近藤るるるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「私は大佐が最後に与えてくれた任務(普通の女子校生として幸せに暮らす事)を必ず遂行する」byアリョーシャ=スターリナ
帯にある「明るくも激しいサスペンスコメディー」を具現化しつづける本作品の待望の2巻。血の匂いと学園ものコメディーのバランスが相変わらず絶妙で、不自然なのだけどそれを全く感じさせず読みやすい。
そのなかでも天才FBI捜査官ケイティの存在は大きい。本来アリーシャとは敵対する立場でありながら、共闘後はSENTO、KARAOKE、NINJAなど日本文化に馴染みすぎ!
本巻ではそのケイティを軸に大きく物語がシリアスに動く予兆があるが、なんとか今の雰囲気を続けて欲しいと切に願う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ暗殺者アリョーシャへの最後の命令「普通の高校生として生きる」で始まる一見ありがちな展開であるが、徹頭徹尾アリョーシャが暗殺者であることが、単なる萌え系との差別化に繋がっている。襲ってくる敵は容赦なく刺すし撃ち殺すし指落とすし..。しかし最優先命令である普通の高校生として生きるということを目指すこともしっかり忘れず、アンパンと牛乳を黄金の組みわせとして感動し、以後「餡部」設立を目論むところがよい。新キャラと登場したFBIのケイティがこれまた典型的なアレな感じでお約束の展開となっているが、次巻以降この関係が維持できるのか、はたまた新たな展開となるのか気になって仕方ない。