郡史郎のレビュー一覧
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匿名
購入済みはじめの一冊はこれ!
イタリア語を勉強しはじめたので読んでみました。
薄めの本だからと侮れない。
挫折しにくいし、オススメ。
ただ、音声教材はないので、他の本やYouTubeとかで補う必要はあるかも。 -
Posted by ブクログ
読みやすかったです。
本文は200ページ未満で、勉強というよりは、これからの勉強のためのフックとなる情報がまとめられています。
新書のお手本のような作りです。
発音や文法について解説されているのはもちろん大事ですが、基本的なものに絞りこんでくれています。
例えば、イタリア語では1つの動詞につき、15種類の時制×6種類の人称=90通りの活用があるわけですが、本書で取り扱うのは直説法の現在、近過去、半過去のみ。
代わりに、相手による言葉の使い分けの日伊比較だったり、単語の由来(英語をはじめとする他言語からの影響)だったり、普通の文法書だったらコラムになっているような内容が充実しています。
紙 -
Posted by ブクログ
現代新書で、フランス語、中国語、イタリア語、ドイツ語、英語などの基本が学べる。
これって、すごいことだなあ、と思う。
私も今までフランス語、中国語のこの新書の入門書は読んできた。
その中でも、これは一番いいと思った。
まず、私の中の「イタリア語の文法は難しい」という先入観を払拭してくれたこと。
性と数により形が変わること、過去のさまざまな形が初級で一番山場になるということも、本書で初めてしったことだが・・・。
これがとても分かりやすく整理されている。
もちろん、だからといってすぐに覚えられる、使いこなすことができるとは思わないけれど。
でも、次の一歩に踏み出して見たいと思わせてくれる本。 -
Posted by ブクログ
イタリア語がどんなことばなのか、を知る1冊。発音や文法から社会言語学的な諸相、さらに基本的な表現やイタリア語にまつわるうんちくなどを読むことができる。言語学的な部分から旅行者が必要とする挨拶などの表現や文化的な側面まで幅広く網羅しているのが特徴となっている。
やっぱり活用形がいっぱいあるのが「うわ~」って感じだった。でも色んな言語をやってきた著者が、「それでもイタリア語は学びやすい」というのだから、やっぱり学びやすい言語ということになるらしい。近過去形と遠過去形というのが面白いと思った。南部が保守的で、言語面でも遠過去形などの古い用法をまだ用いるけれども、イタリア語全体としては北部の用法が