中山聖子のレビュー一覧

  • べんり屋、寺岡の春。

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    このシリーズ好きです。シリーズの中ではこれが一番好き。小学生にも読みやすく、受け入れやすいお話だと思った。

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    2024年07月11日
  • その景色をさがして

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    母を亡くした藤子は祖父母と暮らしている。
    母への思い、離婚した父への思い、友達への思いが繊細に描かれている。好きな作品、

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    2024年04月14日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    こんな子供時代が送りたかったな。辛いことも出てくるけど、主人公の周りの温かい人たちがいて、なんとか解決に進む。のびのびして自立した、でも普通の女の子である主人公が魅力的。子供時代の甘さ、酸っぱさ、苦さを思い出させてくれる、懐かしいような気持ちにさせてくれる物語。

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    2024年03月31日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    小学5年生の美舟は「(将来の夢は)地道にまっとうに生きること」と作文に書いた。一方で、ほかの子どもはそれぞれスポーツ選手や宇宙飛行士などの具体的な目標を書いた。では果たして、将来の夢を「地道にまっとうに」としか言わない美舟は、ほかの子どもに後れをとってしまうということなのだろうか。

    そんなことは現実世界では誰も立証できない。でも物語にしたら面白そう…ということで、作者は美舟を中心に、お母さんとお父さん世代、おばあちゃん世代、そしてべんり屋で働く20代前半のカズ君などの年齢が多様な登場人物を配して、様々な人生をぎゅっと1冊に詰め込んでいる。そして読者は、いくら外見は平凡でも、それぞれの人生をじ

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    2023年06月18日
  • べんり屋、寺岡の冬。

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    すごく良かった。今回はカズ君の出番が少なかったけれど、その分ハナゾウという新キャラが登場して楽しませてくれた。表紙が尾道じゃなかったので首を傾げたけれど、舞台は雪の降る広島だった。親友だと思っていた真帆の、今まで知らなかった胸の内が明らかになり、涙ぐんでしまった。『夏』も『秋』も良かったけれど、私は『冬』がいちばん好きだな。

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    2015年11月04日
  • べんり屋、寺岡の秋。

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    おもしろかった!
    シリーズ本で、この前に「べんり屋、寺岡の夏。」というのがあったらしい。「秋」から読みはじめてしまったけれど、じゅうぶん楽しめた。キャラが生き生きしていて、会話のテンポもよくて、一気読み。「夏」「冬」「春」を読むのが楽しみ。

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    2015年10月27日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    将来の夢をまっとうに生きる、と作文してしまう女の子が、便利屋をお手伝い。

    この方の作品では父親はいつもちゃらんぽらんなのだろうかと苦笑しつつ、面白く読めました。
    作者あとがきが沁みる。何者かにならないといけない、そういう夢を持たないといけない、と圧をかけられる子どもにとって救いになるようなお話でした。
    子供に無自覚に子供らしさを求めてしまう大人にとっても、ハッとさせられるものではと思います。

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    2025年06月07日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    いつか訪れた、尾道の風景を思い出しながら読む。
    5年生くらいって、急に家族や周りの人々を取り巻く物物が見え出す頃で、でも大人になってみればあの頃の自分は何も分かってなかったって思う。

    主人公はじめ、どの登場人物も気になる。
    べんり屋寺岡シリーズ、夏秋冬春を通してどのように変化、成長していくのか楽しみ。

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    2025年02月18日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    家でお母さんがべんり屋の仕事をしている、5年生の美舟のお話。
    お父さんは画家。
    ほっこり、いい話だったな。
    舞台が尾道で、広島弁もいい感じ。バッテリーを思い出す。

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    2024年05月11日
  • べんり屋、寺岡の秋。

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    それぞれの個性を認めあって、思いやり合う家族、ちょっとした事件も家族の絆を深め合う。どこかとぼけたしっかりものの主人公、美舟ちゃんもお気に入り。こんな家族っていいなあ。

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    2024年03月31日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    将来の夢を考える場面を求められる小学生高学年向け。
    毎日を生きていくことに真摯な主人公とその周りの人々の様子や日常の事件がわかりやすく展開される。

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    2023年02月22日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    タイトルを見たときは、友達に頼まれたことをなんでもやる寺岡くんの話、かと思ってたら全然違って、いい意味で裏切られた。

