安達忠夫のレビュー一覧

  • 素読のすすめ

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    会津若松に旅行に行った際、日新館で文武両道の教育を知った。その中に素読があり、興味を持って読んだ。
    漢文以外にも世界の幅広い言語宗教の観点から素読の持つ意味が多面的に検討されていて面白かった。
    まずは大学から素読を始めてみたい

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    2023年09月17日
  • 素読のすすめ

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    語学力アップには素読が一番!それがよくわかる。

    英語教育の早期化とかいう話があるが、それは邪道である。英語力向上には論語の素読に限る。

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    2017年11月19日
  • 素読のすすめ

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    積読解消。小さい頃から漢文の白文を意味が分からなくてもそのまま読んで暗唱できるレベルまでいく。湯川秀樹博士など戦前世代までの知的エリート層が経験している。意味が分からなくても情報としては持っており,長じて追加の情報が加わるときに莫大な量の有意味化された知識を持つことになる。対象となる漢文は人生の智慧を凝縮したもののため,人生の選択や苦境での対応時に自然と想起されやすいものになっている。人は意味を求めるので,意味のないことをするのは苦痛であるが,子どもならできるという側面がある。素読は音読の効果にも通ず。

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    2025年05月18日
  • 素読のすすめ

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    ネタバレ

    ・足達忠夫「素読のすすめ」(ちくま学芸文庫)を読んだ。素読といふと、私は漢文の素読しか思ひ出さない。その中でも明治の作家の文体とその力量を思ふ。これは私達には全く真似のできないもので、さすが江戸に産まれた人だとしか思へない。時代が違ふと言へばそれまでだが、その時代の中からああいふ人たちが生まれるのだから、これはもう時代の力は恐るべきであると思ふしかない。これが漢文素読によるのである。本書でも繰り返し言及されてゐる江戸の漢文素読の明治に対する影響、これは本当に見事で、これなくして日本の近代化はあり得なかったのではないかと、私などはごく単純に思つてしまふ。漢文素読はそれほどに優れたものである。中村

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    2017年12月24日