岡田光のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレM&A本を探している中でチョイス。著者はKPMG FAS の知野雅彦史、岡田光氏。
感想。文庫本でここまで整理されているのは感動。手元に置いておきたい。事業所側の立場で、戦略立案〜クロージングやPMIまで丁寧かつ深掘りし過ぎずの適度な深度で記載がされている。
備忘録
・M&Aは経営戦略を実現するための戦術である。
・シナジーを実現して初めてM&Aは成功。前提として今の時代、シナジーを期待しない価格では買収するのは困難。
・ソーシングのポイント。①事業戦略との適合性、②相手があることなので試行錯誤や調査と整理の繰り返しが必須、③業界環境とタイミングが重要、④経営が -
Posted by ブクログ
M&A関連の本としては、オーソドックスなパターン。基礎的な勉強に最適。何冊も読む事で、専門用語にも慣れてきたが、企業価値評価の算定は斜め読みでは理解が難しい。
専門知識として、以下を補完。大企業が最新テクノロジーを取り込むために有効なCVC コーポレートベンチャーキャピタル戦略。合併後にB社の製品をA社のルートで販売する事で売上高が増加するクロスセリング。M&Aの成功確率は良くて5割。やや難しかったのが、企業価値評価の3つのアプローチ。マーケットアプローチ、インカムアプローチ、コストアプローチ。DCF法による評価が最もポピュラーとの事だが。
もう少し勉強を続けようと思う。