山高昭のレビュー一覧

  • 未来の二つの顔
    今の時代でこそ機械学習はごく普通の話であるけれども、1980年代にここまで予測しているのは驚異としかいいようがない。
  • 創世記機械
    相変わらず科学と科学者が好きなんだなあという平和な一冊。タイトル回収もなかなかのもの。しかし作中が2005年とか2007年であることに気づいたときは面白かった。作中の人物がテレビ電話の前にいることを約束させられたり高官が手書きでメモを取ったりしているのも、書かれた時代を感じさせる。
  • 楽園の泉
    大林組が宇宙エレベーター構想なんてものを掲示したりしているけど,実際に宇宙エレベーターが建設されるのはあとどのくらいかかるのだろうか。
  • 楽園の日々 アーサー・C・クラークの回想
    『2001年宇宙の旅』の著者として有名なアーサー・C・クラークさんのエッセイ。少年時代からの愛読書『アスタウンディング』というSF雑誌との出会いと、如何にこの雑誌から影響を受けてきたのかを綴ったもの。所々に雑誌の表紙が掲載されており、この表紙を眺めているだけでも楽しい。この雑誌は、多くの著名なSF作...続きを読む
  • 2061年宇宙の旅
    実家に帰省した際に、また昔を思い出して再読してみた。
    2010年宇宙の旅の続編といったところか。なかなか謎に到達しないが、そろそろ何か見えて来たような感じである。
    しかし、宇宙飛行をすることで歳の取り方が違って来るとはいえ、まだヘイウッド・フロイド博士が生きているとは...。
    この本を買ったのはもう...続きを読む
  • 未来の二つの顔
    2017年5月時点、DeepMind社が開発したAI「AlphaGo」は囲碁棋士の世界王者を打ち破り引退を表明、今後は医療やエネルギー分野へ取り込むことを発表。いよいよAIが人智を超えるときが来たのかもしれない。

    ジェームズ・P・ホーガン氏は未来が見えていたのではないかというぐらい彼の予見力の精度...続きを読む
  • 楽園の泉
    軌道エレベーターを作ろう!って話。何かでかく、バーン!!っていうのは無いけど、ゆっくり静かに話は進んでいって、堂々のフィナーレへ。それこそ意味通りの命をかけた大事業の話です。
  • 2061年宇宙の旅
    やっと読み終わった。
    何か、前の2冊もそれぞれ雰囲気やテーマが違うような印象を受けたんやけど、これもまた違う感じ。SFというより冒険譚?な感じで、ミステリー?サスペンス?な雰囲気が漂っているよ。宇宙船ハイジャックてこわすぎー。だってまだ2061年だもの!
    あとフロイド、てめーはいつまで現役なんじゃい...続きを読む
  • 楽園の泉
    SF世界での、技術者のロマン。
    闘うものは、素材と技術の限界、宗教、人びとの世論、そして気候と宇宙。諦めない主人公と、宇宙エレベーターという途方も無いスケールの建造物には心躍った。でもやっぱり幼年期の終わりの方が好きかな。
  • 宇宙島へ行く少年
    クラークのジョブナイル 読みやすい
    表紙   6点依光 隆
    展開   6点1968年著作
    文章   7点
    内容 645点
    合計 664点
  • 創世記機械
    ホーガンが謎理論書いてるときってすごく楽しそうで筆が乗ってる感じがするし、あのギッシリ感がとても好き。
  • 楽園の泉
    全長4万kmの巨大な「宇宙エレベーター」建設を夢見る技師モーガンが建設地の候補として選んだ南アジアの島国・タプロバニー。古代の伝説に彩られた美しい島に聳えるスリカンダ山の頂上がその候補地だったが、そこには長い歴史を持ち民衆からも愛される寺院が存在していた。寺院の説得に苦戦するモーガンが試行的に実施し...続きを読む
  • 創世記機械
    優秀な科学者が統一理論+を考案しましたよ。応用もいろいろ効きますよ。でもでも、冷戦下では政治と軍事的な問題で、うまくいかなさそうなので、一軍事施設を飛び出して、財団でやりますよ。最終的に、統一理論を応用して最強兵器を開発し、既存の兵器を敵味方とも粉砕、世界は平和になりましたという話。

    見所は統一理...続きを読む
  • 楽園の泉
    軌道エレベータはガンダムにも登場するぐらい、SFではポピュラーなアイテムである。軌道エレベーターは1895年にコンスタンチン・ツィオルコフスキーと言う人が本の中に書いているらしい。SF小説ネタでもこの本が初見と言うことでも無さそうだが、軌道エレベータを描いた一番有名なSF小説ではありそうだ。今更アー...続きを読む
  • 未来の二つの顔
    凄い!
    よくもまぁあの時代にこれを書けるとは。
    いつかマシーンが感情を抱く時代が来るんでしょう。
    その時は、最高のパートナーとして共存したいですね。
  • 楽園の泉
    軌道エレベーターでござい。こんなん1979年に書かれちゃうんだもんな。しかも太古の簒奪者の物語が2000年を超え円環をつくり、そこから1500年を超え地球に円環を造るに至る、文明賛歌の物語となる。

    ディストピア志向のない作品ってたのしいよね。
  • 楽園の泉
    起動エレベータを造ろうとすると、技術的な問題もたくさんあるけど、政治的な問題もわんさかありますよという話。
  • 未来の二つの顔
    前半の科学者たちが人工知能に関して延々語り合うところはさすがホーガン先生といったところ。
    星を継ぐものを思い出す。

    後半のスパルタカスが組みあがり、徐々に知能をつけ、人間を敵対視していくあたりはサスペンス感満載。

    そしてラスト。
    無敵のスパルタカスにどう勝つか。
    ホーガン先生がどうやってハッピー...続きを読む
  • 遥かなる地球の歌
    必修アーサー・C・クラークその2。順番はat randomにつきご容赦を。

    光速を超えない世界で、地球から旅立った人々の時空を超えた邂逅。
    割と淡々とした話だと言うに、妙に叙情的でグッと来る。
    「トライガン」の作者は、クラークでは本作がベストだと呟いていたような。

    なんといってもタイトルがいい。
  • 楽園の泉
    宇宙へのエレベーターにすべてをかけた
    科学者の記録。
    決してそのエレベーターは
    幸先のいいものではなく
    ひとつの幸運がなければなしえなかったこと…

    クラークの魅力は読みやすいところです。
    ただし、少しこの本は哲学が
    入りますので苦手な人は苦痛でしょう。
    面白いのですがね。

    そして、この計画は
    ...続きを読む