安積陽子のレビュー一覧
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ニューヨークという舞台で外見コンサルティングを、している著者の立場から、ビジネスからカジュアルシーンに至るまで、一流の外見力というものをいかに演出するかについて、非常に具体的な視点から書かれた本。特に小柄で損をしがちなアジア人として、この外見力を鍛えて欧米人に引けを取らずにビジネス現場で立ち向かうためにも押さえておくべき観点が多い。身だしなみから姿勢、歩き方、ボイストレーニングからスーツの着こなしまで観点が多いが、特に印象に残ったのは、自分の理想の印象と現実の自分の外見がもたらす印象を比較して、そこのギャップを埋めるために何できるか、という観点である。面倒くさがらずに自分の外見と向き合うことで
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ネタバレ多様性のある場では、「見た目」や「仕草」は非言語コミュニケーションである。
1.服装は、自分をどうみせたいかではなく、他人からどう見えるか
①地位や立場、経済的余裕度合いが伝わる
②知性(ルールを知っているかどうか)が伝わる
③自分の存在感を示す
2.相手、その場への敬意を表す
①リーダーとしての格
②多民族国家では名刺代わり、外見で判断される
3.無用な摩擦を避ける
①自信と余裕を相手に感じさせる
②細部へのこだわりで隙を見せない(脇が甘いとみられない)
③美学、哲学が伝わる
お役立ち
お勧めの靴下
グンゼのSEEK ロングホーズソックス -
国際ビジネスマンには必携の書
1月26日の日経新聞の広告を見て、面白そうなタイトルに惹かれて週末に一気に読んでみた。具体的な事例が多く、実践的でわかりやすい本である。
大手企業の国際部門に30年在籍し、現地法人に経営トップとして3度の海外勤務を経験した。企業買収や各国政府の投資部門や貿易部門との交渉、業界の国際会議への代表出席も数多く体験した。
服装のTPOや立ち居振る舞いについては十分わかっているつもりでいた。しかしこの本を通して日本の常識と欧米の常識の違いや差を気が付かされた。国際ビジネスマンとして素直に読んでみれば
著者の指摘はするどく新たに学ぶべき点は随所にあった。 -
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この本を読み終わって真っ先に思い浮かんだのは、プリティウーマンでジュリアロバーツが娼婦の格好をして行ったら最初は服を売ってもらえなったのに、のちにちゃんとした格好したら対応してもらえたあのシーンです。
向こうでは名刺を渡す習慣が日本より少なかったり、多民族国家なので服装によって相手を判断する文化がある為、暗黙の了解である服装のマナーを分かってないと相手にされないのですね。つまり他者目線の装いが必要
特に納得したのは女性アナウンサーと女性政治家の服装に対する項目です。指摘した通り日本のアナウンサーは格好やメイク、髪型に至るまでとても報道機関に携わる格好ではないのは確か。しかもこんな格好がまかり通 -
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ヨーロッパなどの良いところの子女は、ファストファッションでも吟味して購入する。それは小さなころから服育がしっかりされているから。
気になったフレーズ
・服育の4要素「身だしなみ」「服選び」「着こなし」「身のこなし」
・私たちの視線は、テクスチャーのあるものとスムースものを同時に見た際は、テクスチャーのほうに視線が引き寄せられます。天然パーマの子どもが神の特徴を活かしたいならば、表面がスムースな素材の服をトップスとして着ると、スムースな髪質にはないテクスチャータイプ特有のふんわり感を演出することができます。一方で、このタイプの人が髪質のダメージを気にしているのであれば、洋服にもテクスチャー -
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中年から老年に差し掛かり、これまで自分が着る服に頓着したことがなかったことに気づいた。いや、まぁ、多少は好みとかはないではないけれども、男児たるもの如何なる服装をすべきか、という問いである。
でまあ、コンセプトとしては英国調で田舎紳士風が良かろうと思って勉強を始めると、これがまた奥も深ければ、まとまった書籍もあまりない。「紳士服を嗜む」は名著であり定番であるとは思うけど、あれを頭からゴリゴリ読み込むのも大変に辛い。辛いというからには試してみたことは誉めてやりたいが、最初に読む本ではなかろう。ということでもう少し入門的なものを探して出会ったのが本書である。
本書は格段に読みやすく、近年の首相その