    尾道、行ったことないけどちょっと憧れの町だからか情景思い浮かべながら気持ちよく読めた。

    「夢がかなって、自分の思い通りになるっていう幸せもあるけど、思いもよらない形でやってくる幸せも、あるものなのよ。」

    続きも読みたい。

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    2021年01月13日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    小学5年の美舟が主人公で、語りも。
    美舟の家のコンクリートの門柱には、「てごします 寺岡」と書かれた看板があり、小さなべんり屋をやっている。
    べんり屋は、坂の多い尾道のニーズに気づいたお母さんが始めた、社員は、お母さん、おばあちゃん、21歳のカズ君の3人。
    お父さんは絵描きで、出かけて家にいないことが多い、
    一人娘の美舟が、夏休みにべんり屋を手伝い、色々な人と関わっていく物語。

    美舟のは行動も考え方も大人びている上に、生き方や幸せを考えさせられて、「これって児童書?」と思ってしまう。でも、小さな章に分かれていて、読み易いし分かりやすい。

    お母さんの言葉「夢がかなって、自分の思い通りになると

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    2020年02月12日
  • その景色をさがして

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    とてもいいお話でした。

    両親の離婚、母の死、祖父母の思いも
    伯母の思いもわかる10代の少女思いが
    たくさん詰まっていた。

    最後にキラキラの未来が見える、
    希望を持てるそんな素敵な
    お話でした。

    お父さんとどんな話をするのかしら。

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    2018年07月17日
  • べんり屋、寺岡の冬。

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    近しいはずの家族、親友との隔たりに一喜一憂しつつ育む関係。

    繰り返される毎日のなかで、ないがしろにしてる自分がいる。

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    2015年11月17日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    ネタバレ

    おもしろかった。

    まっとうに生きる。
    将来の夢をそうかいたら担任の先生に放課後ちょいと呼ばれてしまった主人公。
    まっとうに生きる。
    つーか、おばあちゃんの日々言ってることを
    素直にきいてるいい子じゃんっとなぜ考えないのか?
    まあ、そのへんはそう深刻でもないのだが・・・・。

    ふらふらと家にいつかない父親がいるようだが、
    そう話が重くなるわけでもなく、
    さらりとした読み心地。
    べんり屋、とはいっても、まほろ的な事件がらみの話じゃなくて、お手伝い屋さん的な、で、
    結構人と人とのあったか話になっている。

    小学生の作文って苦手な子にはほんっと苦行だよねー。

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    2014年09月05日
  • ふわふわ 白鳥たちの消えた冬

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    ひとりの子どもの日常から、命というものへの考え方に、じっくりと話が進んでいきます。一見コミカルに書かれた母親の姿に、情報にコントロールされる怖さも感じて・・・。深い話をやんわりと読ませてくれる、良い本だと思いました。

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    2013年11月18日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    将来の自分についての作文に「まっとうに生きる」と書いてしまうようなちょっぴり醒めた所のある小学5年生の美舟。
    そんな美舟だが、夏に家業の便利屋を手伝うことにする。
    便利屋には庭の草むしりから犬探しなど、様々な依頼がやってきて…。

    家業の手伝いを通じて、人と出会い、やり取りをしていく中で周りの人々に対する見方も変わって、成長していく女の子の様子が生き生きと描き出されていて良かった。

    少しほろりとさせられる場面もありました。

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    2013年08月22日
  • べんり屋、寺岡の夏。

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    小5の寺岡美舟の家は、小さなべんり屋さん。おばあちゃんとお母さん、従業員のカズ君が一生けんめい働いている。けれど、売れない画家のお父さんときたら、ふらふらと家を出ては帰って来ない・・・。そんな中で育った美舟は、ビッグな夢なんて見ず、将来はコツコツ働いて、地道に生きていこうと決めている。美舟の家族をふくめ、べんり屋寺岡に仕事を依頼してくる人たちには、それぞれ心に抱えているものがある。それでも前向きに、楽しく生きていく姿が愛おしい。従業員のカズ君が、いい味出してます。

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    2013年09月18日
  • ツチノコ温泉へようこそ

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    両親の再婚とツチノコの発見&騒動がうまい感じでハモってます!
    この本の趣旨ではないのですが、情報リテラシーって大事よねぇと思いました。「ツチノコ音頭」、グーです。

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    2011年12月08日