張江泰之のレビュー一覧
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壮絶だった。おもしろい、と言うのは憚られるけど、とにかく夢中になって一気に読んだ。
もしかしたら私の記憶の中では一番と言ってもいい狂った事件で、その衝撃を今でも覚えているし、インタビューの番組もたぶん見ていたと思う。
彼が父親と母親に対して持つ感情、ああこれが「血」というものなのかと思った。
事件を...続きを読むPosted by ブクログ -
涙出た。あの凶悪な殺人事件の息子もまた、まぎれもなく被害者で、その生まれのせいで更に辛い生き方を余儀なくされていた。TV放映は観ていないのだけど、堂々とした彼の言葉、健全に向かう生き方に拍手を送りたい。幸せを願わずにいられなかった。Posted by ブクログ
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人殺しの息子と呼ばれて。張江泰之先生の著書。北九州連続監禁殺人事件の加害者のご子息が人殺しの息子と呼ばれてきたこれまでの人生を語っています。犯罪加害者者家族に対する差別や蔑視は絶対にあってはならないこと。誰だって家族は選べないし、ふとしたきっかけで家族が犯罪者加害者になることもあれば犯罪被害者になる...続きを読むPosted by ブクログ
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『子は親を選べない』
たびたび耳にするその言葉を今までで一番強く感じる事となった読書時間だった。
2002年の「北九州連続監禁殺人事件」
事件当時まだ9歳だった少年は成長するに連れ、事件の全貌を知る事になる。
殺人事件の内容についても記載されているが、はたから見ても凄絶極まりない内容で彼の心中を...続きを読むPosted by ブクログ -
【殺人者の息子に生まれた 25年の壮絶人生】
親ガチャ失敗。そんな言葉が一時期話題になっていた。
世間を賑わした北九州連続監禁殺人事件。その犯人が逮捕される裏で犯人の子どもたちが警察に保護されていた。
本作はフジテレビ『ザ ノンフィクション』のチーフプロデューサーである著者が、この番組の収録で...続きを読むPosted by ブクログ -
ノンフィクションも観ました。
安易に感想や彼に言葉をかけるようなことはできません。
ただこの先に明るい光があればいいなと願うばかりです。Posted by ブクログ -
凶悪殺人犯に育てられた息子さんのお話なのですが、
自分もこのようなことをされたらたまったもんじゃないと深く共感出来ました。
自分がどれだけ幸せに人生を過ごしていたかがよ〜くわかる本です。Posted by ブクログ -
ある程度、誰もが綱渡りの人生を歩むが、彼はかなり細く不安定な綱を上手に渡って歩いて来た。
彼は賢明で、その綱が今後も不安定なのも充分理解している。これからも上手に渡りきって欲しい。Posted by ブクログ -
ぱっと目をひくタイトルだ。「北九州一家監禁殺人事件」については、以前詳しく取り上げた本を読みかけたことがあったが、あまりに凄惨な内容に耐えきれず、三分の一も読めずにやめてしまった。本書によって、自分が読んだ部分よりもっとおぞましいことがまだまだ起こったのだと知り、愕然とした。
まさに悪魔の所業とし...続きを読むPosted by ブクログ -
子供は親を選べない。
辛い子供時代を過ごした息子さん
その弟さんとの考えと思いは違うと思うのですが、まだ20代 これから先の人生も見せて欲しいなと思いました。Posted by ブクログ -
青年のポジティブな考え方が、ホッと穏やかで安心し、応援をしたくなる終わりで、読後感は悪くない。
ただ、前半の事件があまりに衝撃的なので、全体のバランスが中盤以降、ダラダラとした読み応えだった。
映像、インタビューの方を見たくなる内容だった。