堀田はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ長男が2ヶ月の時に読みました。
子育て中の今、インスタグラムで特に目に入ってくるのは子育てアカウントの主婦たちの投稿。「おうちモンテ」と銘打って、こぞって家庭で行うモンテッソーリ教育をとりあげています。
しかしそもそもモンテッソーリ教育とはなんなのかと言うところがわからずにいました。
この本を読んで、その教育の特徴がしっかりわかりました。
著者が運営する「子供の家」での取り組みを中心に紹介しています。また、家庭での子供との関わり方についても述べられています。
一方、施設での教育を受けられない場合、いわゆる「おうちモンテ」のために家では実際何をすれば良いのか、どんな教具が必要か、といった具体的な部分までは踏み込んでいないのでその辺りは別の本で勉強する必要がありそうです。
以下は重要と感じた部分のまとめです。
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大前提は、「学びの主体はあくまで子どもである」こと。
3つの基本
・子どもをよく観察して、気持ちに寄り添い他人と比べたりせずに自主性を最大限サポートすること
・子どもが本来持っている「自分で生きる能力」を伸ばす体験ができる「環境」を整えること
・特定の機能を成長させる特別な感受性を持つ「敏感期」に合わせた関わりをすること
教具は5つの領域で用意されている。
日常生活の練習、感覚、数、言語、文化
教育を施設で受けている場合は、教具を家庭で用意する必要はない。
家庭での関わり方のポイント
・子供が集中してる時は邪魔しない。何を書いているの?など声をかけてしまいがち。
・手を使うことはすべての始まり。たくさん手を使う習慣をつける。
・できることが増えるに従って精神的に自立する。
・子どもが自分でできることはさせる。手伝ってほしいと言ってくるまでは手を出さない。察して欲しそうな顔をしていたら手伝って欲しいなら言ってね、という。
・子どもは大人が使うものに興味を示す。子供用には子供が使いやすいもので、大人と同じ素材のものを。
・「共感」は大事なコミュニケーション。なんでも、すごいね!と褒めるのではなく、満足そうにしていたらにっこり笑いかけるだけでいい。
・少し手伝えばできそうなときは、言葉で指示するのではなくそっと手を添えてあげる。
・問題や答えを親が一方的に提供するのではなく、自分で活動を展開できるように促す。
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Posted by ブクログ
モンテッソーリメソッドについては既にいくつか本を読んできたが、こちらは具体的な教材の使い方や子どもとの関わり方にも言及しており、興味深かった。
以下メモ
◆子どものなぜなぜ?には、答えじゃなくて共感するだけでいい。理由を知りたそうなら、図鑑で一緒に調べるなど、納得する答え見つけを手伝うだけ。
◆子どもが育つ課程で凹凸ができるのは当たり前。大人が先読みして足りないもの探しをするより、子どもが今興味あることに共感して一緒に楽しむ
◆3ー6歳 感覚の敏感期。感覚器官を沢山使う。芸術的センス、色彩感覚、音への鋭い感覚、微妙な違いのわかる味覚はこの時期の経験によって育つ。
◆子どもと同じ目線で共感する。子どもの気持ちの程度に合わせる。子どもが頑張った気持ちになっていないときにほめても響かない。むしろ褒められるからやるという気に。
◆ネガティブよりポジティブな言い方の方が受け入れられやすい。
◆ダメを伝える際は、短く完結、具体的、穏やかに。
◆社会で自由でいるためには、さまざまな社会性を身につける必要がある。好き放題=自由ではない。
◆自分の五感を沢山使って感じる。世界への理解へ。テレビは実体を伴わないため不完全。
◆体験を通して概念を習得する -
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モンテッソーリ教師の12の心得
1環境に心を配る
2境遇や物の取り扱いを明快正確に示す
3子供が環境との交流を持ち始めるまでは積極的に交流が始まれば消極的に振る舞う
4探し物をしている子や助けの必要なこの忍耐の言動を見守ってあげる
5招かれたら答えていく
6招かれたらよく聞いてあげる
7子供の作業を大事にし中断や質問を避ける
