あらすじ
下手でも理解しようとしてくれるイタリア人──イタリアではことばがあまりできない外国人でも意思の疎通は比較的楽です。カタコトでもちょっとイタリア語を口に出すと「うまい」とほめられ、次にその人に会った時にまたイタリア語を口に出すと「すごい。上達したじゃないか」とおだてられます。(中略)そうして楽しくやりとりが進むうちにイタリア語を使う量も増えていきます。ですから上達も速いのです。──本書より
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匿名
はじめの一冊はこれ!
イタリア語を勉強しはじめたので読んでみました。
薄めの本だからと侮れない。
挫折しにくいし、オススメ。
ただ、音声教材はないので、他の本やYouTubeとかで補う必要はあるかも。
Posted by ブクログ
イタリア語始める人に一番おすすめしたい
読んでるだけでこんなに分かりやすいのないと思う
テキストとかより何よりも先ずこの一冊を手にして欲しい
品詞や文法の説明も分かりやすいし、ニュアンスとか方言や由来(語源)の話も乗っててイタリア語学ぶつもりなくても読んで面白いと思う
Posted by ブクログ
たまたまローマに行った興味から軽い気持ちで読み始めた本。しかし、読んでみると分かり易さも惹かれるところだが、何よりイタリアの魅力を再発見することができた。各地方における発音の違いであったり、イタリアで「お店」に入ることの意味。多くの外来語を持つその言葉を知って、もう1度イタリアに行きたくなった。イタリア語も独学で頑張りたい。
Posted by ブクログ
イタリア語の勉強にと思って購入。
細かい文法知識が身に付くというわけではないが
イタリア語の概括的な知識や方言・語源といった言語を使う上での背景など
イタリア語をもっと使ってみたい、勉強してみたいという
気持ちを掻き立てられた。
繰り返し読みかえして、知識の定着とともに
イタリア語学習のモチベーションとしたい。
Posted by ブクログ
読みやすかったです。
本文は200ページ未満で、勉強というよりは、これからの勉強のためのフックとなる情報がまとめられています。
新書のお手本のような作りです。
発音や文法について解説されているのはもちろん大事ですが、基本的なものに絞りこんでくれています。
例えば、イタリア語では1つの動詞につき、15種類の時制×6種類の人称=90通りの活用があるわけですが、本書で取り扱うのは直説法の現在、近過去、半過去のみ。
代わりに、相手による言葉の使い分けの日伊比較だったり、単語の由来(英語をはじめとする他言語からの影響)だったり、普通の文法書だったらコラムになっているような内容が充実しています。
紙とペンを用意して読めば勉強になるけど、別に用意しなくても勉強になる。
こういうところが、すごくいいと思います。
Posted by ブクログ
文化背景や語源などの雑学込みでざっくりと文法の全体像を掴むことができたような気がする。トレーニング本というよりも、講義を受けている感じで飽きさせないところが良かった。
Posted by ブクログ
現代新書で、フランス語、中国語、イタリア語、ドイツ語、英語などの基本が学べる。
これって、すごいことだなあ、と思う。
私も今までフランス語、中国語のこの新書の入門書は読んできた。
その中でも、これは一番いいと思った。
まず、私の中の「イタリア語の文法は難しい」という先入観を払拭してくれたこと。
性と数により形が変わること、過去のさまざまな形が初級で一番山場になるということも、本書で初めてしったことだが・・・。
これがとても分かりやすく整理されている。
もちろん、だからといってすぐに覚えられる、使いこなすことができるとは思わないけれど。
でも、次の一歩に踏み出して見たいと思わせてくれる本。
Posted by ブクログ
ただなんとなくイタリア語を学んで、ただなんとなく話せるようにはなってきたけど、「ここはどうなんだろう?」という引っかかるポイントも多かったので読んでみました。本書は、その日本人的に「どうなんだろう?」というポイントをすくいとってくれています。そして気軽に読みものとして読めるところも気に入りました。
Posted by ブクログ
タイトルの通りの内容。 イタリア語入門さらっと編。 イタリア語学習の取っ掛かりとして良い。 なんとなく「イタリア語ってどんな言語なの?」といったような疑問をお持ちの方に最適な著作。 イタリア語の単語などについてのエピソードの紹介などがあって「へぇ〜。」と思いながら読み進められる。 イタリア語に興味がある方にオススメ。
Posted by ブクログ
文法を学ぶという点だと余計な情報が多く、また見づらい印象。
一般的な本のように、あまり改行を入れずに情報が出てくるので見づらい。一つの日本語の文中にイタリア語の単語とカナ発声が並んでくるのも見づらい。
読みづらいが、情報量が少ない分、初心者にはとっつきやすいかも。
文法書ではなくイタリア語の概要という意味だと、逆に文法的な説明は細かいので興味があるところ、読みやすいところ以外は読み飛ばしたくなる。
いろいろトリビア的な小ネタがあって楽しい。文法書でよくあるコラム的な部分のボリュームがとても多いものだと思えばなんとなくイメージしやすい。
Posted by ブクログ
分かりやすいイタリア語の入門書。新書ながら、発音・文法・会話表現が盛り込まれている。イタリア文化にも触れているので、読み物としてもおもしろい。ここからイタリア語に入るもよし。
Posted by ブクログ
『201207 語学強化月間』
この本でイタリア語の勉強ができるわけではないが、イタリア語の概略を知ることはできる。語源や他国語との関係性にページを割いているあたりが学習用教材とは違うところ。同シリーズを読み比べてみれば各言語の特色をやんわりとでも理解できそう。
Posted by ブクログ
イタリア語がどんなことばなのか、を知る1冊。発音や文法から社会言語学的な諸相、さらに基本的な表現やイタリア語にまつわるうんちくなどを読むことができる。言語学的な部分から旅行者が必要とする挨拶などの表現や文化的な側面まで幅広く網羅しているのが特徴となっている。
やっぱり活用形がいっぱいあるのが「うわ~」って感じだった。でも色んな言語をやってきた著者が、「それでもイタリア語は学びやすい」というのだから、やっぱり学びやすい言語ということになるらしい。近過去形と遠過去形というのが面白いと思った。南部が保守的で、言語面でも遠過去形などの古い用法をまだ用いるけれども、イタリア語全体としては北部の用法が優勢になっている、というのも印象的だった。今回、イタリアに旅行するのでこの本を読んだが、方言もナポリとローマでは全然違うらしいが、その言葉の違いを感じるまでになれば旅行も少し面白かったかもしれない。語源的な話で、ciaoがヴェネツィアでもともと奴隷を表す、とか、英語にもなっているghettoやlavaがそれぞれヴェネツィア方言、ナポリ方言からの単語、というのも面白い。
(11/10/08)