南陀楼綾繁のレビュー一覧
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レビューを拝見して、知った本です。
ライターで編集者の著者が、日本全国を古本市、ブックイベントなどでまわりながら、「本好き女子」三十五組、三十九人に彼女たちがいま悩んでいることに対して、三冊の本を「処方」するという試みの本です。
出てくる三冊の本以外にも、「本好き女子」の方々の、読書遍歴や読書に対するスタンスや、生き方までもが詳しく載っていて大変楽しく読むことができました。
この手の本に私は目がなくて、よく読むほうだと思うのですが、そうすると、大体、有名な本で、タイトルだけは知っているものが多かったりするのですが、この本はそういう王道的なブックガイドとは趣向が違っていて、初めて知ったタイトル -
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一箱古本市に出店している女の子たちの悩みに合わせて、
本をオススメしてくれるというなんとも贅沢な内容。
わたしは本が大好きなのに、恥ずかしながら一箱古本市の存在を知りませんでした。こんな心くすぐられるイベントがあったなんて!
今度近くである時には絶対に行こうと心に誓いました。
そしていつかは出店してみたい。。♡
最近読む本が偏っている気がしていたので、視野を広げたくて購入しましたが、古いものから新しいものまで、ジャンルも幅広く、とっても参考になりました。
内容はもちろん、おわりに、で筆者さんが書かれていらっしゃった言葉に感銘を受けました。
紙の本はなくならないでしょう。
わたしもそ -
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ネタバレ“一箱古本市”というブックイベント主催の南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)という1967年生まれのライターのオジサマが、10代から40代の全国各地の本好き女子に読書遍歴とお悩みを聞き、彼女たちに合う本を3冊おすすめするというインタビュー集&ブックガイド本。
お悩みは『他人に影響を受けすぎる』『悪い方向に取る癖がある』『決められない性格をなおしたい』変わり種は『酔った感覚を味わいたい』など。
なんというか、みんなおんなじようなことで悩んでるんだな、とちょっとホッとしました。
人間叩けば悩みくらい出てくる(^_^)
それに対する南陀楼さんのおすすめ本は自己啓発本の類は一切なく、小説やエ -
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ネタバレタイトル通り作者が様々な本好き女子の悩みに沿った本を3冊ずつ紹介していく。
人の顔色を伺いがち、両親とうまくいかない、他人に振り回される、など普遍的なものから、酔った感覚を味わいたい、すぐに冒険したくなる、など少し変わったものまで多種多様な悩みが目白押し。
自分が浅学ゆえかもしれないが、題名も作者も聞いたことがない本をあらすじ付きでたくさん紹介されていて、興味深かった。
紹介されていた面白そうな本は、おいおい探して読んでみようと思う。
この本で特に印象に残ったのは作者が相談者の女子とそれぞれどのように出会ってどんな本が好きなのか、本好きのルーツとなったのはどの本かを丁寧に聞き取りしている所。 -
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東京の谷根千エリアを発祥の地として、2005年から「一箱古本市」といういわば本のフリマイベントが全国的に開催されているらしい。その仕掛人である南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんが、一箱古本市の出店者のなかの気になる女子たちに、これまでどんな読書人生を送ってきたかといったテーマのインタビューをして、ついでに彼女たちの悩みを聞いて、オススメ本を紹介する。という内容の本。
正直、読んでいてグッときたりハッとしたりする瞬間はあまりなかったが、紹介された本のうちいくつかはメモっておいた。また、一箱古本市のイベントはいつかのぞいてみたいなと思った。
しかし改めて、「本好き」っていってもいろいろだなあと