8間違いを直接的に訂正せずに間違った子供を尊重する
9休んでいる子供や他人の作業を見ている子供を無理やり読んだり作業を押し付けたりしない
10作業拒否する子供や知らない子供間違っている子供にはたゆまず作業に誘い続ける
11点し探し求める子供にはそばにいることを感じさせ見つけた子供には隠れる
12作業が済んで快く力を出し切った子供には沈黙のうちに喜びを感じさせる -
Posted by ブクログ
ネタバレモンテッソーリ教育で周りの人間がどうやって子供に接したら良いかが書かれていた。
具体的にこの活動をしろというよりは日常生活でどのような形で接するかが多かった気がする。
子どもが不思議に思ったことには共感し、すぐに正解を伝えない。どうしても知りたいときは後で図鑑などで調べる。
子供の自主性を最大限サポートする
→環境と道具を整えて活動に没頭し始めたら見守る。集中している時には話しかけない。
ありのままを受け入れる
→子供の興味があることを一緒に楽しむ
失敗と学びを経験し、諦めない強い心を育む
→先回りして失敗しないようにサポートするのではなく、失敗した時にどうしたらいいかを伝える
とにかくたくさん手を使う
→お手伝いなどで手を使う機会を増やす
敏感期にもとづいた関わり方
・イヤイヤ期
秩序感
→秩序ある行動を好む。何かを整列させたりいつも同じ場所に同じものがあるのが好き。
・3-6歳
手を使って遊ぶのが好き
・4歳ごろまで
体を動かしたいようにコントロールする
・6歳ごろまで
爆発的に言葉を習得
親がすべきこと
・子どもが扱えるものを用意する
通学バックは斜めがけ、ボタンで開け閉めできるもの
・なるべく本物を用意する
・子供に選択させる
・物の置き場所を決める
・持ち物を整理させる
・ルーティンで自主性を育てる
・褒めるより共感しよう
・お手伝いしてもらおう
・ダメなものはダメと伝える(途中でいいよとは言わない)
・テレビやスマホは時間を決めて、長く見せない
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Posted by ブクログ
モンテッソーリ教育について、網羅的に知識が得られる書籍。
著者の堀田はるなさんは、モンテッソーリ原宿子供の家で保育士をされている方ですが、20年近くビジネスの世界でお仕事をされてきたという異色の経歴の持ち主。
他のモンテッソーリ系書籍と比べて、少しビジネス書っぽい構成・記述が見られるのもそうした影響かもしれません。
非常に論理的で整然と書かれているので、とても読みやすかったです。
■こんな人におすすめ
・モンテッソーリのことを体系的に知りたい方
・挿絵や図表よりも文章で理解したい方
・モンテッソーリ書籍2冊目以降の方
歴史・起源の話から、具体的なおもちゃの話まで広く書かれていますが、読む人にとっては小難しく感じたり、勘所を掴みにくいと感じる方もいるかもしれません。
ですので、一度入門書的な簡単な書籍を一冊読んで、イメージを付けてから本書を読むと、尚理解が深まると思います。
■要旨、私なりの解釈
本書の1番の勘所は、子どもの「敏感期」といわれる「ある特定の機能を成長させるための特別な感受性を持つ時期」を4つ明記し、それぞれの時期に、子どもにどういう特徴が見られ、親が何をすべきかを記述してくれている点です。
4つの敏感期
(1)秩序の敏感期(所謂、イヤイヤ期)
(2)感覚の敏感期
(3)運動の敏感期
(4)言語の敏感期
(1)秩序の敏感期(所謂、イヤイヤ期)
①時期 2〜3歳頃
②要点
この時期の子どもは、物事の順番ややり方がいつもと違うと劣化の如く怒り、いつもの場所に決まったものがないと不安になる。
子どもが安心するのは、いつも同じ結果になると分かっている遊びや、いつもと同じ学校に通うこと、同じ手順で出かける準備をする事など。
この時期に内面の秩序感がしっかり育てば、精神的に落ち着いた子どもになる。
そういうものだと親が理解して子どもと接することで、親子共にに無用なストレスを感じなくて済む。
(2)感覚の敏感期
①時期 3〜6歳頃
②要点
この期間に感覚器官を沢山使って、その機能を洗練させれば、子どもの世界が広がる。
芸術的センスや色彩感覚、音への感覚、微妙な味の違い等は、この時期の経験によって育つ。
見る、触る、手を使う、聴く、食べる経験を沢山やらせてあげる。
(3)運動の敏感期
①時期 〜4歳半頃まで
