田辺ゆがたのレビュー一覧

  • 怪物メイドの華麗なるお仕事 (1)
    両手にワゴンを、二又にはランタンを、夜の世界を照らす深闇のメイド服。

    幻獣、妖精、悪魔に黒猫、それからもっと。ちょっと古びたオカルティズムとテクノロジー。
    ここは異国。西洋にある怪奇の世界、ちょっぴり退廃的なゴシックの世界。人の世界とは趣を異とする、そんな非日常を日常となす夜の世界を照らし出すのは...続きを読む
  • 野々山女學院蟲組の秘密 (4)
    蜘蛛の脚と人の足が歩みを揃える、名前を呼びあうのだ。

    ネガとポジ、喜怒哀楽、自他を取り巻く環境と関係性がもたらす思い、そういったもの一切合切を表す言葉を感情といい、やがて人の感情は蟲の形を成して這い出でる。
    「蟲」とは善きも悪しきも等しく人の持つ「業」そのもので、生きていく以上は引き受けなければい...続きを読む
  • 野々山女學院蟲組の秘密 (3)
    跳ね回る蜘蛛の子は、生まれる前にはねられた。

    レビューもここ三巻となれば前提は省かせていただくわけですが。
    感情=蟲の発想と、蟲を喰らう蜘蛛、その連想さえ働けば世界観はあなたの掴むところです。

    二巻の引きから、主人公「カズサ」の助けもあって「たかね」を撤退の一手を選ばせたもう一人の主人公「やつめ...続きを読む
  • 野々山女學院蟲組の秘密 (2)
    競い合う蜘蛛の子は、網を張るのもじれったく。

    感情が「蟲」の形を成す世界ではかくして、二つ名もしくは「擬人化」のような形でその人と蜘蛛の人となりを知ることができる。そんな世界のこの漫画、昭和の趣が色濃く懐かしく胸鳴らす。
    「スケバン」や「放課後の喫茶店」という言葉の魔力が現役だった時代と考えれば、...続きを読む
  • 野々山女學院蟲組の秘密 (1)
    花園に群がる蟲を喰らうは蜘蛛の業、要らぬ牙を捨て去るそのために。

    儚い光を放ちながら夜のくらやみを飛び回る「蛍」、ある地では心や魂と同音で語られた「蝶」。
    そしてお釈迦様が罪人の魂をすくい上げるために垂らした「蜘蛛」の糸。ちっぽけな虫は魂に喩えられ、どこか私たちの心と似ている気がします。

    そんな...続きを読む
  • 怪物メイドの華麗なるお仕事 (1)

    作画がいいですね

    絵柄がとにかく可愛い。特にヒロインのネコ娘のキャラデザは秀逸。
    内容は雇われのモンスターメイド達が悪人魔族を毎回懲らしめていく物語。ストーリー自体は敵を殺さないし、やや女性向けかな。
    あと作画に気合が入っていて、ファッションやら小物やら結構丁寧に作り込まれてます。