伊神満のレビュー一覧

  • 「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

    Posted by ブクログ

    頭の悪い僕にはちょっとアカデミックで骨が折れた、、けど
    結論は納得する。

    個人的に、既存企業にとっての"共食い"のうち、リソースとして有りがちなのは人材だと思う。
    有望な人材を主流の事業に置くか、新規事業に置くか。
    おそらく大半は前者にしてしまっていて、だからこそイノベーションが起きないんじゃないかなぁ。

    だとすると、異動ももちろんそうなんだけど
    採用からこれまでとぜんぜん違う人材を見極めて、増やしていく必要性に迫られる。
    ところが社会的には少子高齢化、売り手市場。
    なかなか思うような採用もできなくなっちゃいました…

    っていう日本の状況を妄想してました。

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    2019年12月16日
  • 「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

    Posted by ブクログ

    ベストセラーとなったクレイトン・クリステンセン「イノベーターのジレンマ(1997)」の結論をトートロジー(「無能な会社は失敗する」)にすぎないと批判し、理論的・実証的な裏付けのある検証可能なものとして再構築するというのが本書の狙い。結果的に結論はクリステンセンと同じになるのだが、仮説→検証の過程で明らかになる対象業界(HDD製造)と個別企業の特性はもちろん、最終的に株主って誰?政府って誰?という素朴だが根源的な問いに到達してしまうところが面白い。
    ただし、本書で扱われる「イノベーション」はややハードルが低く、「HDDインチ数の縮小」という既存製品サービスの外延が対象。そのため、そもそもこれを

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    2019年05月04日
  • 「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

    Posted by ブクログ

    シャープや日立等、既存の大企業の経営が立ち行かなくなる理由を、すごくわかり易い文章で書いてくれている。既存企業が新商品を出しても、従来の商品とコンセプトがバッティングしていたら食い合いになるし、新しいコンセプトの商品だと、既存商品との両立が難しく、新規企業にシェアを持っていかれる。インテル社のように、落ち目になった主戦力のメモリ事業をバッサリ切れる会社はほぼなく、ないからこそトップにのし上がれるということか。しかし文章はわかりやすいけど難しい内容で、理解が追いつかなかった。

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    2019年04月17日
  • 「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

    Posted by ブクログ

    イノベーターのジレンマを経済学的アプローチで迫った1冊。とはいえ現代の経営学でも統計分析が主流になっており、学際的な印象は持てなかった。

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    2019年04月09日