高山博のレビュー一覧
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続いて下巻。
まずは、エジプト、マムルーク朝下のカイロ。イスラムと商取引について、コンメンダ、貨幣と信用取引、カーリミー商人等々解説があるのだが、正直この辺りについて十分理解出来なかった。
続いてアジアの海上交易について。アラビア海、インド洋、南シナ海の3つの回路。
この辺り、ポルトガル来...続きを読むPosted by ブクログ -
13世紀の「世界経済」、ヨーロッパがウォーラーステインのいう「近代世界システム」を構築しようとしていた16世紀前に世界システムがあったと、著者は言う。そしてそこには8つのサブシステムがあり、それぞれ西ヨーロッパ、中東及び東方アジアの3つの回路に組分けできるとする。
以下、それぞれの地域ごとに、...続きを読むPosted by ブクログ -
ヨーロッパが覇権に乗り出す13世紀までの(旧)世界のシステムについて。その時代はヨーロッパや中東といったサブシステムとそれらを繋ぐ3つの回廊によって構成されていた。
著者は中東に縁があるからか、比較的地中海の話と中東の話が手厚い印象。Posted by ブクログ