラフラとクラゲのような人生を歩んでいる。
離婚をして、遊という息子もいた。
ある日、コンの元に8歳の息子、遊が現れた。
どうして遊はやってきたのか。。。
クズ人間だし、目標も焦りもないコンに読み始めた時はイライラした。
全体的にみんな、関西弁で口調もなかなか穏やかじゃない。
素直に正直にぐさっと突き刺さることも平気で言う。
帯では泣けるって書いてたけど、自分には合わない作品なのかなと思ってました。
でも、ある瞬間から、グッと感動モードに入る。
それは、言葉にするには恥ずかしいことの一種で、それを伝えられた時。
この瞬