前作に続きチェコの作家を読む。
ヨゼフ・チャペックは、カレル・チャペックのお兄さん。
本作は、チェコでは一家に一冊あると言われるほど、長く読みつがれてきた児童文学の古典だそうだ。
これも前作のラダ同様、ヨゼフが娘に語り聞かせた物語。
こいぬとこねこは、人間の大人と同じようにやりたいと思っているが、なかなかできないことから、おもしろさが生まれる。
チェコの風習や美味しいもの(マザネツ、ヴァノーチカ、コラーチ)なども書かれていて興味深い。
チェコの子どもたちには生活の一部、身近なおはなしなのでしょう。