川島睦保のレビュー一覧

  • 格差は心を壊す 比較という呪縛

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    格差はない方がいいよねーっていう本。
    今ある格差という状態以上に、それ以降の経済発展にも影響が大きいということがよくわかる。

    国ごとに悩みの種はあるもんですね

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    2022年04月03日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    個人的に全面賛成というわけではありませんが、積極的財政政策の中にはちょっと無理がありすぎる主張の人も多い中で、バランスシート不況論は説得力があると思いました。
    600ページを超える大作ではありますが、丁寧にわかりやすく解説していてオススメしたい本です。
    公共事業に関しては日本やアメリカでインフラの老朽化が問題になりつつあるので、それなりに有効ではないかと思います。近年の自然災害の多さを考えると整備は必要でしょう。
    とはいえ旧来の公共事業的なものが今後有効なのかという視点も持つ必要があるかなと。
    投資と国の金融政策は切っても切れない関係ですので、マクロ経済とかの面も含めて知識を高めてくれる良書だ

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    2021年05月09日
  • 格差は心を壊す 比較という呪縛

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    ■英国人経済学者と英国人疫学者の共著による、429ページもある分厚い書籍。だが、人類学や格差問題に興味がある人にとっては読み応え充分。名著だと思う。
    ■結論は格差が少ない社会は比較という呪縛から逃れることができ、より多くの幸福を実現できる可能性が高いということ。それを様々な形で検証している。

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    2020年09月13日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    経済を専門としてるわけではないので、難しいところもありましたが、被追国の問題点や対処方法がロジカルに説明されてとても面白く読めました。
    政治家の方には、桜問題などやっていないで、しっかり読んでもらいたいと思います。

    しかし、本書で述べられているケース3・4のフェーズから、1・2に戻るのは、いろんな意味でかなりパワーが必要となりそうです。

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    2020年02月02日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    伝統的なマクロ経済学の基礎から始まり、それを含んだ形で著者の理論を展開しているため非常にわかりやすい。
    この理論を用いると現在の国際経済を簡潔に説明することができる。著者はその上で、日米欧の不況の解決策とその効果を実施例と共に提示している。

    FRBはこの理論のもとで経済政策を行なっているようで、現にアメリカの経済は日欧よりも順調である。

    この点で根拠も十分であり、少なくとも現状成果を上げていない伝統的な経済理論と比べれば信頼に足ると思われる。

    おそらく現在最も有力な経済理論をわかりやすく解説している。とても良い本。

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    2019年08月11日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    ネタバレ

    600ページ超の大著だけど、それを感じさせない読みやすさだった。一読を進めたい良書。

    【以下ネタバレあり】

    民間部門が利潤最大化を目指していることを前提とした今の経済分析・政策論議は誤りであり、人々が債務最小化を行なっている現状を踏まえた議論が必要だ。

    本書の主張を一言に要約すると、以上のようになる。

    2008年の世界金融危機(GFC)や、日本におけるバブル崩壊よりも前の経済は、資金の借り手が豊富で、物価面ではインフレ体質だったので、金融政策が有効だった。
    しかし、GFC・バブル崩壊以後はバランスシート不況になっており、政府が「最後の借り手」として減少した民間部門の資金需要を補わなけれ

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    2019年08月09日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    リチャード・クー氏の書籍は通読しているが、本書は、これまでの主張に加え、バランスシートがキレイになった後の状況についての解説が新たに加わったこと、更にその処方箋、そして貿易不均衡に関する資本移動の制約提言が加味された。バブル崩壊以降、各エコノミストの主張(構造改革派、リフレ論者など)を追っかけてきたが、結局クー氏の主張が一番正しかったと証明された。

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    2019年07月17日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    マクロ経済学の現実への適用について理解できました。様々な識者の意見の正確性について評価できるようになったように思います。それが正しいかについては、生涯をかけて検証してまいります。

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    2019年07月04日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    自分がどういう派閥・視点からマクロ経済を眺めるか、そういう骨格をつくるのによい。分厚いがサクサク読める。同じことをしつこく書いてるのでサクサク読める。じっくり読み込まねば理解不能というような本ではないので分厚さにビビる必要はない。

    著者の主張 なんとなくまとめ

    ------------------金融政策は効かない------------------
    ・高度成長が終わった成熟国家では金融政策(低金利)が機能しない。
    ・量的緩和をしても民間貸出は増えない。なぜかって民間に借入ニーズがないから。
    ・民間にニーズがないので低金利も量的緩和も効果がない。
    ・おカネが動かない状態を解消するには政府が

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    2019年06月28日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    リチャード・クー氏の『追われる国の経済学』は、グローバリズムの限界があらわになる中で、日本が「追われる国」としてどのような戦略を採るべきかを、多角的かつ具体的に提示した一冊である。これまでの日本は、グローバル競争の「先頭を走る国」から、いつの間にか「追われる立場」へと転じてしまった。本書は、その現状を悲観ではなく転換のチャンスと捉え、経済政策、教育、公共投資、国際関係までを俯瞰しながら処方箋を提示している。

    とりわけ印象的なのは、「借金=悪」という通念からの脱却である。債務とは貯蓄の裏返しであり、民間が借り手不在の状況で貯蓄過多に陥れば、経済は必然的にデフレスパイラルに陥る。そこで政府が登場

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    2025年12月17日
  • 巨神のツール 俺の生存戦略 富編

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    インタビュー集
    成功者の思考法、ルーティン

    ●アンソニー・ロビンス

    ブランソンの問い
    「ダウンサイドは何だ?それを防ぐにはどうすればいい?」


    ●ピーター・ティール

    もしあなたが何かを始めたいと思っていて、それを成し遂げるための10年計画を温めているのだとしたら、自分の胸にどうかこう聞いてみてほしい。これを半年でどうにかすることはできないものか?


