姫野桂のレビュー一覧
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グレーゾーン=グレさん、達が集まる茶話会で印象的な一文。
「運動音痴が無理矢理サッカー部に入る感じ。そして周りから『いい加減パスくらい覚えろよ』と云われてしまう。」Posted by ブクログ -
発達障害グレーゾーン当事者(グレさん)へのインタビューも交えながら、グレさんを支える団体や医師にも話をうかがったり、グレさん特有の困りごとをまとめた章もあったりした。私自身は発達障害でもグレーゾーンでもないが興味深く読めた。当事者たちの職場での困りごとが少しでも減るといいと思うが、ある程度は「自分を...続きを読むPosted by ブクログ
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逆に、完全な健常者って、いるのだろうか?
周りにいる人も、自分自身も、健常者だと思っていたけれど、グレーゾーンかもしれないなと思えた。
障害者だとか健常者だとか関係なく、自分が生きやすいように工夫していくのが大切。Posted by ブクログ -
こういう本を読むと思うのは、当事者だけに教えたり、スキルを叩き込んでもダメだ、ということ。人の困ってる姿を見たり、不安を訴えられたりしたときに、「それ、自分でなんとかできない?」って突き放さない社会…でなければ…と思うのだけど、教育の世界さえ、まだまだなんです…。明るいトーンのこんな本を読んでみる人...続きを読むPosted by ブクログ
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自分はそこまで必要じゃないな…というライフハックも多かったのですが、先んじて試していくことで予防的に効果を発揮するものも多そうに感じました。最後の対談だけ「私の時代はフリーターや、職を転々とすることが許された時代だった。だから良かった。」という結論に達していたように感じ、その点現代では絶望しかないな...続きを読むPosted by ブクログ
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発達障害を自覚している人ならすでにやっているライフハックが多いのではと感じる。タイトル通り「かも?」という疑いの段階の人が試してみる基礎的な内容。Posted by ブクログ
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「発達障害の傾向がある」と診断されながら、健常者と発達障害者の中間で生きづらさを感じる当事者や専門医へのインタビューについてまとめた本。
グレーゾーン当事者同士のトーク会やインタビューでは、当事者が生きづらさを感じる場面について「あるある」と頷くことが多々あった。特に、発達障害傾向を会社や家族、知人...続きを読むPosted by ブクログ -
うちの小学6年の息子も発達障害の診断を希望してるのだけれど、診察を受けるのに数ヶ月は待たないといけないぐらい希望者が多いそうだ。幸い、診断がなくても支援を始めてもらえる環境があったので助かるけれど、それでも周囲に理解してもらうのは大変である。実は今まで周りから発達障害の疑いを指摘されたことはなく(マ...続きを読むPosted by ブクログ
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わかりやすく、学びも多かった。「発達障害はグラデーション状」という部分は非常に腑に落ちた。確かに、そう簡単に、人間を線引きする事なんてできないよね。Posted by ブクログ
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発達障害を巡るモヤモヤがよく描き出されていて良かった。
診断を受けて発達障害と認定されかったらという不安―「自己責任」「努力不足」と言われた気がする不安について、よく解きほぐしてくれる。
個人的には医師とのインタビュー記事が秀逸で、特に下記2点は心に残った(超訳)
・診断されたからと言って(自分...続きを読むPosted by ブクログ -
この書籍で言うところの「グレ」さんの生きづらさが当事者の声として複数取り上げられていて、参考になりました。
もしかしたら自分が、家族が、職場の人が…と悩んでる方、また最近の「発達障害」ブームで自分と反りが合わないからあの人はと決めつけてる人もいるようなので、先ずはきちんと理解するところから始めるのを...続きを読むPosted by ブクログ -
片付けができない、遅刻や忘れ物が多い、雑談ができない、時間通りにタスクが終わらない…など、生きづらさを感じる人がいる。それまではずっと、怠けだとか努力不足かと思われてきたのだけど、もしかしてそれは発達障害かもしれないよ?
ただし、生きづらさを感じるのは発達障害だと考えて、病院で検査を受けるも、発達...続きを読むPosted by ブクログ -
「グレーゾーン」という言葉に思う。
人はブラックのみ、逆にホワイトのみという人はあり得ない、つまり100パーセントの存在としては。だから全ての人はグレーゾーンにいる。あるのはその「濃淡」だけ。人は不完全な存在だけれど、限りない能力が内在していると思う。それを自分に信じて、人にも信じて、それを引き出す...続きを読むPosted by ブクログ -
発達障害があるフリーライターの著者が
発達障害当事者に取材した本。
当事者の悩みとしてはマルチタスクが苦手、
コミュニケーションが取れず仕事が続かない、
二次障害(うつ病、睡眠障害、自律神経失調症、
買い物依存症、性依存症)など。
定型発達の人には生まれつき身に付いているものが
身に付いておらず...続きを読むPosted by ブクログ -
発達障害について、専門家の方が書いた本より、当事者の方の声が聴ける本を読みたくて、知りたくて購入。
知ることって大切だな、と思いました。読んで良かったです。Posted by ブクログ -
発達障害や双極性障害、摂食障害をもつ著者のリアルな体験が紹介されている一冊。
ご自身が置かれている状況、そこから何が見えていて、何を考え、どのように感じているのかが率直に描かれていて読みやすかったです。Posted by ブクログ -
発達障害とは・・・が分かりやすく記載してあった。もちろん人それぞれ症状が違うので、一括りにはできないが、生きづらさは共通してあるようだ。
この本を呼んだからといって、何かできるわけでもないかもしれないが、発達障害というものを知ることによって、この小さな一歩が大きな一歩になるように、学びを深めたいと思...続きを読むPosted by ブクログ -
現代はアメニティと引き換えに「生きづらさ」をかかえることになっているみたい。一方であらゆる事が細分化・専門化したことで、ここでいう高学歴だけど発達障害という悲劇も生み出しているのだろう。
かつて中教審がかかげた「生きる力」ってどこに消えちゃったのかな?Posted by ブクログ -
中々言葉にしにくい感情をわかりやすい言い回しで記されていたので読みやすかった。自分の感情を言語化してくれているような部分もあったので、だからあの時私はそう感じたんだと重ねながら読み進めることができた。Posted by ブクログ