②要点
走ったりはしゃいだりと体を大きく動かす粗大運動、腕や手を動かす運動、指先を動かす微細運動という3つの運動の機会を沢山与えることで、エネルギーの出し方や筋肉の動かし方を覚える。
(4)言語の敏感期
①時期 〜6歳頃まで
②要点
人の話す言葉を繰り返し真似ることで語彙を増やしていく時期。
子どもと積極的にコミュニケーションを取るとともに、日常の言葉遣いにも配慮する。
■その他、タメになったトピック
・子どもに選択させ、主体性を育む。
例えば、二択まで親が絞って最後は本人に決めさせる等。
・ダメなものはっきり伝える。
「〇〇だからダメ」ではなく「〇〇するのが良い」というポジティブな言い回しに。
そして、子どもが「嫌だ!」と言っても折れない、親の態度の一貫性が大切。
ブレることは最も良くない。
・TVやスマホの使い方
映像を見るという行為は、一方的に情報を受け取るだけなので、せっかくの敏感期には勿体ない。
理想は、TVやスマホは家族で一緒に見て、親が子どもと一緒に楽しんだり、感想を話したりするのが良い。
どうしても家事をする間に見せるのであれば、見る番組や時間を決めて、ダラダラ見せないこと。
見なくて良いなら、見ないに越したことはない。
・大人のスマホの使い方
子どもと一緒にいるときにスマホは使わない。
子どもの目をしっかり見ること。
子どもはこちらを向いて欲しいと切に願い、大人の注意を自分に向けようと必死。
しかしそれが何度も空しい結果に終わってしまうと、ついに諦めてしまい、その後取り返すことは難しい。
どうしても使わなければならない時は、子どもに一声かけてあげること。
■最後に
モンテッソーリって何なのか?
どういう経緯で日本に入ってきたのか?
自宅で何をすれば良いのか?
本書ではこれら全てについて体系だってに解説がなされていて、網羅的にモンテッソーリ教育を知るにおいては、良書と言えます。
ぜひ読んでみては。 -
Posted by ブクログ
子供の能力教育に対して、モンテッソーリメソッドと言う概念を学ぶことのできる1冊。モンテッソーリメソッドの3つの基本として、1子供の自主性を最大限にサポートする。2生き方の基礎となる体験を提供する。3敏感期に基づいた関わりをする。
自分で選ぶと言う事はそれだけの責任を自分で取ると言う事適切なリスクを取れると言う事は自立した人間になると言うこと。
世界を変えるようなイノベーションは突然生まれるわけではない自分でやりたいことを追求し研究したいと思う時、それを仕事にして自分の道を切り開いていこうと決意する時から生まれるはずです。そしてこの時に助けになるのは、自分の精神がどれだけ自立、自律しているかです。
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Posted by ブクログ
「お母さんの敏感期」を読んだ後のため、その時ほど大きなインパクトはなかった。
以下気になった箇所。
◆考え方
・「自立」
他の助けを受けずに独り立ちすること
・「自律」
他からの支配や援助を受けず、自分の行動を
自分の立てた規律によって行うこと
・「自律した精神」「やりたいことの発見と追求」
「柔軟な発想力と実行力」「粘り強さ」
◆教え方
・子どもの自主性を最大限にサポート
→ 最初の試練は「必要以上に手を出さず、子どもが自分でやるのを気長に見守ること」
・環境を整えることが大事
→今必要としている道具を用意する
→ 大人と一緒に行った活動をスタート地点に、自分自身の発想で活動を転換する
・子どもの「好き」に気づく
→ 「努力」は「好き」にはかなわない
・集中しているときには邪魔をしない
→ ちょうどいいころ合いを見計らって「お手伝いしようか?」と声をかける
・ダメなものはきっぱり指摘する
①「なぜだめなのか」理由を伝える
② 親の態度に一貫性をもつ
・異学年交流
→「人と同じで安心」という感性は存在しない
◆幼児期以降のモンテッソーリ教育
・「 6〜 12 歳」「 12〜 18 歳」「 18〜 24 歳」のプログラムが存在する
・「 6〜 12 歳」論理的思考の敏感期
→欧米では小学課程でも同メソッドの学校は存在
→興味のあるテーマを選んで詳しく調べる
自分なりの考察を加えて発表、議論する
→実体験を伴う
・日本の小学課程
→知識の詰め込み
→子どもと情報との間に「興味」という接点がなければ、覚えたところで役立てられない