    ●マンガ家 スコット・アダムス

    余計なことに頭を使わないために、スコットは朝起きるとすぐに、コーヒーメーカーのスイッチを押し、毎朝同じものを口にする。

    ●コラム

    押しつぶされそうな渦の中で、人生は私に何を捨てるべきかを教えてくれてい

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    2022年10月30日
  • 巨神のツール 俺の生存戦略 知性編

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    ネタバレ

    ティムのインタビュー集
    知性を得る/保つための学ぶ姿勢、メモリ解放

    ●コラム 怠け者宣言 p131

    “忙しさとは、ある種の安心感であり、空虚に対する防衛策なのだ。とても忙しくて、予定がびっしり詰まっていて、毎時間ごとに仕事があるとしたら、その人生が愚かだとか、くだらないとか、無意味だとは言えないだろう。騒音やストレスは、生活の中の不安をかき消したり隠したりするためのわざとらしい手段のように見える。


    ● リック・ルービン p146

    “リックはTシャツ、短パン、ビーチサンダルでどこでも出かけた。ドレスコードを求められるレストランには行かない

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    2022年10月30日
  • AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略―次世代型現場力の創造

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    流行りのアジャイルの教科書的本。 日本版だけに書かれた箇所は少し具体的でわかりやすいが、もしかしたら訳者が少し誇張しているのかもしれません。

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    2021年10月10日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    合成の誤謬、バランスシート不況、資本移動の自由化、極右派の台頭要因、など勉強になる考え方が沢山あった。

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    2020年07月05日
  • 「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋

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    ネタバレ

    MMT現代貨幣理論入門を読んでいたので、本書はとても興味深い内容が盛りだくさんでした。、

    どこかのお偉いさんが構築した学派・技術というのが、必ずしも世の真理ではなりということ。
    特に経済学のように「人間の心理行動に影響を受ける」若い学派は、完全に信じきってはいけない。常に新しい学びと改善が必要だということが判った。

    例えば経済学の基本として、民間企業は利益の最大化を目指して行動する。
    だから金融正確で金利を下げれば、民間は資金調達(債務)して利益の最大化を測るという考えが根底にあります。しかし、先進国のほとんどがゼロ金利&量的緩和を行っても、資金調達は増えなかった。

    なぜなら既存の経済学

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    2019年10月09日
  • シニアが無理なく儲ける株投資の本 一生、月5万円以上の配当を手に入れる!

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    川島陸保 元東洋経済新報社の編集長
    ドベネックの桶 お金 健康 社会
    株式の基本は配当狙い
    長期 分散 積立 中長期で運用
    ウクライナ進行時2022年原油価格が1バレル50ドル台の時に商社株購入。
    金利上昇 銀行株
    IT投資 連動する投資信託

    高配当投資銘柄選びと利食いの七箇条 
    ①配当利回り3、4%でかつ業界トップ 
    ②配当がメイン、値上がりはオマケ
    ③金融緩和 メガバンク株
    ④エネルギー価格低下時の商社株
    ⑤配当利回り3,4%の半導体株
    ⑥超高齢化社会の薬品株
    ⑦利食いは配当利回り2%切の時

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    2025年04月24日
  • 巨神のツール 俺の生存戦略 富編

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    この本は、大変です。ポッドキャストを元にしているからなのか、様々な著名人のインタビューから得られた生の言葉にたくさん触れられる点は、非常に良い点として大変です。もう一つは、著名人のことばと、ティムフェリスの言葉が混在していて、(読めばティムよりと書いてあるが。。。)整理されていない感があるため、それらを切り替えながら読み取っていく点が大変です。もう少し、読者に寄り添って整理しても良いのではと思いました。。。

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    2023年11月30日
  • 巨神のツール 俺の生存戦略 健康編

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    ティムのインタビュー集

    ●ジェイン・マクゴニガル(未来研究所)
    ・遊びの反対は仕事じゃない。気分の落ち込みなのよ。201

    セラピーとしてのテトリス
    p.202

    “ゲームをした後には、視覚的なフラッシュバック(ブロックが落下したり、ピースが置き換えられたりする)を体験しますが、それらが視覚情報を処理する脳の領域を占めるため、欲している物事(または執着している物事)を思い浮かべられなくなるんです。この効果は3-4時間持続します。

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    2022年10月30日
  • 格差は心を壊す 比較という呪縛

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    研究結果から政策提言といった感じで、個人としては、面白いけど、さてどうしたものかというのは否めない。企業の在り方について、従業員所有を提言しているのは、良いなと思った。格差が少ない国として日本のデータが使われているが、正規/非正規格差はOECDのレポートでも言及されるぐらいには国際的にも知られてるので、受け止め方が分からない。

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    2022年03月05日
  • AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略―次世代型現場力の創造

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    アジャイル開発に関する網羅的な本であり、フィクションの内容を織り交ぜて、組織構成やマネジメントに関しても適用できることを書いている教科書的な本。
    具体例を書いてくれているが、全く同じ事例は存在しないため、小説的に読む方が良いかもしれないが、個人的には参考になりづらい本ではあった。
    フェーズが変わればまた価値が出る可能性も期待しての評価。おそらく外部から見るのと、内部で仕組みを作る差分が永久に取り除きにくいとも考えている。

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    2021年10月17日