野川かさねのレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    霧が漂う森、とても寒そうに山を降りる雲、ささやかでかわいい山の草花、澄み切った川の水、凍えそうな月。厳しく雄大な自然の中に、ポツンとある山小屋の灯。オレンジ色であたたかい。それぞれの山小屋の料理がいい。クラムチャウダー、岩魚、カレーライス、とろろかけご飯、なめ茸汁、あつあつの一杯のほうじ茶。ストーブや囲炉裏やテーブルを、初めましての登山者と囲み、同じご飯を食べて、お酒を飲んで。山小屋とその主人のファンになってしまう気持ちがわかる。登山未経験なのが、とてももったいない。来年、チャレンジしてみようかな。

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    2023年03月04日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    山で出会う人には悪い人がいないという思い込みが自分にはあって、山小屋での出会いならより親密になれると思う。

    自分はまだ山小屋デビューしていないので、山小屋体験したいと思った。それより山に登りたい。

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    2022年12月05日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    尾瀬の山小屋で過ごした忘れ難い時間のことを思って読んだ。気取らず、背伸びせず、のびのびとした山での楽しみ方がぎゅっと詰まった一冊だった。

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    2022年10月01日
  • 山小屋の灯

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    あえて山頂ではなく山小屋を目指す登山。幾度も訪れるからこその主人、スタッフとの心の交流。美しい写真と心温まるエピソードで描く。

    山小屋はどちらかというと通過点か緊急時の避難場所。本書はその常識ではなく、山小屋自体の魅力を十二分に描く。

    巻末には、それぞれの山小屋のアクセス方法などデータも収録。

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    2021年07月25日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    やっぱり登山がしたい。
    街とは別次元で流れる山の時間、体験したい。
    足元に咲く花、空、鳥の鳴き声。そんな一つ一つを五感をフルに使って感じ取りたい。
    そしていつか山小屋に泊まれるくらいになったら、この本にあるみたいな、白い虹とかも、見てみたい。
    山小屋では、知らない人と囲むテーブルも、いっしょに飲むお酒も、ご主人の話も、全部体験してみたい。知らない人のあったかさに触れたい。


    どんな一瞬も憶えていたい大切なものがあるって、心から幸せだろうし、そこまで大切なものは何かあったときにぜったいに守ってくれる存在だとわたしは思う。
    そんな存在に出会えた小林百合子さんはとても幸せだろうな。
    わたしがそこま

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    2021年02月09日
  • 山小屋の灯

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    風味絶佳の屋台骨、いいえ、
    根っこ含め、何から何までを
    築き上げてくださったMさんからのいただきもの。

    装丁から想像する内容と
    開きがあるように受け取ったのはわたしだけでしょうか。

    見た目より、キャピキャピしています笑

    でも、Mさんの言わんとしていることは
    よく伝わって来たし、
    生きるとか暮らすとか、
    交流するとか、
    生かされているとか、
    ひととしての「コア」が描かれています。

    どこの小屋だっけかな、
    NORTH FACEのダウン着たおやっさんが
    丁寧に調理をしているシーンが
    目に焼き付いています。

    担当:佐藤亜美

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    2019年05月12日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    編集者と写真家の2人が訪ね歩いた16の山小屋のフォトエッセー。少ない休みにはるばる遠くの山まで交通手段を手配して必死に行程をこなすような山行ばかりしている私には、ピークを踏むでもなく山小屋を泊まり歩いて主人たちと酒を呑み交わす2人のことが羨ましくもあり、そんな山行の仕方もあるのか、という気づきにもなった。雲ノ平の主人の言うように、山をスポーツのように歩くのではなく、もっと山と自然と関わるような山行を私もしてみたいと思った。山頂ではなく山小屋目当ての登山もしてみようかな。いや、やっぱりもっと余裕が出てきてからかなぁ。

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    2025年08月31日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    ネタバレ

    著者の小林さんは山と渓谷社のライターの方。この本は写真家で友人でもある野口かさね?さんとの登山と山小屋ののお話です。最近登山は全くできていませんが、この本を読むと無性に山小屋に泊まりたくなります。お酒好きではないので山小屋のご主人たちと仲良くなることはできないかもしれないけど綴られているエピソードが好奇心を駆り立ててくれます。

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    2025年07月14日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    ネタバレ

    主人公の編集者とカメラマン2人組が通う北八ヶ岳をはじめとする山小屋の主人の人となりや登山客との交流、思い出を綴ったエッセイ。

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    2022年12月23日
  • 山小屋の灯

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    山小屋の主人の人柄や、山小屋での出会い、山小屋に行くまでの道中など、山小屋にまつわる思い出の数々が写真と一緒に綴られている。

    何度も泊まっている山小屋だからこその、主人と著者との関係性が心地よい。

    厳しい自然の中で存在する、山小屋の雄大で、ゆったりとした時間が暖かくて、読んでいて気持ち良かった。

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    2020年10月04日
  • 山小屋の灯

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    20181230 平成になって山はあまり登らなくなった。昭和の思い出にかぶる山小屋の話題。あの頃はテント泊以外は考えられなかったが、今になって又行きたい山に登るときに小屋泊まりの選択肢も有りだと思える内容。平成の終わりが再開のきっかけになるかも。

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    2018年12月30日
  • 山小屋の灯

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    題名の灯とあるように登山者にとって山小屋は疲れを癒し他人との交流となる温かい場所となる。そこを運営し登山者と密に関わる、そして時には厳しく助言するご主人との山小屋のプライドを本を通して知る事ができた。
    山小屋での1日の生活が書いてあると思い期待して読み始めて最初はガッカリしながら読んでいたけど山小屋での仕事、いかに登山者のモチベーションを上げ来てよかったと思っていただけるかなど情熱を知ることができ楽しく仕事をしているのを知り自分は何の仕事が楽しくできるのだろうと考えるきっかけにもなった。

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    2025年05月20日
  • ヤマケイ文庫 山小屋の灯

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    山に登る、山小屋に泊まるために登る。ライターとカメラマン(ウーマン)の女子二人の山行。山小屋での主やお客とのふれあいを楽しみつつ、あちこちを巡る。なんだか、良い感じだ。いかにも山の写真という感じと違って、山小屋の雰囲気や登山道のイメージまで伝えてくれる写真も良い。

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    2024年04月27日