中山聖子のレビュー一覧

  • その景色をさがして
    母を亡くした藤子は祖父母と暮らしている。
    母への思い、離婚した父への思い、友達への思いが繊細に描かれている。好きな作品、
  • べんり屋、寺岡の夏。
    こんな子供時代が送りたかったな。辛いことも出てくるけど、主人公の周りの温かい人たちがいて、なんとか解決に進む。のびのびして自立した、でも普通の女の子である主人公が魅力的。子供時代の甘さ、酸っぱさ、苦さを思い出させてくれる、懐かしいような気持ちにさせてくれる物語。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    小学5年生の美舟は「(将来の夢は)地道にまっとうに生きること」と作文に書いた。一方で、ほかの子どもはそれぞれスポーツ選手や宇宙飛行士などの具体的な目標を書いた。では果たして、将来の夢を「地道にまっとうに」としか言わない美舟は、ほかの子どもに後れをとってしまうということなのだろうか。

    そんなことは現...続きを読む
  • べんり屋、寺岡の冬。
    すごく良かった。今回はカズ君の出番が少なかったけれど、その分ハナゾウという新キャラが登場して楽しませてくれた。表紙が尾道じゃなかったので首を傾げたけれど、舞台は雪の降る広島だった。親友だと思っていた真帆の、今まで知らなかった胸の内が明らかになり、涙ぐんでしまった。『夏』も『秋』も良かったけれど、私は...続きを読む
  • べんり屋、寺岡の秋。
    おもしろかった!
    シリーズ本で、この前に「べんり屋、寺岡の夏。」というのがあったらしい。「秋」から読みはじめてしまったけれど、じゅうぶん楽しめた。キャラが生き生きしていて、会話のテンポもよくて、一気読み。「夏」「冬」「春」を読むのが楽しみ。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    家でお母さんがべんり屋の仕事をしている、5年生の美舟のお話。
    お父さんは画家。
    ほっこり、いい話だったな。
    舞台が尾道で、広島弁もいい感じ。バッテリーを思い出す。
  • べんり屋、寺岡の秋。
    それぞれの個性を認めあって、思いやり合う家族、ちょっとした事件も家族の絆を深め合う。どこかとぼけたしっかりものの主人公、美舟ちゃんもお気に入り。こんな家族っていいなあ。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    将来の夢を考える場面を求められる小学生高学年向け。
    毎日を生きていくことに真摯な主人公とその周りの人々の様子や日常の事件がわかりやすく展開される。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    タイトルを見たときは、友達に頼まれたことをなんでもやる寺岡くんの話、かと思ってたら全然違って、いい意味で裏切られた。

    尾道、行ったことないけどちょっと憧れの町だからか情景思い浮かべながら気持ちよく読めた。

    「夢がかなって、自分の思い通りになるっていう幸せもあるけど、思いもよらない形でやってくる幸...続きを読む
  • べんり屋、寺岡の夏。
    小学5年の美舟が主人公で、語りも。
    美舟の家のコンクリートの門柱には、「てごします 寺岡」と書かれた看板があり、小さなべんり屋をやっている。
    べんり屋は、坂の多い尾道のニーズに気づいたお母さんが始めた、社員は、お母さん、おばあちゃん、21歳のカズ君の3人。
    お父さんは絵描きで、出かけて家にいないこと...続きを読む
  • その景色をさがして
    とてもいいお話でした。

    両親の離婚、母の死、祖父母の思いも
    伯母の思いもわかる10代の少女思いが
    たくさん詰まっていた。

    最後にキラキラの未来が見える、
    希望を持てるそんな素敵な
    お話でした。

    お父さんとどんな話をするのかしら。
  • べんり屋、寺岡の冬。
    近しいはずの家族、親友との隔たりに一喜一憂しつつ育む関係。

    繰り返される毎日のなかで、ないがしろにしてる自分がいる。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    おもしろかった。

    まっとうに生きる。
    将来の夢をそうかいたら担任の先生に放課後ちょいと呼ばれてしまった主人公。
    まっとうに生きる。
    つーか、おばあちゃんの日々言ってることを
    素直にきいてるいい子じゃんっとなぜ考えないのか?
    まあ、そのへんはそう深刻でもないのだが・・・・。

    ふらふらと家にいつかな...続きを読む
  • ふわふわ 白鳥たちの消えた冬
    ひとりの子どもの日常から、命というものへの考え方に、じっくりと話が進んでいきます。一見コミカルに書かれた母親の姿に、情報にコントロールされる怖さも感じて・・・。深い話をやんわりと読ませてくれる、良い本だと思いました。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    将来の自分についての作文に「まっとうに生きる」と書いてしまうようなちょっぴり醒めた所のある小学5年生の美舟。
    そんな美舟だが、夏に家業の便利屋を手伝うことにする。
    便利屋には庭の草むしりから犬探しなど、様々な依頼がやってきて…。

    家業の手伝いを通じて、人と出会い、やり取りをしていく中で周りの人々に...続きを読む
  • べんり屋、寺岡の夏。
    小5の寺岡美舟の家は、小さなべんり屋さん。おばあちゃんとお母さん、従業員のカズ君が一生けんめい働いている。けれど、売れない画家のお父さんときたら、ふらふらと家を出ては帰って来ない・・・。そんな中で育った美舟は、ビッグな夢なんて見ず、将来はコツコツ働いて、地道に生きていこうと決めている。美舟の家族をふ...続きを読む
  • ツチノコ温泉へようこそ
    両親の再婚とツチノコの発見&騒動がうまい感じでハモってます!
    この本の趣旨ではないのですが、情報リテラシーって大事よねぇと思いました。「ツチノコ音頭」、グーです。
  • その景色をさがして
    主人公の母は売れない小説家だったが、病死してしまった。主人公は祖父母の家にいながら遺品整理をしていたら、母が退院したら主人公と一緒に5月に見に行きたいと言っていた場所があることについて思い出す。しかし、詳細を聞いておらず、家族や親戚に色々聞きながらその場所を実際に確かめに行くために1人旅をしていく物...続きを読む
  • 春の海、スナメリの浜
    ちょっとした意見の違いで友達と仲違いしてしまった由良。
    春休み中、おばあちゃん宅にお世話になることに。
    その海岸沿いから野生のスナメリを観察することができる。
    最初は関心がなくつまらない日々であったが、
    観測しているおばちゃん、そしてスナメリにもいつしか勇気づけられるのであった。
  • べんり屋、寺岡の夏。
    児童向けの小説としては、文字も大きく読みやすい内容だった。これなら高学年の子どもたちなら読める。ただ、その反面、内容は薄いと感じた。