奥村くみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者の奥村くみさんは、私より少し年上の方かなと
思ったけれど、本好きではあっても老眼がつらくて
小さい字の本を断念してしまうことも仕方がないこと
だと、はじめにーの中に書いている。
それでも、新しい世界に連れて行ってくれる
本に出合いたい。
そのとおりだなとしばらく本から離れていた
私も感じる。本を読む時間は日常から
切り離されてほどよく孤独を愉しめる気がする。
でも、本の中の人に寄り添うこともできるし
自分の現実世界へも、本を閉じればあっという間に
戻れるお手軽さ。
読書好きの世界に戻ってこられてよかったな。
今回も、次に読んでみたい本が多数。
早速チェックしよう。 -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んだ本。
「はじめに」に、自分の本棚を誰かに見られる。それは自分の秘密を知られるのと同じ。人の本棚をのぞくことは、それは同じくその人の秘密を知ってしまうこと。
というはじまりに、ドキッとしてしまった。
だから、人の本棚を見たくなってしまうし、みんなどんな本を読んでいるのか興味がわく。でも、それは、本を好きな証拠なんだろうなと妙に腑に落ちた。
本を読むことで、生活が豊かになったと感じるし、時間の使い方も上手になった気がする。
その感覚をうまく言葉にできなかったけれど、奥村さんは適格に言語化してくれた気がする。
「おわりに」の言葉選びがとても素敵で、読書愛がにじみ出ていた。