ピーター・パーネルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレブレディみかこさんの本で知った絵本。
ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話。
ロイとシロのオスペンギンは仲良しでいつも一緒。
他のカップルがしているように、たまご(の形をした石)を、毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはかえらない…
飼育員がはたと思いついた、他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれる。
タンゴはふたりで踊るから…という名付けの理由。
ペンギンをよく見ていて気づいた優しい飼育員、なかなかかえらない石のたまごを暖め続ける切なさ、待ちに待った赤ちゃんペンギンが生まれる瞬間、とてもいい話だった。
日本の絵本には無い発想だと思う。
ぜひ今こそ、保育園にも幼稚園にも置いてほしい。
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Posted by ブクログ
Savage GardenのAffirmationの歌詞を思い出した。
“I believe you can't control or choose your sexuality.”
And Tango Makes Threeが原題。愛し合うふたりが家族となるのはすばらしい。そして我が子を迎えることで、その子によってふたりが三人となる美しさへの歓喜。そういった感情の込められている良い題名だと思う。
でも、このニュアンスを短い題名で日本語に翻訳するのは不可能レベルに難しいし、「タンタンタンゴはパパふたり」という邦題はかわいいしリズムが良い。これ以上の邦題はないと思う。
絵本のラストで、この話が実話だと知らされて驚いた。
人間以外の動物で同性愛が確認されているという話は聞いていたので、ペンギンたちについてはあまり驚かなかったけど、ペンギンをよく観察して、卵を多く産みすぎて育てられなくなった母親の卵をゲイカップルに預けてみようという判断をしたロブ・グランジーさんが素晴らしいと思った。
この本を巡っては、「同性愛色が強すぎる」とか「子ども用の本棚に置くのは不適切」とか、主にクリスチャンの反LGBTライツの人たちが大騒ぎしていたらしい。
そういった偏見や憎しみが、この絵本を誰もが読むべき本に引き上げている。 -
Posted by ブクログ
ニューヨークの動物園で暮らすペンギンのロイとシロ。オス同士の2羽はとても仲良しで、年頃(?)になっても女の子には目もくれず、ずっと2羽で一緒。
回りペンギン達がつがいになり、それぞれ巣作りをはじめると、ロイとシロも同じように巣作りを始めます。
しかし、他の巣からは赤ちゃんが誕生するけど、二人の巣は空のまま…その様子を見ていた飼育員さんはあることを思いつきます。
なるほど、今時はLGBTをこうやって絵本で動物を使って教えるのね…と思って読んでいたら、後書きを見てびっくり。
これはニューヨークの動物園で実際にあったお話なのだそうです。
動物の世界にもこういうことがある…人間だって動物なんだから同じか…とか、
パートナーを求める気持ちに男だからとか女だからとか関係ないんだなとか、
2羽のペンギン達を温かく見守る飼育員さんやニューヨーク市民の懐の広さとか、色々感じた絵本でした。
まさに新しい時代の一冊、という感じです。